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【ゆらりバスの旅】冬の函館・木古内編

5年越しで申し込めた念願の「ファイターズファン納会」をきっかけに、母を誘って函館に行ってきた。

「ファイターズファン納会」については後日別のnoteで振り返ることにし、今回はそれ以外の旅の記録をまとめてみたいと思う。

函館について割とガチなのを読みたい方は、10月の函館出張をまとめたこちらのnoteも合わせてどうぞ。(8,000文字越えなのでお時間ある時に…)

「えぞみくじ」が楽しめる湯倉神社

ご当地ものが大好物な私。

北海道限定のご当地おみくじ「えぞみくじ」なるものが存在すると知った時は、本当にテンションが上がったのを今でも覚えている。

「えぞみくじ」は、道内のつながりのある神社が連携して北海道の名産などをモチーフにつくられたもの。

全道6か所の神社で出逢える貴重なおみくじである。

・函館市   湯倉神社    「イカすみくじ」
・帯広市   帯廣神社    「魔鮭福鱒みくじ」
・根室市   金刀比羅神社  「福ざんまいみくじ」
・稚内市   北門神社    「いカニもいいみくじ」
・苫小牧市  樽前山神社   「貝運!一念発起みくじ」
・美瑛町   美瑛神社    「富諸来しみくじ」

今回の函館旅行の宿泊先は湯の川で、「イカすみくじ」が引ける湯倉神社は何と徒歩圏内!

出張で来るとめったに湯の川までは行く機会はないので、今回の旅行中に絶対行きたいと優先度高でスケジュールしていた。

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函館の「イカすみくじ」を引く前にしっかりお参りもして、いざ御神札・御守授与所へ。

どこに「イカすみくじ」があるのか探す必要もないほどの鮮やかなのぼりが目の前に飛び込んできた。

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近寄って見てみると、木船にイカが盛りだくさん!

そして釣り竿が2本置いてあった。

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「釣り竿?!?!」と驚かれた方もいると思うが、この「イカすみくじ」はなんと釣り竿でイカを釣るシステムなのである。

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釣り上げる輪っかが比較的大きめなので余裕で釣れると油断していたが、意外と難しい(笑)

何だかんだと2分近く格闘して釣り上げたのは…。

なんと鯛!!!(笑)

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イカしかないと思い込み「金のイカ」だと信じて釣り上げた自分に驚きつつ、ひとまず開ける前に母が釣り上げた「金のイカ」と記念撮影をした。

ただ「イカすおみくじ」を引きに来たのに、このまま帰るのは後悔しそうだったので、改めて「白いイカ」を釣りあげようと決意。

おみくじの2度引きはしないと決めているが、違う種類のおみくじだと強引に解釈することにした。

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最初に釣った「一年安鯛」は小吉で、「イカすおみくじ」は吉。

そして書いてある内容が実にユニークだった。

「こころあずましく、何事も冷静に向かうべきっしょ」

「あわくったら駄目だべや」

「はんかくさい行動を慎んで、いいふりこかずに正直でいたら厄災は逃げていくっしょ」

などなど、道産子弁なのである。

両方のおみくじに書かれていたのは「あずましい」という言葉。

あずましい ⇒ 居心地がいい、落ち着いて心地よいこと

まさに私のスローガン「あずましく生きる」に通づるところがあって驚いた。

気づけば30分近く御神札・御守授与所に滞在していたが、湯倉神社にはかわいらしいお守りもたくさんそろっているので、聞くところによると30分というのは平均的な滞在時間らしい。

湯の川温泉に立ち寄る機会がある時は、ぜひ湯倉神社まで足を延ばしてみることを心からオススメしたい。

函館朝市で活いか釣り体験

湯倉神社で釣り上げたのはおみくじだったが、翌朝は本物の活いか釣りを体験してきた。

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時期的なものもあり、活いかの仕入れ自体ないお店ばかりだったが、唯一入荷があったのは堀川商店。

