共感工房 “勝利の見込みのない戦争”

◆ 私から見れば、ウクライナに勝利の見込みはない。

~~< 以下 引用 >~~   ■ ロシア領侵入、ウクライナ軍上層部が賭けに出た理由 ⇒ https://x.gd/G0A5y ■

 ウクライナに必要なのは勝利であって、ギャンブルではなかった。

 乏しい軍事資源をロシアへの越境攻撃に大量投入するというウクライナの決断(ニュースの見出しを狙ったものだが、これまでのところ戦略上の目的は不明だ)は、ウクライナにとって窮余の策とも、国民を鼓舞する動きとも取れる。おそらく、この戦争の新たな局面を予告しているのだろう。

 ウクライナによるロシア侵入が何か目新しい現象だからではない。越境攻撃はここ1年あまり、ウクライナのために戦うロシア人によって主に行われてきた。彼らがウクライナの軍事支援を受けているのは明らかだったが、正式な公の役割ではなかった。

 今回の出来事が新しく感じられるのは、ウクライナの正規軍がロシアへ攻撃を仕掛けたからであり、ここ1年半の間、あまりに動きが遅く保守的との批判を受けていたウクライナ軍上層部が珍しく賭けに出たからだ。


◆ 私は、ウクライナの“最後のあがき”のような気がします。

 そもそも、ウクライナ程度の実力で軍事大国のロシアに侵略するのは自殺行為。[ #自殺行為 ]

 当初はそれなりの成果は出ても、所詮、長続きはしないと思います。両者は、軍事力に差がありすぎます。それは、アメリカをはじめとしたEU諸国も十分承知。

 だから、アメリカやEU諸国は、ウクライナに対してしつこく武器弾薬を支援することで、ウクライナを対ロシアの防波堤にしたい。これは、ウクライナにとっても迷惑な話。

 戦争で命を落とすのはウクライナ兵とロシア兵で、アメリカやEU諸国は武器弾薬は供給しても、人的被害はない。“高みの見物”をしていればいい。[ #高みの見物 ]

 しかも、そんなEU諸国も、決して強固な一枚岩というわけでもない。EU諸国の多くは、ウクライナのために必要以上のリスクをとることは望んでいるとは思えません。


◆ EU諸国も、それなりに、事態を落ち着かせたいと考えているのではないでしょうか?

 ならば、ロシアが固執しているクリミア地域をロシアに譲るのが得策では? 

 クリミヤ半島は、“黒海・アゾフ海”における交通・軍事の要衝。ということで、昔から、紛争が絶えなかった地域らしい。

 ここは、旧ソビエト連邦の時代にソビエト連邦の一部になり、人口約230万人のうちの6割近くがロシア人なのです。ロシアは実効支配したところにロシア人を移住させる。

 つまり、現時点では、クリミア地域はロシアが完璧に実効支配している地域なのです。


 ロシア人から見れば、クリミア地域は、日本の北方領土と同じようなもの。ロシアは一度実効支配した地域は決して手放さない。それは、ロシアのアイデンティティなのです。

 ウクライナは、勝利の見込みのない戦いに邁進しているのだと思います。[ #勝利の見込みのない戦い ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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