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なぜあんなに好きだった教員を辞めたのか

みなさんこんにちは。令和5年3月31日をもって教員を辞めました、よっしーです。
本来ならこの時期、新年度の準備に向けて忙しい日々を過ごしているのですが、非常勤講師になった今、時間を持て余しています。

今日はあんなにも好きだった学校の先生をどうして辞めてしまったのか書いてみようと思います。

1,「人の成長を支えたい」教員を志した理由

そもそも僕がなぜ教員になりたいと思ったのかというと、「人の成長を支える仕事がしたい」と思ったからです。きっかけを書こうとすると10,000字くらい必要になりそうなのでここでは割愛させていただきます。

実際に教員になってみて、もちろん大変なことはたくさんありましたが本当に素晴らしい仕事だと思いました。ふとしたことで子どもの笑顔に癒されたり、ひょんなことで親御さんから感謝されたり、人の成長を支えるつもりが、教育現場では教えることより教わることのほうがたくさんありました。

2,大切なものを大切にしたい

「このままでいいのだろうか?」漠然とした不安を教員になって2年目あたりから覚え始めました。「教員はブラック」ここ数年でよく言われるようになりましたが、実際にこの仕事はブラックだと思うことが多々ありました。勤務時間の長さ、残業代が出ない、土日も拘束される…詳しくはまた別の投稿で触れようと思います。

結論、教員を続けていると「大切なものを大切にできない瞬間」がくると思ったのが教員を辞めた一番の理由です。

仕事というのはついつい合理的な理由として使われてしまっている気がします。

「友達と会いたいけれども仕事があるから時間がつくれない…」
「家族と過ごしたいけど会社に行かなければならない…」
「残業が多くて睡眠時間を確保できない…」

世の中、仕事よりも大切なことはたくさんあると思います。家族、健康、時間、交友関係…これらのものが今のままでは大切にできないと思いました。

3,本当の仕事の選び方とは?

ざっくりではありますがこのような経緯で、この春に教員を辞めることを決断しました。

話は変わりますがみなさんは「本当の仕事の選び方」とはなんだと思いますか?
僕は「自分の好きなこと、やりたいことを仕事にする」のが幸せな働き方だと思っていました。ところがもしかしたらこれは僕の勘違いだったのかもしれません。

「好きな仕事、やりたい仕事」を選ぶのではなく「やりたいことができるための仕事」を選ぶことが大切だよ、とあるとき言われました。

みなさんは旅行をするとき何から決めますか?
おそらく多くの人が行き先を決めると思います。
次は何を決めるでしょうか?
当然、どうやってそこまで行くかを決まると思います。

例えばハワイに行こうとなったらもちろん飛行機で行くと思います。
もしここで「俺は車が大好きだからハワイまで車で行く!」という人がいたらどう思いますか?(→がんばれー

あなたは仕事を「目的」と「手段」どちらと捉えていますか?
仕事自体に喜びを見出すか、
自分らしい生き方を実現する「手段」として仕事を捉えるか、
これはその人の価値観によって見方が変わるかもしれません。

僕は今でも「好きな仕事はなんですか?」と言われたら「学校の先生」と即答するくらいには教員が好きです。ただ、仕事を「目的」ではなく自分らしい生き方を実現する「手段」として最近は考えています。

もしかしたらまた教員に戻ることもあるかもしれませんが、今は自分自身の生き方を見直していこうと考えています。

それでは今回はこの辺りで失礼します!


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