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【山本健一】2019.12.01 東京エンデューロ 3時間ソロ

DNF

レースに出て勝てる数の方が圧倒的に少ない。すなわちレポート=ほとんどが敗者の弁になってる。この蓄積が必ず実を結ぶのだという気持ちで綴るのが、唯一の執筆するモチベーションともいえる。

この時期は、市民レーサーにとってツール・ド・おきなわの2週間後。気が抜けているか、心機一転トレーニングに打ち込んでいるか、そんな2通りの選手にわかれる。幸いにして後者でトレーニングを継続した結果、おきなわ当日よりもコンディションがなぜか良さそう。まあ沖縄での刺激の後、レストして、レースを2週続けて走っているので自然と体のキレは良くなっていると言うことだろう。

試走でも手応えがあり最前列に並ぶ。気温は低いが日差しが強いことを考慮し、薄着で行く。レッグウォーマーを着用するとどうしても足の回りが悪く感じてしまう。集中していると忘れるけど。
ひたちなかは非常に良いコースレイアウトで、起伏は群馬CSCの1/2といったところ。上りは3箇所あるが、ゴール前以外は惰性で走れるので集団待機をしているとものすごく楽ができる。

レース前にどう走るかとチームメイトと話す。しかしレースで顔を合わせない強豪若手もいるので、なりゆきで前半から動きがあるなら躊躇なく行くと決めておく。やはり序盤からアタックがかかり、チームメイトでは石橋・高橋が積極的なチェックに。そして石橋くんは逆に仕掛けたりしているので、頼もしい。チームの枚数が多い湾岸ユナイテッドと我々が主導となってアタックorチェックに回る雰囲気になるが、東京都強化選手を中心にかなり強いメンバーだな、とこの辺りで感じる。繰り返しのアタックでスピードの上げ下げがあり強度が高いわりにはペースは速くない。しかし集団はそれほど小さくなっていない。

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そんな感じで数周をこなしペースが落ち着いたところで、単独でスルスルと上りで抜け出してみる。1分ほどすると湾岸の石橋選手が合流。2名で50:50で回しながら10〜18秒ほどの差を保って2周ほど走る。単独で1名、また1名とブリッジし4名に。

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3周目になると盟友・半澤選手、チームメイト・高見澤、優勝チームを含む数名が合流し、待ってましたのペースアップ。息もほどよく弾み、これからレース開始だねというタイミングに、Uターンで選手と接触してしまう。リアホイールに相手のフロントホイールが入ってしまったようで、スポークは折れ、ディスクローターが曲がりなすすべなく前転。相手選手は介抱をしてくれたが、レースに復帰してもらった。顔をしこたま打ってしまったし、自転車もそのような状態なのでその場でレースを降りる。

ああ(また)転んだな。機材も壊れて体も痛いし、続いることで根拠を探したり、一様の危機感もある、がしかし対相手としてはレースに出た時点でどちらの立場にもなりえるので恨みっこなし。こちらにも落ち度もあったのかもしれないし。

その逃げから3人が抜け出して、同チームでワンツーだったそうだ。カテゴリー別のソロ3位にキクが入ったが、逃げの根本を作り出した本人としては不完全燃焼で、チームにも申し訳がたたない。

往路復路はチームメイトとなかなかの珍道中で笑った。おかげでネガな気持ちにならずに済んだ。負けたけどトンカツ食って超回復を祈り、ダメ押しのZWIFTで1日を〆る。

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次戦はトラックレースか。平地担当として本領を発揮したいところ。



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