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【2025年クラシック候補診断File③】  クロワデュノール

2025年クラシックに向けて有力馬候補を挙げる企画の第三弾。
完全に私の独断と偏見の視点で点数をつけていますのでその点はご了承くださいw
前回、前々回と牝馬を取り上げましたので、今回は牡馬のクラシック候補としてクロワデュノールを診断してみたいと思います。

【基本データ】
6月9日(日)
東京5R メイクデビュー
芝1800m 11頭 良馬場

勝ち馬 クロワデュノール
父 キタサンブラック
母 ライジングクロス(母父 Cape Cross)
騎手 北村友一
厩舎 斉藤崇史(栗東)
生産 ノーザンファーム
馬主 サンデーレーシング


血統


母はイギリスオークス2着、アイルランドオークス3着。

半姉アースライズ(父マンハッタンカフェ)が3勝
半姉ミッキークロス(父ハーツクライ)が2勝

直近ではそれ以外の兄弟で勝ち上がりは無く、強調材料は乏しい。
配合的には特に評価する点はない。

評価:6点 ★★★★★★☆☆☆☆

厩舎力

関西で新進気鋭の斉藤崇厩舎所属。
2019年から毎年重賞を勝利し、クラシック期間ではクロノジェネシスで秋華賞、ラウダシオンでNHKマイルC、キラーアビリティでホープフルSを勝利している。
この厩舎はスピードタイプの馬より中・長距離に強い馬を育てるイメージなのでこの馬には合いそう。

評価:8点 ★★★★★★★★☆☆

タイムレベル


勝ちタイム 1:46.7(良馬場)
前半4F 49.4
上り4F 45.4(後傾ラップ)
上り3F 33.9
ラップタイム
13.1 - 11.4 - 12.4 - 12.5 - 11.9 - 11.5 - 11.3 - 11.1 - 11.5

勝ちタイム1:46.7は東京競馬場芝1800m新馬戦の過去最速タイム
何より驚愕なのは上り5F57.3秒でオール11秒台のラップでまとめているところ。早めに仕掛けてこのスピードの持続力と最後にラップが落ちないスタミナ能力は超優秀でこの時点でGⅡは楽に勝てるレベル。
東京芝マイル以上の新馬戦で上り4F46秒切りは今年の皐月賞馬ジャスティンミラノなど活躍馬が多数出ており、この馬の4F45.4は過去の名馬のラップと比べても遜色ない
これは文句なく満点評価としたい。

評価:10点満点 ★★★★★★★★★★

メンバーレベル


2着に敗れたアルレッキーノも通常の年なら新馬→重賞を楽に勝てる馬で今回は相手が悪かった。
6着に敗れたニシノタンギーが次走福島の未勝利戦を勝利したようにメンバーレベルはかなり高かったと思う。

評価:8点 ★★★★★★★★☆☆

将来性

このラップタイムを見れば将来性は十分。
しいて不安要素を挙げるならパドックで暴れていたように気性爆発の可能性があること。
それと騎手がレース後に「瞬発力勝負では分が悪いから早めに仕掛けた」と語っていたようにスローの瞬発力戦では取りこぼす可能性は否めないところだけ。
斉藤崇厩舎でノーザンしがらきのバックアップなら今後のレース選択も間違えないでしょう。

評価:9点 ★★★★★★★★★☆

馬券の狙い目


『Mの法則』でみるとキタサンブラック産駒はL系と呼ばれ、外枠や自分のペースで走るなどスムーズな競馬であれば力を発揮する馬が多い
クロワデュノールも新馬戦では外目の6枠、後入れの偶数番、少頭数で先行とスムーズにレースができたのは事実。
新馬戦で1800mを使ったので王道コースでいえば秋は東京スポーツ杯2歳SからホープフルSを目指すと思われるが、馬券で狙うなら内枠に入り馬群で揉まれ瞬発力勝負で取りこぼすと思われるときに狙ってみたい
ただ、仮に東スポ杯に出走してコントレイルのようにぶっちぎって勝つようなことがあれば、来年の牡馬クラシックは決まりと断言してしまうぐらいの能力は秘めている、と私は思っています。

あと、この馬の大きなポイントは騎手。
ルメール騎手や川田騎手のように乗るだけで人気になってしまう騎手もいますが、北村友一騎手は実力の割には過小評価されやすい。
無敗ならともかく、一度敗戦すれば鞍上評価も含めてオッズ妙味がでるタイプ。
敗戦後の「騎手を変えろ!」などと喚き散らす外野の声は無視してw
北村騎手に乗り続けてもらい、人気が落ちたが適性があるレースで狙ってみたい。



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