セブンイレブンの「n」はなぜ小文字なのか?
セブンイレブンのフードコートで一休みしていたときのこと。
ふとセブンイレブンのロゴが目に入ってきた。
「7-ELEVEn」
ん?そーいえば、なんでnだけ小文字?
今まで何度も目にしてきたセブンイレブンの看板。全く気にも留めなかったが、その時は妙に気になってしまい、調べてみた。なぜセブンイレブンのnは小文字なのか。
なぜ小文字?
結論からいうと、「良くわかっていない」という。
いやわからんのかい!!
セブンイレブンで働く人たちですら、良くわからないんだと。作られたのが昔すぎて、それがちゃんと伝承されていなかったとかなんとか。これはもう迷宮入りですね。
ただ、nが小文字なのは、2つの説があるという。それは、
・nが小文字の方が、丸みがあって親しみやすいから
・7-ELEVENだと商標登録できなかったから
というもの。
うーん、前者だと「じゃあ全部小文字でよくね?」とも思ってしまう。もう少し調べてみると、実はセブンイレブンジャパンのホームページでは、最初は「7-ELEVEN」だったことが判明。(こちら)
ただ、「店名を7-Elevenへ」とも書いてあり、何が正なのかよくわからん。ロゴについては迷宮入りだが、セブンイレブンの歴史を少し学ぶことができたので、ついでに紹介してみたいと思う。
元は「氷販売店」だった
もともとは、氷を専門に扱うお店だったらしい。へー、意外。
初期の名前は「トーテム・ストア」。由来は、店先にトーテムポールが建てられていたかららしい。
(え、、これ?)
そこから、「もっと色んなものを置いてほしい」という利用者の声を聞き、食品や日用品を置くようになった、とのこと。
そして、1946年。
名前を「7-ELEVEN」に変更。由来は、朝7時から夜11時までやっているから、というなんともシンプルな理由。
因みにセブンイレブンの名前の由来は、僕は小学生のころにセブンイレブンで働くおばさんに聞いたことがあった。今思えば、セブンイレブンで働いているから、セブンイレブンのことは知ってるだろうと思って聞いたけど、ただのパートのおばちゃんだったんだよなぁ、、よく知ってたな。
日本最初のセブンイレブン
日本にセブンイレブンが誕生したのは、1974年。場所は東京都台東区豊洲。
24時間営業は、1975年に福島県郡山市の「セブンイレブン虎丸店」で実験的に開始されたらしい。
その検証結果から、「長時間営業すればするほど売上が伸びる」というデータがとれ、全国的に24時間営業になったと。
1975年ということは、うちの母親が高校生くらいのときか。
今の当たり前が、自分の子ども世代には当たり前じゃなくなることなんて、たくさんあるんだろうなぁ。
「え、イヤホンってワイヤレス以外あんの?」とか。
商標登録
nが小文字の理由説のひとつに「商標登録ができなかったから」とあったが、そもそも商標登録ってどんな基準があるんだろう。
気になったのでちょっと調べてみた。(こちら)
大きく分けると3つがアウト。
1. 自己と他人の商品・役務(サービス)とを区別することができないもの
2. 公共の機関の標章と紛らわしい等公益性に反するもの
3. 他人の登録商標や周知・著名商標等と紛らわしいもの
今回のセブンイレブンの例で言えば、「自己と他人の商品・役務(サービス)とを区別することができないもの」の中にある「極めて簡単で、かつ、ありふれた標章のみからなる商標(商標法第3条第1項第5号)」に当てはまるものだと思われる。
例えば、「あ」みたいな1文字のみとか、数字のみとかもダメらしい。その結果、「7-ELEVEN」だと単なる数字の羅列と同じであると判断され、nを小文字にしたということ。
調べた結果。
何の深い意味はありませんでした。以上。