ビジネスプロセスのデザインは共創体験をデザインすること
先日Superhship・ビジネスプロセスデザイン室のミッション・バリューの言語化が完了し、今、社内デザイナーとビジュアルに落としています。
このような中、先日、あるBPD室が関与しているプロジェクトで、事業部側のメンバーに行動の変化が垣間見えるKPIの動きがありました。
ビジネスプロセスデザイン室側で、「プロセス」という環境、もしくは舞台設計をしたことで、ある人の行動の変化、変革に影響することができたかもしれないと思うと、胸熱でした。
まだまだ、全方位で課題は山積みですが、このような物語に触れ、改めて、自分たちがやっている取り組みの領域であるビジネスプロセスはもちろん、デザインそのものや、共創支援(組織)について巡らせた考えをまとめておきます。
ビジネスプロセスとは
ビジネスプロセスというと大きな領域で多岐にわたります。そのような中で、現在のビジネスプロセスデザイン室の活動領域は、上記のフレームワークでは、「オペレーション的プロセス」の営業活動と「サポートプロセス」の会計実績集計活動となっています。
デザインとは
ビジネスプロセスデザイン室の「デザイン」って何だろうか?すでに名前をつけておきながら、そこに立ち返ってみました。自分たちの活動スタンスのヒントになる気がしたからです。
すると、先日、オフィスにいらしてくれたCotree COOのひらやまさんや、今日読んだ「ニューヨークのアートディレクターがいま、日本のビジネスリーダーに伝えたいこと」は「デザインとは問題解決である」そう説明しています。
これに鑑みると、ビジネスプロセスをデザインするということは、ビジネスプロセス領域の活動を通じて、従業員の共創支援に関する問題解決をすることだと再認識しました。
ビジネスプロセスデザインとは
ビジネスプロセスデザインは問題解決である。一方で、プロセスを整備するだけでは、必ずしも、問題解決に繋がらないケースがあります。冒頭に書いたあるメンバーの変革も、実はプロセスを整備するだけでは起きなかったように思います。
振り返ってみると、プロセスデザインによる問題解決のアプローチは複数の観点の組み合わせで成り立っているということですね。
共創体験をデザインする
ビジネスプロセスデザイン室の活動目的のひとつは従業員の共創を支援することです。そして、共創は活動であり、体験ですから、言い換えると、BPD室の活動目的は「従業員の共創体験をデザインすること」だなと思いました。
そして、そのアプローチとしては、決して、プロセスやシステムからのアプローチ(下図のno.3)だけではないということが重要だというところまではたどり着くことができました。
これから向き合っていきたいのは、業務プロセスやシステムからのアプローチの洗練はもちろん、そもそも、従業員の共創という体験はどのようなものなのか?ということや、全社的な組織開発からのアプローチ方法は?そんな問いにも向き合っていきたいなということです。そのヒントはすでに書いた、あるメンバーの変革の兆しの中にあるかもしれません。
おまけ:カルティエ展
時間がテーマのカルティエ展。美しいジュエリーは、インスピレーションの連鎖とも言える気がする。
そして、時間がテーマだということで、これを思い出しました。
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