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「魅せ所は今」2年 青木駿

平素よりお世話になっております。横浜国立大学経済学部の青木駿です。
 
今からサッカーについて散々書いていくのでその前に、サッカー以外について一年間振り返りたいと思います。一年生の時は全てにおいて良くも悪くも真面目だった反動で、二年生では若干サボるようになってしまいました。授業やバイトで自分の評価が変わらないくらいの良い感じのラインを攻めたサボりができるようになってしまいました。意外と必要な処世術だと思います。遊びでもいろいろな所に行きました。この一年で、ディズニーは実家より多く行きました。タートルトークのクラッシュは母親の顔より多く見ました。やり残したことは自分の運転でドライブすることなので早く免許センターに行ってきます。(自動車学校の過程は終わっています。)私生活が充実してこそ大学生だと思うので引き続き私生活も全力で取り組んでいきます。
 
前置きはここまでで、今回はサッカーへの思い、一年前のシーズンが始まってから今に至るまでの自分の気持ち、及び行動の変化について述べたいと思います。是非最後までお付き合いください。
 
一年前、新シーズンが始まった時、私は一年間思うように試合に出ることが出来なくて悔しい気持ちを持っていました。一年次の私のメインのカテゴリーはサタデーリーグでした。開幕戦はサタデーBのベンチでしたが、最終的にはサタデーAのスタメンになれたことは良かったです。ただ、県リーグにも主力として出場したいと思っていたので、出場試合が最終節の防衛大戦の後半途中からという結果には満足しませんでした。そのため、新シーズンが始まってからは、Aチームのスタメンで出場したいという思いを持って取り組んでいました。

公式戦が始まるまでの期間、必死になってスタメンを奪いに行くという気持ちで取り組んでいました。実際に県知事杯、アミノ予選はスタメンで出場することが出来ました。その結果、新シーズンが始まって二、三ヶ月しか経っていないのに、現状に満足している自分がいました。目標であったスタメン出場を達成できてから新しい目標も立てずにスタメンで居続けさえすれば良いと思い、取り組むようになっていました。気持ちの面でも、自分が試合に出るための自分のプレーが重要で、仲間のために声を出そうなどの思いはあまり無く、他の人が声を出しているから自分もやろうという思いでやっていました。自発的な行動ではなく受動的な行動でした。
また、一年時の、スタメンを必死に取りに行っていた頃のような貪欲さは失われつつあったと思います。その後も県リーグ春もスタメンで出場することが出来ましたが、スタメン出場以外の目標はなく、現状維持だけを頑張っていました。
 
県リーグ中断期間中、首脳としての準備が少しずつ始まった頃、ものの見方をチーム視点で考え始めました。そんな中、周りの先輩方や、同期、後輩達が神大、専修に勝つためにひたむきに努力を重ね、誰よりも声を出している姿を見ました。周りの選手達は普段とやっている事は変わらないのに自分の受け取り方が変わりました。自分は何をしているのだろうか。周りとのギャップに自分の弱さ、愚かさを知りました。自分が一年時、誰よりも声を出してチームを盛り上げていた当時の四年生、三年生の姿を見て、憧れを持って自分もいつかこうなりたいと思っていたのに自分に何も還元出来ていないことに気が付きました。やらせられていることは意味が無く、自発的にやらなければ意味が無いと思いました。それに加えて、周りに影響を与えられる人にならないといけないと思いました。
 
そこから、秋リーグに向けて自分も憧れの先輩方のような人になるため、そして、チームの勝利のために今までとは格別の思いを持って取り組み始めました。練習中に声を出す、仲間を鼓舞する、球際で負けない、1体1で抜かれない、試合の勝利のために基本的なことを徹底しました。当たり前の事ですが、最初から全てを完璧にこなすことは出来ませんでした。軽いプレーも何回かしてしまいました。そういう時に先輩(沖さん、啓介さんなど)から指摘を受け、まだまだ自分は足りていないと感じ、全て自分のエネルギーにし、気合いを入れ直すことができました。秋リーグはこの気持ちを持ったまま継続してプレーすることが出来ました。試合で勝てなかったり、レッドカードを貰ったり思うような結果が出なくてもひたむきに努力しました。
 
そして迎えたプレーオフ戦、私は今までで一番チームのために走り、声をかけ、仲間を鼓舞し、最後まで足を出して体をはって戦いました。とても楽しかったです。しかし、結果は負け。自分を含め、仲間全員が全力を出したけど勝てなかった結果に今のままではまだまだ足りない。そう感じました。自分がチームを引っ張って今回の敗北を糧に、横国サッカー部を勝利に導ける選手にならなければならないと再確認出来ました。
また、この試合を通して横国サッカー部の強みを認識することができました。それは代が変わってもパッションが受け継がれている点です。
一人一人がハードワークしてチームとして勝とうとする戦い方。試合前のベンチでのやってやるぞという独特の雰囲気。エンジンからの試合の入りの戦い方は素晴らしかったです。相手チームは高校の時少し上手だった選手ばかりで自分たちと戦う時になめた雰囲気でかかってきますが、私たちはチャレンジャー精神を忘れず、一丸になることができます。これを絶やさずに継続することも自分の役割であり、試合で勝つために必要であると思いました。
 
私はこの一年間で人間として大きく成長できたと思います。まず上を目指し続けるメンタルを養えたこと。次にチームの一員としての役割を学べたこと。最後に全力で挑戦することの楽しさを知れたことです。
 
今シーズンは、自分が得たものを魅せていく年になると思います。今までのように自分の甘さを指摘してくれる人は少なくなると思います。そのような環境でも自分自身で自分を律し、後輩達にも伝えていかなければいけないと思います。新シーズンが始まってまだ序盤、自分との戦いは始まったばかりです。自分がまず背中で見せ、頼りがいがあり、信頼のおける先輩になる。そして、チームを引っ張り、勝利に導く。これらを成し遂げたいと思います。
 
個人としては成長した姿を見せ、今年の駿は違うなと思ってもらえるように。チームとしても勝利を重ね、創部初の関東昇格を目指して貪欲に戦っていきます。
 
最後になりますが、横浜国立大学体育会サッカー部を応援して下さる、OBの皆様、スポンサー様にも感謝申し上げます。横国サッカーを貫き、精一杯戦って参りますので、ご支援のほどよろしくお願いします。
 
 
横浜国立大学体育会サッカー部 副主将 青木駿

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