弁当を　サボって食べる　おにぎりの　ツナマヨネーズ　やさしい味

来る日も来る日も雨ばかり、もしかしてカラッと晴れた夏はどこか妄想の彼方に消えてしまったのか、疑わしい気持ちになる。
ところがどっこい、今日は晴れたので自然の手の上で転がっているのだな、私たちは。と思った。

学校での毎日は目まぐるしく過ぎていき、午前中があっという間に終わったと思ったら午後の授業もすぐ終わってしまう。
遠く感じていた定期テストはすぐやって来て、人生初の採点をした。
珍解答や、かわいらしいミスなどに出会っては笑みがこぼれてしまうこともしばしばある。

このnoteは先週から書き溜めていたもので、7/19の今また書き始めている。
今日もよく晴れた。太陽は人間に必要なんだな…と思う。

先週は久しぶりに晴れたため、部活もできた。初心者も初心者、ど初心者の私だが、久しぶりにするテニスは楽しかった。最初は顧問など、どうしたものか・・・と頭を抱えたが、飛び込んでみればどうにかなるものだ。
あと2週間ほどで夏休みが始まるが、皆どんな生活をするんだろうか…私は今でも、学校で仕事をしているのは夢なんじゃないのかという感覚になる時がある。
家にいる時間が現実で、学校の時間はどこか非現実的に感じる。いつかしっかり現実だと思う日が来るのだろうか。

授業では１週間に１回、生徒に簡単な意見文を書いてもらうようにしている。その紙に、最近あった出来事なんかも、ある人は書いてもらう。
最初のうちは楽しく書いていた生徒だが、面倒な生徒なんかはもう適当になってくる。「毎日ねむい」「暑い」とか、そんなことしか書かない子もいる。
そんな中でも３行という枠をびっしり埋めてくれる子もいる。「今週もあの紙書きますか？」と聞いてくれる子もしばしばだ。
面倒な子ももちろんいるが、楽しみにしてくれる子もいると思うと、私も真摯に毎回返事を書いている。不思議だ。
この前、私と同じ出身地だと言う生徒が、出身地がモデルになっている小説を貸してくれた。教師をやっていてよかったな～と思う瞬間は、日々のいろんなところに落ちているし、私の何気ない言動からも、影響しているんだろうなと思うと、これもまた不思議なことだなと思う。

私の日々の生活は、何となく今は潤っている気がする。嫌なことももちろんあるけど、心が穏やかな同居人のお陰でどうにかなっているし、美味しいものと睡眠を忘れず摂取することもしている。
最近は、第２同居人であるムーミンさんのためにソファを買ったり、白米は噛めば噛むほど甘みが出て美味しい・・・と思ったりしている。

私には私の生活があり、接している一人一人に人生があり、考えたらキリがないが、そういうことを何となく意識して生きるようにしている。
人には人の地獄があって、それにはどうしようもない事も時には起きる。
それでも、次生きて会えたら、美味しいものでも一緒に食べたいし、面白かった本や映画、良い音楽を共有したい。

誰かを少しでも救いたいなと、おこがましいながらも考えているけど、それでも私の救える範囲は救っていきたいな。
明日も美味しいおにぎりが食べたいな・・・。