南市原の里山にアートのお祭りがやって来た!~ヤマドリの出店記~
2021年11月19日~12月26日まで「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020+」が開催されました。
コロナ禍での延期と開催
本来なら2020年の3月に開催されるはずでしたが、コロナ禍の影響で2度延期し、一年半越しの開催となりました。
この時期は第5波と第6波のスキマ、まさに”今ここでしかない”タイミング。しかも土日祝はほぼ快晴、さらに最終日はサプライズで昼間にチラ雪が降る(ちびっ子たち大喜び!)というとてつもないお天気運の良さ。
関係者全員もう宝くじ当たらないんじゃないかというぐらい運を使い果たしたような気がする。
月出工舎のカフェ「TSUKIDEYA」
ヤマドリの焙煎所がある月出工舎も第1回目(2014年)から展示会場の一つになっています。
カフェスペース「TSUKIDEYA」では当初、仙川のカフェ「ニワコヤ」先輩(第2回目/2017年ではカフェを運営)をメインに、珈琲のみをヤマドリが担当するはずでしたが、最初の延期でお流れに。
2021年3月の再スタートに向けては「TSUKIDEYA×ヤマドリ珈琲」と変更され「えっ、私たちがメイン!?」とまだカフェ運営に不慣れなヤマドリは内心正直とてもとても心配でした。
いざ蓋を開けると
フードの部門では大久保でパン屋をオープンする予定の「麦を踏む」さんをスカウト(無理矢理巻き込んだ)してパンや焼菓子を焼いてもらったり、月出工舎の統括ディレクターは週替わりでパンの具材とスープを作ってくれたり、
展示作品でもあるかまど「火処」では制作スタッフさんと月出町会と芸術祭サポーターがチームを組み、壺焼きいも&ぎんなん売りを始めたり、
残念ながら参加できなかったニワコヤ先輩は仙川から「はなもりクッキー」と応援をたびたび送ってくれたり、
芸術祭サポーターさんはアンティークかき氷機でかき氷イベントを企画(両日とも完売御礼)してくれたり、
月出町会の方々はカフェスペースのサポートに入ってくれたり、月出みかんやゆずをたくさん持ってきてくれたり、工舎を彩る花壇を持ってきてくれたり、なんだかワイワイ賑やかになりました。
月出の食にたくさんの人たちが関わっている
その意味を込めて、月出工舎のパンフレットを入稿する直前、統括ディレクターに「ヤマドリの看板を下げてください」と無茶なお願いし、急遽名称を「TSUKIDEYA×野を良くするヒト」に変更してもらいました。
ガイドブックや事務局公式アナウンスと名称が違うのはそのためでした。
ありがたい事に、予想以上の沢山の方が月出を訪れ、普段は静かな月出が一転、わいわいと賑わいました。
おもてなし側も、月出工舎の統括ディレクターを筆頭に月出町会、制作スタッフ、芸術祭サポーター、市職員、ヤマドリと色とりどり。
さて、肝心のヤマドリは?
ヤマドリは月出の森ブレンド3種ときまぐれでストレート豆をお出ししました。「月出の森ブレンド」は芸術祭のために作ったのでやっとお披露目できた感がありました。ストレート豆はデカフェ(カフェインレス)や自転車で脱穀した珈琲豆などを。
しかし、いつもはのんびりマイペースにカフェを運営していたのですから、沢山のご注文が立て込むとアタフタしたり、提供に時間がかかったり、注文を間違えてしまうのはとても申し訳なく。
さらに、珈琲の欠点豆で染めた「染め鞄」もぼちぼち売れていきました。
鞄はオンラインショップでも購入できますが、伸び縮みやシルクスクリーンのインクのにじみ具合に差があるので、実際にTSUKIDEYAで選んでいただくのがおススメ。ご注文があれば在庫を全部出してお見せしています。
芸術祭を終えて
11月下旬から始まった「アート×ミックスでのカフェ営業」という(休場日も)休む暇が全くない底なし沼に長期間ハマったおかげで大局的な視野と変な度胸を身に着けたような感じがします。(感じがする)
約1ヶ月半のお祭りが終わり、静けさを取り戻した月出の森には工舎とイチョウの木の間を行きかう鳥が増えました。
年明けからカフェをぼちぼちオープンしております。
芸術祭のようにお客さんはあまり訪れませんが、冬の静けさを楽しみたい方は是非お越しください。常設展示作品も複数ありますので、お声がけいただければご案内いたしますよ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?