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題... 理解不能な政府の対応

◆ 私には、理解不能。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 「老後2000万円」回答拒む=報告書の不受理理由に-政府答弁書 ⇒ http://bit.ly/2Rn5rJS     政府は18日、老後資金に2000万円が必要と試算した金融庁審議会の報告書に関する野党議員の質問主意書に対し、「正式な報告書」として受け取っていないことを理由に回答を拒否する答弁書を閣議決定した。


◆ 金融庁の審議会は金融大臣の管轄下の審議会。

 そもそも、審議会というのは、大臣が独断で重要な政策を決めるのはさすがにはばかられるので、第三者的な専門家や有識者に内容を吟味してもらうための制度。(→ 注1)
 “第三者的”とは言っても所管大臣管轄下の審議会。なので、多少語弊はありますが、所管省庁の意向に沿う“御用学者”や“有識者”などが審議会メンバーに集められます。
 もちろん、社会的立場の高いその道の専門家しか審議会メンバーにはなれません。彼らも、彼らなりの自分の意見や考え方をもっているのは当然のこと。[ #審議会 ]


◆ 金融庁の審議会なので、事務局は、金融庁の実力官僚がやっているはず。

 事務局は、あの手この手で審議会メンバーの説得や懐柔や根回しなどを駆使します。そして、金融庁が想定している結論に導く
 それほどまでに時間と費用もかけて審議会をやります。つまり、審議会に諮問して答申をもらうということは、役所としての威信がかかっているのです。
 今回問題になっている審議会を管轄する最高責任者は、麻生金融相。
 麻生金融相は、自分でやらせておいて、自分がちょっとでも気に入らない答えを出されると、それは受け取らないという。前代未聞の、“破廉恥の極み”。[ #破廉恥の極み ]


◆ 受け取らないのは政府の勝手ですが、それなら、最低限の格好をつけるべき。

 行政の手続きを無視するのは政府の勝手ですが、それなら、前代未聞の不手際をやらかした最高責任者の麻生金融相を罷免し、新しい金融大臣の下でやるべき。
 そうしなと、格好がつかない。政府がそうしないのなら、野党がそれをやるべき。こんな無責任極まりない人に大事な金融相はまかせておけません。
 野党は、結果がどうなるにせよ、麻生金融相を罷免する取り組みを野党の命運をかけてやるべき。野党が、なぜそうしないのかも、私は、怪訝に感じています。[ #罷免 ]
 目先の結果だけを考えていては、正しい政治はできません。正しいことを必死でやっていれば、国民はついてくるものなのです。
 逆に、何かの拍子に衆議院解散でもされたら“やぶ蛇”などと打算的態度に終始していると、野党の信頼も上がらないと思います。

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●(注1)  審議会の意味などについては、2019.6.13のブログ『何をかいわんや』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2wPkXVc


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