無題のプレゼンテーション__26_

いま、身体性の向上とヨガが必要な理由

今日は「自律分散がメガトレンド」になっているいまの時代に生きる上で、ヨガのプラクティスって、役立つんじゃないかって話。

ヨガをやったら気持ちがいいからやればいいじゃないかという話も、むちゃくちゃ大事というか、それが本質。なんだけど、最近、社会や技術の流れを少しだけ調べたら、そのトレンドって、ヨガ的だなと感じることが多くて。

そういう社会の変化から見て、なんでヨガが必要って思ったんだろうというのを整理してみました。

この記事では、まず、いまがどんな時代かというのを捉えてみています。そこで、捉えた課題感を解決するのに大切なコンセプトやキーワードは何かを整理したあとで、その課題解決のコンセプトに沿う具体的な取り組みのひとつが「ヨガ」なんじゃないかということを書いています。要は、 #ヨガしろ ってことですね。

いまはどんな時代か

社会はいま、自律分散型の社会づくりというコンセプトのメガトレンドに乗っている。この流れは少なくとも、パソコン、インターネットが開発され、普及しているトレンドに乗っている考えで、普通に考えて不可逆のトレンドだ(中国の話などはあるが)。

で、この自律分散していくというトレンドは、いまを以下のようなふたつの特徴を持つ時代と言い表すことができるとぼくは思っている。

** 1.色々な領域の輪郭が流動化する時代**2.双方向のコミュニケーション時代

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色々な領域の輪郭が流動化する時代

情報のアクセスが容易になり、活動の選択に関する自由度が上がったが故に、個人では、どんな暮らしぶりを選ぶか、産業においても業界の境界線(輪郭)が曖昧になり、いままでは異業種だった会社同士が競合するようになった。

また、他のわかりやすい例としては、「自分の拡張」という観点だ。ネットの普及で常にコネクティッドな状態としてすでに実現されているが、今後もAR/VRやAI/ロボティクスの発達で、明らかに、従前の自分という定義が変わる。

自分や活動の定義付けの自由度が上がる。要は、活動主体に定義付けが委ねられる場面が多くなるのではないか。と捉えることができる。

双方向のコミュニケーションの時代

もうひとつが、ネットの普及により、情報の流れが大きく変わったということだ。従前は、トップダウン、いわゆるピラミッド型で、情報が流れ、組織の形態もそれに合わせていた。

しかし、ネットの普及によって、情報の流れは明らかに、ネットワーク型になり、流れ方も、双方向になった。したがって、活動の組織やシステムをそれに合わせていく必要があり、ここにまだ歪みがあるというのがいま、という感じだ。

そして、このふたつの時代性に「個人」をフィットしていくのに、身体性を向上することや、ヨガのプラクティスをやることが、むちゃくちゃ理にかなっているのではないかというのが今日の話だ。

身体性の向上を実現する2つの考え方

なぜ、身体性の向上が今の時代にフィット、サバイバルしていくことに当たって重要だと理解してもらえるだろうか。当たり前だが、身体が活動単位の最小単位だからだ、ということに尽きる。

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身体性の向上は活動の最小単位の身体を定義する

ひとつめは、いろいろな領域の輪郭を自分で定義するという課題感に対して、身体性の向上が意味すること。

前述したが、自分の輪郭がテクノロジーの発達で明らかに曖昧になっていく。そのような時に、定義付けをするための起点となる何かが必要になるが、それを活動の最小単位である身体に求めるのが自然なのではないかと思う。

こちらは、自分がそれなりにヨガを熱心に練習していた時に、「自分の輪郭」がすごく明確になった気がした、ということに起因している主張なので、実はすごく個人的な話。でも、まぁ、難しく考えなくても、そりゃそうだろって話ではある。

身体はそもそも双方向にコミュニケーションをしているシステム

ふたつめは、双方向コミュニケーションへの対応で、身体性の向上が意味すること。これが、むちゃくちゃ面白い、人体の不思議に関係する話。

日々触れる情報の量がひたすら増え続けていく中で、組織やシステムが適切に情報処理を行うために、ネット型の情報の流れ方と整合する体制(組織・コミュニティ)を作っていくことが必要だよね、という話を書いた。

実は、そもそも身体がそのようにできているんだよという話に繋がる。

NHKスペシャル「人体」で身体は双方向でコミュニケーションしていることを知った**

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ウェブや仮想通貨・ブロックチェーン技術でよく言われる『分散型ネットワーク(社会)』。人間の体も『分散型ネットワーク』で、脳から各器官への司令で成り立つのではなく、各器官・臓器が必ずしも脳を介さず、直接会話しているとのこと。あと、こういう研究の気づきって、新しいものをつくるのではなく、いまあることをよく観察して気づく。そのアプローチ、ヨガやん。(ミヤザワのFB投稿より)

身体自体が双方向のコミュニケーションを行なっているシステムのようです。だから、身体をしっかり機能させることが出来ていれば、今のネット時代の双方向コミュニケーションというコンセプトにしっかりと沿う活動の最小単位が出来上がるということだ。おもしろすぎる。

で、このような身体性の向上のためにやれることはたくさんあるのだが、「ヨガのプラクティス」もすごく役立つんだろうなと思っている。ヨガはそもそも自律分散化の哲学を持っているし、ヨガは、何か新しいものを作るというより、すでにある良いものに目を向けるという考えを感じるしね。

ヨガは、いまの社会課題を個人的に解決するひとつの取り組み

まとめると、様々な取り組みを自分なりに定義していかなければならない時代で、最も最初の起点づくりは「身体づくり」である。また、双方向のコミュニケーションに完全に身を委ねても楽な状態というのは、そのコミュニケーションと整合した組織やシステムである。ここで、実はからだ自体も、双方向のコミュニケーションをやっている。

こんなことを知ると、よりよくいまという時代を暮らすために、実は身体性を取り戻すことが結構有効な感じで、ひとまずヨガしろ、呼吸しろと思ってしまう次第です。

明日の朝もちゃんとヨガしよう。今後ともよろしくお願いします!

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