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「サバ味噌汁」と「道楽お祖父さん」

お祖父さんは道楽者の家具職人だった。
僕が物心ついた頃には車椅子で生活していたのですが、聞けば若かりしころに釣りに熱中するあまり、橋から落ちて足を悪くしたのだそうだ。まさに筋金入りの釣り道楽。

なるほど記憶を辿るとたいてい筆を持っているか(ベッドで鯉の絵ばかり描いていた)、竿を持っているか(車椅子でヘラブナ釣りに出かけていた)だったと記憶している。

また、会いにいくたびに「両手出せえ」と言われ、がま口をひっくり返し小銭を全部くれたことや、正月には除夜の鐘と同時に奮発したお年玉をくれたこと、
「洒落は足元から。くつはきれいにしておけえ。」と靴ばかり買ってくれたこと(玩具も欲しかった。)などが思い起こされる。

魚好きで銭に頓着が薄く靴みがきを習慣にしている僕のルーツはお祖父さんからのものなのかもしれない。(ちなみにお祖母さんは無類の猫好きである。)

日曜の朝の散歩では思いがけず古い記憶が蘇るものですが、思い出ぽろぽろ与太もほどほどに料理の話をすることにしましょう。

今日はサバ缶を使ったレシピを。

最近の我が家では、
白菜とエノキの味噌汁におろし生姜とサバ缶(水煮)を投入した
「サバ味噌汁」これが静かなブームです。

サバ缶が入ることで主役級のヴォリューム感が出て、栄養満点なお味噌汁に。これにご飯と漬物があれば大変結構。

また、サバ缶の旨味と生姜のキレが日本酒を呼ぶんですね。職場の上役がいつも言ってました「生姜には山廃が最高やもんね」と。

程よく旨味ものっていて、あとくちの潔さもある
「美田 辛醸」とか最高じゃないでしょうかね。

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機会があればお試しいただきたい料理、お酒であります。

さて、最後に【本日のグッドニュース】を。

「桜前線がゴール 稚内と釧路で開花」したそうです。
https://www.htb.co.jp/news/archives_11483.html

これで日本列島の皆様がもれなく桜の花を見た、という事になりますね。
来年こそは満開の桜のもとでゲラゲラと宴会をしたいものです。

では、また明日。

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