#14 📷X-PRO3 その3 背面液晶の故障と対策

2024年7月22日 00:05

noteを使うにあたって、なるべく批判的な事やネガティブな事は記事にしないようにしようと決めてはいたのだけれど、今回はカメラの不具合について書いていこうと思う。
素人の思いつきや憶測程度の物なので、エンターテイメント的な感じで捉えてくれたらと思う。
今回私の憶測原因を後述するが、あくまで憶測である。
デタラメを広げてメーカー様にお叱りを受けるような事はしたく無いので、私の想像である事とエンターテイメントのような感じで受け止めて貰えたらと言っておく。
メーカー様には日頃から感謝してカメラを使わせて貰っているので、不具合をテーマとはするが敬意を忘れないようにしたいと思う。

上記を理解して頂ける方はこの先へどうぞ。

X-PRO3はほんとに良いカメラなので、今回の記事を読んで気になった人は、ギズモード•ジャパンさんのYouTube動画を観てはどうだろうか？
最高の動画である。

関係無いけれど、今回はX-E4にマクロレンズを付けて撮影したものと、iPhone15proのマクロにて撮影したものとを混ぜてみた。

X-PRO3の背面液晶の故障について

このカメラの人気がどのくらいのものかわからないけれど、もしこれから買おうとしている人がいるのであれば、ネガキャンとなってしまうかもしれない。
このカメラで、背面液晶のケーブルが断線してモニターが映らなくなるというケースがちょこちょこあるようである。
海外では集団訴訟されているとかなんとか。
一応リンクを貼っておく。

https://digicame-info.com/2022/11/x-pro3-10.html

私も例に漏れずこの不具合に見舞われてしまい、中のモニターが映らなくなった。

幸いな事に小窓は生きていて、
中のモニターのみが映らなくなった。
逆のパターンもあるようで、
最終的には両方が映らなくなるようだ。

普段どのようにして背面モニターを使っていたか？

私はほとんどファインダーでの撮影をするスタイルなのだが、背面モニターを開く時がある。
それは動画撮影の時と、アイレベル以外での撮影の時だ。（地面スレスレから見上げるような撮影の場合はモニターを開ける)

話は逸れてしまうけれど、私がよくするX-PRO3の撮影方法はこちらの記事に載せているので良かったらどうぞ。

壊れた時の状況は？

友人と外出した時にそれは起きた。
忘れもしない、美味しい海鮮丼を食べに行った時だ。目当ての海鮮丼を上から撮り下ろす際にモニターを開けたのだがその時には写らなくなっていた。
最初はモニターの角度が30度以上開けたくらいで映らなくなっていたので、すぐに何かの接触不良だとわかった。
繰り返していると完全に映らなくなってしまった。
たぶん、このまま開け閉めを繰り返すと小窓すら映らなくなるだろう。

壊れた部分はどうなっていたか？

後日に、何が原因なのかカメラ本体を点検していたところ、背面モニター近くのケーブルに指で引っ掛かるような何かが出来ていたのでよく見たところ断線している感じであった。
ここで初めてネットで調べて、今回の故障の件について知るのであった。

マクロレンズにて撮影した。
右側が断線している。
つまり右側に中のモニターに関わる電線が
集約されているのだと思う。
小窓が先に壊れるパターンは
左側から断線しているのではないだろうかと予測してみる。

使用期間は、1年半程。動画撮影や知人に撮った写真を見せる時に開けていたのでかなりの頻度で開けていたと思う。
動画撮影の時は、全開180度開けていた。

開度90度。
ケーブルの部分が見えないがおそらく
カドとケーブルが触れるか触れないかくらいだと思う。

開度全開の180度。
後述するがこの時には、ケーブルが
モニターに押されてしまう。
たぶん、それ自体は問題無いはずだが….

何故断線するのか？

ここの原因についてはネットでも、ケーブルの耐久性〜のような話はあるものの確定的な情報はなかったように思う。
※あくまで私調べ

今回私の憶測原因を後述するが、あくまで憶測である。
デタラメを広げてメーカー様にお叱りを受けるような事はしたく無いので、私の想像である事とエンターテイメントのような感じで受け止めて貰えたらともう一度言っておく。

例のケーブルの耐久性がどうなのかはわからないが、普通はケーブルには曲げ半径というものが存在すると思う。（部品名がわからないが、おそらくフレキシブルケーブルみたいな感じではなかろうかと思う）
それは部品の供給メーカーから、許容曲げ半径を確認して設計者がそれ以上ケーブルが曲がらないようにしている筈である。CADなどのソフトウェアでモニターを開けた図面をつくりその時のケーブルの曲がり具合なんかも図面上で確認出来るようにしていると思う。加えて耐久テストもしていたのではないだろうかと思う。もちろん全て私の想像だ。

少し話は逸れるが、私は背面液晶が壊れた後、そのまま1年くらいは使い続けている。写真を撮る分には液晶が無くてもまだ何とかなるからと、修理してもまた起きるのではないのか？という理由で。
ただ、修理期間が終わるまでには修理に出したいとも思っている。
ちなみに、以前にネットサーフィンをした感じではだいたい4万円前後の費用が掛かるようだ。
1年くらい前に調べた時の情報なので今はわからない。最近修理したよ〜という人がいたら教えて欲しい。