人気の釣り堀のまわりには観光客がごった返していた。

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どこが最後尾なのか分からないくらいの賑わいだったが、何とか状況を把握し列に並ぶこと15分。

いよいよ順番がまわってきた。

お店の方はしきりに「今日の活いかは小ぶり」だと申し訳なさそうに話してくれたが、私には十分立派な大きさに見えた。

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活いかの泳ぐスピードが速かったので釣り上げるのに苦戦するかと思ったら10秒くらいであっさり釣り上げ、体験終了。

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釣り上げた活いかはバケツに確保し、すぐに調理コーナーで手際よくさばかれた。

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透き通る活イカをまずは何もつけずに一口食べると、ビックリするくらい甘い!

そして生姜じょうゆにつけて食べると風味が倍増!

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コリコリとした食感が面白く、風味も豊かでとても美味しかった。

函館の活いかの旬は6月~12月と言われているが、12月中旬になってくると希少価値が高まってくるらしい。

大き目の活いかを食べたい時は夏~秋にかけて函館を訪れるのが良さそうである。

海沿いを走る列車の車窓に広がる「道南いさりび鉄道

函館は比較的訪れる機会が多い街で、基本的な観光地だけではなく、地元の方に愛されるカフェなど結構色々見尽くしていたので、今回は思い切って木古内まで行ってみることにした。

密かに列車好きでもあるので、ローカル線の「道南いさりび鉄道」にも乗ってみたかったというもの理由のひとつである。

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運行便が少なく、途中下車はもちろん木古内にも45分しか滞在できないスケジュールだったが、強行突破することにした。

道南いさりび鉄道」の限定の券売機で切符を購入し、いざ出陣!

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一瞬出てきた切符が「五稜郭」からになっていて心配になったが、問題なく函館駅から乗車できるので心配することはない。

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発車15分前にホームに行くと、すでにオレンジ色のレトロな列車が乗客を待っていた。

車両は1両、ワンマン運転である。

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味のある列車にテンションが上がりながら、乗り込むと既に半数以上席が埋まっている状態だった。

観光だけではなく日常の交通手段としても利用されていていることもあり、発車直前にはほぼ満席に!

思ったよりも活気がある車内に楽しさが増してきた。

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木古内までは約1時間の乗車で、海沿いの絶景を楽しむことができる。

この日は寒さはあったものの比較的日差しがあったので、車窓は抜群だった。

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写真では感動の景色をなかなか伝えきれないのがもどかしいが、想像をはるかに超える絶景が本当に素晴らしい。

心地よい電車の揺れと車窓から見る絶景。

心が癒される電車の旅となった。

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定刻で木古内駅に着くと、風が弱まっていて、体感温度では函館よりも温かさを感じた。

滞在時間が45分と限られているので目的地の「道の駅 みそぎの郷 きこない」まで早く行きたい気持ちもあったが、木古内駅が思いの外きれいに改装されていたので、まずは駅を見ることに。

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到着してから気づいたが、木古内駅は「北海道最南端の駅」なのだそう。

こう聞くと妙に貴重な経験ができた気になって嬉しくなる。

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外に出てみると乗車してきた「道南いさりび鉄道」がドーンと待機。

ふと「これに乗って函館まで戻るんだな」と時間があまりないことを思い出し、道の駅へと急いだ。

キーコがかわいすぎる!「道の駅 みそぎの郷 きこない

木古内駅を出るとすぐに目に飛び込んでくるのが、今回の目的「道の駅 みそぎの郷 きこない」である。

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入口では木古内町公式キャラクター「キーコ」が出迎えてくれた。

キーコは木古内町特産の「はこだて和牛」をモチーフに、デザイナー・プロデューサーの山本寛斎氏が代表の「寛斎スーパースタジオ」と木古内町の協働で生まれた。

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私は2等身マスコットが好きなこともあり、「キーコ」はドストライクだったりする。

