天眼流’ @日本人は“集団主義”の国民性なのですね


◆ 平昌オリンピックも今日で閉会式。

 わが国はメダル獲得数13個で、過去のオリンピックで最高だったとか。みんな、がんばってくれたのですね。[#オリンピック]
 私は九州生まれ。スキーやスケートなどの冬のスポーツにはあまりなじみがない。そのせいなのか、これまで、冬のオリンピックはあまり見ませんでした。
 でも、不思議なもので、スター選手などが出てくると見たくなってきます
 昔、日本のアイスホッケーが強かった頃はアイスホッケー観戦に、真央ちゃんブームの頃はフィギュアスケート観戦に熱中しましたが、私は冷めやすく、今は関心がない。


◆ 今回は、女子の団体パシュートと女子カーリングの観戦に熱中できました。

 両方ともに“チーム”でやるスポーツです。“チーム”でやるのは日本人のお家芸で、日本人の感性にぴったりの感じ。[#チーム]
 体力的には劣る日本人は個々の能力には限界もあり、体重別などの制限もないスポーツでいい成績を残すのは至難の業。でも、チーム力を競う競技なら別です。
 陸上競技の400mリレーでは“バトンタッチ”の技を磨き、パシュートでは先頭交代時の技を磨くことで活躍できました。
 パシュートはかなりのスピードの出る競技なので、チームで“空気抵抗”を減らすことも大切な要素らしい。カーリングは、役割分担と集中力がポイント。
 日本人の“集団主義”の価値観にうってつけの競技なのかも知れません。[#集団主義]


◆ 蛇足ですが、アマチュアスポーツは絶対的な基準で優劣を決めてほしいですね。

 審査員が勝手な基準で採点する競技は、私は、ピンときません。テレビの解説者などが技の名称を連呼してまくしたてるのも、私にはうっとうしいだけ。
 技が難しいかどうかなど、どうでもいい。スポーツ観戦では見ていて感動できるかがポイント。美しさを競う競技はスポーツとしては今ひとつと思います。[#スポーツ]
 美しさを競うのは、スポーツと言うよりは、“ショー”や“コンテスト”。私流には、いわば“遊び”の類。私も別の意味で遊びは大好きなのですが …[#遊び]
 かつて、大経済学者のケインズ氏が、“株式投資は美女コンテスト”と言っていたと聞いて感動しました。まさに、言い得て妙のことば。(→ 注1)
 ケインズ氏によると、美女コンテストでは、“真の美女が選ばれるのではなく、得票の多い人が選ばれる”ということ。同感です。
 何事も、“単純明快”を好む天の邪鬼な私は、わけのわからない審査員が屁理屈をこねまわして評価する競技は、スポーツとしてはもうひとつしっくりきません。[#単純明快]

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●(注1)  ケインズ氏の“美女コンテスト”云々のことについては、2006.3.10のブログ 『永遠の美女さがし』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2DaKcne



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