それで、久しぶりにどうすれば修理に出した後に再発しなくなるのかカメラを舐め回すように見ていた時に気が付いたのである。

背面液晶を開き切った時にケーブルとモニターが接触するのだが、その部分はエッジが立っているのである。エッジというかカドがたつというか、今手元にX-PRO3を持っている人は指でなぞってみて欲しい。
私の個体だけなのかもしれないが、指が引っ掛かる感じがするのだ。

そのカドの部分がケーブルの断線部分にピッタリだった….。

この部分が、90度以上開くとケーブルに触れるのだが
指で触るとカドが立っていて指が引っ掛かる。

わかりにくいかもしれないので赤丸で示してみた。
バリがあるような感じではないのだが、
ここが指で引っ掛かるくらい尖っている。
モニターを開くと赤矢印の様な形でケーブルに覆い被さる。

開度180度を内側から。
まだ切れていない左側。
こう見るとカドの部分が気になる。

開度160度ぐらいの内側から。
もう切れている右側。
撮影の関係でわかりにくいがカドの部分と断面がピッタリ。

全開に開けるとカドがピッタリ。
切れ端が奥にいってしまったので
ちょっとわかりにくいかもしれない。
ちなみに赤色の線がカドの部分である。

断定はできないけど、私はここが怪しいと思った。

原因から対策はどうするか？

何パターンか書き出してみる。

①ケーブルとモニターが接触しない角度までしか開かないように注意する。

今見た限りだと90度で、ケーブルと当たるか当たらないかぐらいに見える。断線を経験した人は90度以上開けている事が多いのではないだろうか？
情報を求む。

②カドの部分にテープを貼り、ケーブルへの負担を減らす。

すぐ出来て現実的なのはコレくらいしか出来ないと思う。
テープの厚み分ケーブルが動くことになるが、カドに当たるのとどちらが良いかはわからない。
やろうとするのであれば自己責任でお願いしたい。
テープを貼った後は触ってみて尖り具合を確認してみた方がいいかもしれない。

わかりやすく半分張ってみた。
百均のマスキングテープを試しにと。
表面がツルツルした物がいいと思う。
一応電線なので、導通しないような
テープを選んだ方がいいと思う。

③モニターのカド部分を削る。

カメラ自体に傷を入れるのは嫌なのだが、削れば解決しそうな気がする….のだ。
削る時は粉がカメラ内部に入らないようにと、電線に傷を付けないように注意が必要だ。
私はモニターの修理に出したら削ってみようと思っている。このカメラを売る気は無いので、使い潰すつもりだ。
それで、もし削るのであれば、削った場所を最後テープなりで表面を守るようにしよう。目では見えなくてもでこぼこしてしまうと思われるので。
あとは、防塵防滴のシーリングが施されている可能性もあるので削りながら様子を見る必要はあるかもしれない。

真似はしないように…..
する人居ないと思うけど

何ヶ月後か何年後かわからないけれど、削った際にはまた追記するなり記事にしてみようと思う。

まとめ

まとめると私の想像としては、ケーブルの曲げ半径は設計の想定内だが、モニターのカドの立ち具合が想定外だったのでは無いかと思う。
それゆえに、ケーブルに対してカドの部分がダメージを与える事で開け閉めする内に断線へと繋がっていく。
対策としては、カドを覆うか、削ってケーブルに当たらなくするか（もしくは丸みを帯させてあたり面をソフトにするか）
私の想像通りであれば、対策さえしてしまえばモニターの故障から解放されるはずである。

何度も言うが、これはあくまで私の想像なので責任は持てない。

知ってる情報しか無かったという人には申し訳ない記事にはなったと思う。
原因も憶測で、対策もざっくりとしている上に効果は確約できないので。

最後に

私の場合は、背面液晶が無くても、ハイブリッドビューファインダーがあるので、撮影やメニューが開れるし光学ファインダーも使えるという点で、leica M-Dよりは実用的なモニターレスカメラとして重宝している。（leica M-Dを持っている訳ではない）
本家は設定を変えるのにスマホと連動しないといけないみたいなのを見た事あるが、X-PRO3はEVFがあるので設定を変えることも案外すぐに出来る。
もちろんモニターよりは不便だけど。

背面液晶をテープで塞いで使っていたり。
正直あまり困っては居なかったのだが、
動画撮影だけはどうしてもファインダーを見ながらだと
危ないので、動画の撮影だけはやりにくかった。

撮った写真を再生する時はファインダーを覗いて見るような形になるので、家族友人に見せる時はファインダーを覗くような形となっている。

片目を閉じてファインダーを覗きながら「わーキレーイ！」とか「綺麗に取れてるじゃん！」なんて見る人見る人が笑ってくれている。カメラに興味がない人でもそうせざるを得ないからなのだけど。

それでもそんな姿を側から見ると、宝箱を覗き込む子供のような微笑ましいさがあるのでこれはこれで好きである。
写真を再生する時モニターで確認する人が殆どだと思うけれど、たまにはファインダーの中で写真を見てみても良いかもしれない。
最近は、私にとって映画のスクリーンみたいに感じられる。

とはいえ、やはり背面モニターが無いと不便な事もあるので修理期間が終わるまでには、修理に出さなければいけないなぁと思いつつ今回の記事を書いた次第である。
いきなり修理受付終了することは無いと思うが、早めに受けたいと思っている。

適当に締めたところで、今回は終わりにしたいと思う。
読んで頂きありがとうございました。