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浦和レッズ 2019シーズン総括

最終戦から数日たち、みなさんも幾分か気持ちが落ち着いたと思います。僕もだいぶ落ち着きました。嘘です。落ち着いてません。

とりあえず今シーズンを振り返ってみましょう。

浦和レッズ 2019シーズン 最終結果

Jリーグ
14位
勝ち点37 9勝10分15敗 34得点 50失点 得失点差-15

ゼロックススーパーカップ
川崎フロンターレ相手に敗北

AFCチャンピオンズリーグ (ACL)
グループリーグ2位突破
勝ち点10 3勝1分2敗 9得点 4失点 得失点差5

決勝トーナメント
決勝でアル・ヒラルに破れ準優勝

ルヴァンカップ
ACL出場のためグループリーグ免除

決勝トーナメント
1回戦で鹿島アントラーズに敗れ、敗退。

天皇杯
4回戦でHonda FCに敗れ、敗退。

今シーズンの結果を受けて

まぁ周知の事実ですが、今年の浦和は散々な結果でした。リーグ戦では最後の最後まで残留争い。勝ち進んだACLでは決勝戦で圧倒的な力の差を見せつけられ完敗、その他カップ戦ではかすりもせず。

こうなってしまった原因は様々な面があると思いますが、1番大きいのはオリヴェイラ監督の解任、でしょうか。

なぜオリヴェイラ監督は解任されたのか?

まず、成績が振るわない。解任のタイミングで5勝2分6敗の11位。
今シーズンの目標をACL優勝とリーグ優勝の2冠を掲げてたチームとしては不甲斐ない結果です。

主力選手の怪我により、オプションとして考えていたであろう4バックは正式運用とまではいかなかった。これに関しては少し可哀想なところです。

ここからは憶測になりますが、求心力の低下はあったと思います。
選手の大槻さんへの信頼度が高まったのを恐れたのか。
大槻さんと仕事がしたくない旨をフロントに伝え、大槻さんは事実上の解任。大槻さんは海外のプロジェクトの担当となりました。

本当のところはどうなのかわかりませんが、個人的にはもう少しうまくやれなかったのかなとは思います。

そんなこんなで浦和のフロントはオリヴェイラを解任、大槻組長と心中の道を選びました。

それでも振るわない結果

昨年の暫定大槻体制の時は無敗だったわけで。大槻監督に少し期待していた方も多いのでは。自分も少し期待してたところはありました。

蓋を開けてみれば、リーグでは全く成績が振るわず。
残留争いに巻き込まれ、最終節にしてなんとか残留を確定させました。

それに反してACLでは決勝トーナメントで勝ち進み、決勝で惜しくも敗退。
結果だけ見ればこちらは惜しかったと言えるでしょう。

大槻サッカーは何がしたいのか

これに関しては様々な考えがあります。
自論としては、戦術分析とかに正解は無いと思ってます。
正解を知ってるのは監督自身だけなんで。

大槻監督は分析官出身ということで、いわゆるリアクションサッカーを志向していると思います。
これが大槻監督に「戦術が無い」と言われる1つの理由かと。

リアクションサッカーは相手の戦術、試合展開に合わせて自分たちのサッカーを展開すること。

じゃあなぜ勝てなかったのか?

これには様々な要因があると思います。

まず大きな要因が主力選手の多くが「ミシャサッカーの遺産」ということ。
次に、オフシーズンの補強。
さらに、大槻監督としての経験値。

というところでしょうか。まだまだ掘れば掘るほどあると思いますが。

まず1つ目のミシャサッカーの遺産。
これはみなさんよくわかるでしょう。ミシャサッカー、つまり自分達でボールを保持し、相手を揺さぶるポゼッションサッカー。
その選手達にいきなり、「今日は引いて守ってカウンターだ!」と言っても上手くいかないのは明白でしょう。

2つ目のオフシーズンの補強。
これには監督交代も関わってきます。
オリヴェイラは4バックを好む監督。その4バックを運用する前提で補強したのですから、3-4-2-1にハマるという点では難しいでしょう。
山中はWBよりSB。杉本は1トップより2トップ。大輔先生はハマってくれましたが。
「3-4-2-1は配置的に難しい!」となっても簡単に4バックにできないのはこういう所かと。(4バックがというより、その前、中盤などの配置が上手くできない。)

3つ目の大槻さんの監督としての経験値。
これはぶっちゃけ難しいと思います。だってトップでの監督経験が無いんですもの。
試合の入り、どのタイミングで策を打つか、勝ち逃げするためにはどうしたらいいか。いわゆるゲームマネジメントの点になるかと思います。

柏木の怪我、リーグ戦は勝てないがACLでは勝てているという妙、クラブへの求心力の低下
まだまだ様々な要因があると思います。

個人的にACLで勝ててたのは選手のメンタル、ひいてはサポーターの力だと思ってます。ふざけてないです。笑
サッカーは最終的にメンタルスポーツ、深層心理のスポーツだと思ってます。 ACLでは勝てる!うちらは強い!という選手とサポーターの意識が選手たちに響いていたのではと。

茨城の方の外国のチームが強くあり続けられる理由はここにもあるらしいです。知らんけど。

まとめ

とりあえず超絶最低限のJ1残留は達成しました。
どんな形であれトップカテゴリーに残れたのはシンプルにでかいと思います。

自分でこのnoteを書きながらやっぱり浦和のフロントはブレブレだなぁと感じています。そこらへんの課題把握はできてるみたいなんですけどね。ソリューションに対するアプローチが悪いとしか。

来シーズンに向けて、森脇と岩館の退団、大槻監督の続投、土田SDと西野TDの就任が決まったり。
もう少ししたら移籍情報なども出てくると思います。
ここらへんの来シーズンの展望はまた別に投稿します。


ジーノさんが今年の浦和をより戦術的にまとめています。わかりやすいです。よろしければ。

このnoteを書くにあたって、96さん(@urawareds96)のツイート等を少々参考にしてます。96さんのクオリティの高いまとめ記事読みたいなぁ...

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