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DXに関する2017年からの自由研究(自律分散、経営、業界のDX)

びっくりする。ブロックチェーンの話が日経電子版トップに載った。

ブロックチェーンは仮想通貨(暗号資産)とセットで語られることが多かったが、今はオペレーションやサプライチェーン変革のDX(デジタルトランスフォーメーション)の文脈で触れられることが多い。

暗号資産が入り口にブロックチェーンという技術を知った私であったが、今、オペレーション変革の(初歩的な)プロジェクトに関与している。回り回って、DXの初歩に触ることができて、嬉しい(暗号資産にもブロックチェーンにも触れていないが)。

ふと、最近のDXというバズワード、テクノロジーで組織や個人の自律性・創造性を支援する、そして、今の現業や経営という論点が自分の中で、色々と関係性を持ち始めた気がしている。

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このようなことを受けて、このnoteでは、数年前に行なったブロックチェーンに関する自由研究、現在従事しているオペレーション変革プロジェクトとDX・経営、そして、業界のDXについてを簡単にメモしてみたい。

1. 暗号資産とブロックチェーンに関する自由研究

FASに在籍していた時には、日経に仮想通貨入門という記事を色々調べながら、書き、サイバーエージェントビットコイン社に在籍していた時も、エンジニアに色々と話を聞きながら、ブロックチェーンってなんなんと技術と世界観の理解を深めていくのはとても楽しかった。(なんだったんだろうあの楽しかった夏は)

そもそも、数年前、暗号資産に強く興味を抱いたのは自律分散、個人や組織のエンパワーメントというコンセプトがあったからだった。自分がヨガの愛好家で、ヨガは自律分散という世界観を持っている、それに似た世界観をテクノロジーをで支えるということが魅力的にうつった。

暗号技術って、なんなん...ということを非エンジニアにもかかわらず、紐解くという謎なことをしていた。楽しすぎた。なぜ、BTCのブロックチェーンが改ざん不能なのかを頑張って書いているメモ(2018年8月)。

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こちらは攻殻機動隊やヨガに絡めて、自律分散についての追求をしている(2018年8月)。

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また、資金調達の民主化についても触れている2019年1月に記事を書いた。足元では株式型のクラウドファンディングがついに、一定のキャズムを超えるのではないかという話もあって、興味深い。

2. DXとソフトウェア経営と現職と

先日、note「4つの経営観のメモ」で触れたばかりだが、DMM松本さんによるソフトウェア経営というものがかなり興味深い。

ちなみに、この松本さんが講演でソフトウェア経営と呼んでいる考えや取り組みは、所謂、DX(デジタル化)と同義と言っていい(と私は思っている)。

この松本さんの講演動画をきっかけにしながら、目の前のプロジェクトに忙殺されながら、ふと顔を上げた時に気づく、経営に関するなにがしかをまとめたメモが以下。

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4つあるテーマ(観点)はどれも興味深く、当然にDXとデータ経営というテーマも興味深い。ただ、それを前提にした「複利効果を最大化するアセット経営」というものにも惹かれている。「真の因果関係」を紐解くことで、複利効果、すなわち加速度を上げていく(競争優位性の構築)様が面白いのかもしれない。

また、このnoteの本題であるDX(業務・業界のデジタル化)やブロックチェーンについて、冒頭で紹介したLayerXの福島さんによる整理は以下の通り。特に赤ワクで囲んでいる領域を現職で取り組んでいる。

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経理の未来については、こちらのnoteで触れており、現在の部署での活動を以下のマガジンにまとめている。

3. 業界のDXに貢献する

そして、最後にひとつ、どうしてもというか、やはり気になってしまう。業界のDXの支援というテーマだ。そして、もっというと、価値交換という世界観に触れたくなってしまう。

就労人口の減少を背景にした生産性の向上に資する組織やオペレーションについて触れている画像は以下のもの(あまり綺麗な整理ではないが)。また、これについてnote「令和を事業・金融環境から整理してみる」(2019年12月)で書いている。

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このような、会社内のオペレーション改革を通じて貢献することも重要だが、ある特定の業界軸または広く機能軸(バーティカル、ホリゾンタル)へのアプローチも非常に興味深い。加えて、近年はプロセスとともにマーケットプレイス(価値交換)という世界観も加わり始めていることも注目すべき点だ。

個人的な研究として、このメガトレンドがどう進んでいくのか注視したい。

おわりに

LayerXの福島さんの日経記事をきっかけに、過去、現在そして将来という観点でDX、オペレーション、サプライチェーン変革についてメモしてみた。暗号資産やブロックチェーンに触れていた頃と、今、将来の展望が関わるとは思ってもみなかったため、興味深かった。そして、読んでいただいた方のインスピレーションになれば幸いです。

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