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早朝日記


★ 10月24日 土曜日 晴れ

朝5時半過ぎ、散歩に出る。

外は暗く、少し肌寒い。
放射冷却か。雲一つなく晴れて、
星がくっきり見える。

北天には、柄杓の柄を下にした北斗七星。
東の空には、ひときわ明るい金星。
西寄りの上空には、オリオン座があった。

今朝も秋の澄んだ空
だが、
LEDの街灯が、一番星以上に
はっきりしすぎている。

★ 10月25日 日曜日 晴れ
夕方の散歩が、一日のリセットとしたら、
早朝の散歩は、起動のためのウォーミングアップか。

今朝も、晴天の星空。
くっきり輝く金星を見ながら思った。

星にまつわる歌は実に多い。
星は何でも知っている、夜空の星、星娘、
星に願いを、星に祈りを・・・・

古いの、ばっかりだけれど、古いついでに、
古関裕而作曲の「今週の明星」があった。

日曜夜のラジオ歌謡番組のオープニング曲で、
これこそ、歌の力で贈るエールの歌ではなかろうか。

★ 10月26日 月曜日 晴れ
今朝もよく晴れ、東の黒い山影の上に
ひときわ明るい金星が出ていた。

どこまでもずっとついて来る。

昔、銭湯の帰りに、まん丸い月が、
どこまでもついて来るのを不思議に思ったが、

今なら、そのわけが分かる。
簡単に言えば、遠くのものほど、
視角がゼロに近くなるので、
位置を変えてみても、変化がなく、
ほぼ同じ位置に見える。

といっても、よくわからないので
図を見てください。

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人が、AからBへ移動しながら、
Cにある物体と、
それよりも遠い、Fにある物体を見るとします。

A点では、Cは、Dにあるように見え、
同様に、B点では、Eにあるように見えます。

だからCにある物体は、
人がAからBへ移動する間、
DからEへ位置を変えたように見えます。

これとまったく同じように、
Cよりも遠いところにあるFの物体は、
GからHに向かって位置を変えて見えます。

遠いところにある物体ほど、位置の変化が少なく、
もしもこれが、天文学的にずっと遠いところにある物体となると、
ほとんど位置の変化がない。

つまり、どんなに人が移動しようと、
ほぼ同じ位置にあるように見え、

満月が、どこまでも、ついて来るといったような
感じを抱くことになります。

★10月27日 火曜日 晴れ
連日、秋晴れの朝。
雲一つない。
が、
上空のオリオン座を除いては
金星だけが一つ、東の空に燦然と光り輝いている。
まるで金ボタン。

暁の明星、金のヴィーナスといわれるだけあって、
やはり美しい。

朝一番、
守護神のように見守ってくれている
と思うのも自由。

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