なのでランチも「キーコ」にちなんだものを食べることにした。

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今回食べたのはインスタでも人気があった「はこだて和牛コロッケ」と微妙な?!焼き印入りのいももち。

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待ち時間は5分ほどで熱々の商品を食べることができた。

ちなみに塩ソフトも有名なので、ソフトクリームが好きな方はぜひ食べてみて欲しい一品である。

あと「ものすごい人気のパン屋さんがある」という情報を聞きつけテイクアウトしようと立ち寄ったのが「コッペん道土」。

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塩パンがダントツの人気で、立ち寄った時も10個、20個とまとめ買いしていくお客さんがほとんどだった。

塩パンの他にも美味しそうなパンばかりで正直目移りしてしまう。

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パンは小さめなのでついつい買いすぎてしまうところだったが、塩パンとオススメしてもらった塩メロンパンを購入した。

正直塩パンはあまり好きではないのだが、私が苦手なギトギト感が全くなくサッパリと食べれるのは評判通り。

塩メロンパンも素朴な風味で飽きがこない味。

冷凍保存も問題なくできるようなので、まとめ買いをしてくればよかったかなとちょっぴり後悔もしながらも、「また木古内に行く理由ができた」と思うことにし、木古内を後にした。

函館の新スポット「ハコビバ

10月に出張で訪れた時はシートで覆われて雰囲気が分からなかった函館駅前の「ハコビバ」。

函館駅前横丁や飲食店、ホテル、スポーツジム、コンビニなどの店舗が立ち並ぶ複合商業施設である。

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どんなお店が入っているか一通り巡ってみた後、お目当ての「プティ・メルヴィーユ」のカフェに入ってみた。

北海道のスイーツと言えば、チーズスフレが有名だが「プティ・メルヴィーユ」の「メルチーズ」は濃厚で美味しい。

ふんわり系が好きなら断然「スナッフルス」なのだが、10月にも食べていて、札幌でいつでも買えるので今回は「メルチーズ」にしてみた。

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ショーケースを前に何を食べるかものすごく悩んだが、木古内で塩ソフトを控えていたので、ガッツリ食べると決断。

フルセットともいえるメニューをオーダーすることにした。

というのも評判が抜群に良い「かぼちゃのプリン」も食べてみたかったからである。

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実際に食べてみると美味しすぎて一瞬手が止まってしまうほどの衝撃が走った。

大袈裟ではなく相当美味しい。

メルチーズ」ももちろん安定の美味しさなのだが、完全に「かぼちゃのプリン」が圧倒的過ぎておかわりしたくなるほどだった。

ちなみに今回チョイスした「メルチーズ」は、プレーンとチョコといちご。

あとかぼちゃと抹茶があるので、それはまた次回のお楽しみに。

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あと「海鮮スイーツ丼」なる魅惑のメニューもあるようなので、次の函館に行った際は2回くらい訪れてみようと思っている。

はこだてクリスマスファンタジーは夜が断然オススメ

最後にご紹介するのは、はこだての冬の定番「はこだてクリスマスファンタジー」なのだが、今回はどう調整しても昼間にしか行けず消化不良に終わった。

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いたるところにサンタのモニュメントやクリスマスの飾り付けが施されているのだが、ライトアップされていない巨大クリスマスツリーはやはりさびしい…。

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この写真だけだと味気ないので、3年前に行った時の写真も載せておこうと思う。

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全然雰囲気が違う(笑)

巨大ツリーだけではなく、会場全体がライトアップされて幻想的な空間になるのが夜の魅力なので、「はこだてクリスマスファンタジー」目当てで函館を訪れる際は、日が落ちてから会場に行くことを全力でオススメしたい。

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今回の旅行は、木古内まで行けたこともあり、すっかり道南エリアの魅力に魅せられて帰ってきた。

来年は大沼公園でセグウェイに乗ろうと思っているので、その時に行ったことがない街にも行ってみたいと、新たな願望がムクムクと湧いてきている。

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