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出産の痛みは鼻からスイカって本当?嘘です。

こんにちは。Yママです。

出産の日のことを綴っていきます。
初めての出産で、陣痛、無痛分娩、帝王切開を味わいました。

日付が変わり10月13日、規則的に陣痛がきたため陣痛室にて入院になりました。
助産師さんにまだ余裕あるうちにゆっくり休んでねと言われ、寝るぞ!と思ったのですが地味に痛くて眠れず、「お腹いたーい」なんて余裕こいてツイートしてました(笑)
気づけば朝になり、やることもなく朝ごはんが待ち遠しくなりました。退屈で寝返りコロコロしていたら、NSTの機械が何度も正しい位置からずれてしまって何度も助産師さん登場させてしまいました。ごめんなさい。
わたしの出産の知識はほぼ、インスタの出産レポで作られていました。本格的な陣痛が来る前に、ごはんはしっかり食べないと持たないってみんな書いてあったよなぁ。メニューなんだろ?早く食べたいな!何時にくるだろう!
と待っているとようやく7時頃に配膳されて、わたしはほぼ完食しました。メニューは和定食みたいな感じだったと思います。
同じ部屋にいた妊婦さんはわたしよりお産の進みが早く、
「いたーーーーーーい、、、痛いよぅ、、、(泣)」
と、か細くとっても苦しそうな声を出していて、大変だなぁ、これじゃあ朝ごはん食べれないよなぁと余裕ぶってました。

ここから本気出す

朝ごはんも食べ終わっちゃったし、やることないし、地味にお腹痛いから寝れないし暇だなぁ〜早く旦那来ないかなぁ〜と思っていたそのとき!
わたしの余裕は消え失せることに。そう、8時19分破水したのです。パチンっとお腹から弾ける音と共に止まらないおもらし。これ!インスタで見た!とナースコールをしました。わりと大量に破水していたようです。その数分後、激しい痛みが始まりました。普段、頻尿気味のわたしの不安は的中し、トイレに行きたくなり、陣痛と陣痛の間で時間をかけて死に物狂いでトイレに行きました。
トイレから戻ると昼食が来ていました。サンドウィッチです。大好き。
しかし、その頃には陣痛もかなり強くなっていました。お腹の臓器を雑巾絞りにされているような痛さで、痛みの感覚を例えるなら電気治療のパッドをお腹の内部に貼って、たまにショック死する人もいるレベルまで上げた痛み、だと思いました。全然鼻からスイカではないです。
その時、突然の吐き気が!せっかく食べた朝ごはんは痛みで全て吐き出してしまいました。
薄れゆく意識のなか、ちらっと目に入ったNSTの張りの数値はMAX99。そりゃ吐くわ。と思い、助産師さんが
「お昼ごはんなんてもう食べれないですよね?よかったらご主人にでも食べてもらいますか?」
「、、、はぃぃ(食べたかったなぁ)」
もう返事をするだけで精一杯で喋れなくなっていました。
そんな頃にようやく旦那登場。助産師さんからよかったらお昼ご飯どうぞと言われていました。
なんか旦那がわたしに話しかけてきましたが、無視。たしか、どんな感じ?とか聞いてきたんだと思います。見てわかるだろ。察してくれ旦那よ。
すると旦那
「お店のインスタ(飲食店)に今日臨時休業って投稿したいんだけどアカウントのパスワードとかわからない。教えて」
、、、今?!てかLINEのノートに書いてあるし!しかも書いておいたよって伝えたし!と心の中で思っていても少しも喋る余裕もなく、旦那からiPhoneを奪い取り、無言で入力してわたし死亡しました。

予想外の無痛分娩

痛みは強くなる一方で、子宮口は少し広がりましたがまだ3センチ。絶望でした。呼吸も苦しくなり、酸素マスクが付けられました。
「痛い!痛い!痛い!(はよ旦那背中さすれ)」
と叫び、旦那も寝不足のためか、ただ気が利かないだけなのか陣痛で叫んでる嫁を差し置いてまだインスタ更新してました。(笑)
とうとう耐えきれず、助産師さんに無痛分娩を希望しました。そこの病院では日曜日は麻酔の先生がいなく、無痛分娩はできないのですが、その日はたまたま運良く麻酔の先生がいて、無痛分娩できることになりました。
「分娩室へ移動しましょう!歩けますか?」
えええ?!歩けないよ?!
車椅子の提案もしてもらいましたが、小走りで移動した方が手っ取り早い!と陣痛のタイミングをみて、えいやーっ!とLDRへ移動しました。わざわざ座ったり立ったりの動きをする方がしんどいのです。
ベッドに横になり背中に麻酔を打ってもらうと一気に痛みが引き、気持ちも余裕ができました。
このあたりの記憶が寝不足&麻酔のせいなのか曖昧なのですが、旦那が一度仕事の雑用をちょこっとしに退室し、わたしは寝ていたのかと思います。

サンドウィッチ事件

16時頃、突然お尻の穴からなにかが出る感覚がし始めました。まだ耐えられるくらいでした。時々助産師さんも様子を見にきてくれていて
「ご主人、お昼もう食べないですよね?時間なんで下げさせてもらいますね。」
と、よく見るとお昼ごはんのサンドウィッチがまだそのままに!
なんで食べてないの!あたしは食べたくても食べれないのに!せっかくごはんあるのに旦那なんで食べてないわけ?!いつもの旦那なら食べるでしょ!それに好きじゃんサンドウィッチ!
めっちゃ心の中でキレてました。確かにちょこちょこ視界にサンドウィッチが入ってきて、まだ食べてないのかぁとは思っていました。あとから旦那になんであの時サンドウィッチを食べなかったのかと聞いたら(けっこう根に持ってました。笑)
「嫁が苦しんでる横でサンドウィッチなんか食べれるわけないだろ。」
まあ、確かに。陣痛の痛さでそんなキレなくてもいいことに八つ当たりでキレちゃうんです。

お尻から鉄球

ちょうど助産師さんが退出した時に、お尻から鉄球が出そうな感覚になりました。これは耐えられないかもしれない!とナースコールし
「なんかお尻から出るんです!」
必死に訴えました。子宮口はついに9センチ!
「ご主人そろそろ呼んだほうがいいと思います。病院戻ってこられますかね?」
と言われたので、なかなか戻ってこない旦那に必死で電話し
「今どこ?!もう出そう!早く来て!」
とサンドウィッチも食べないし全然戻ってこないしで、ちょっとキレ気味に伝えました。ここで病院から立ち会う人に連絡してくれるサービスがあったら本当助かると思いました。
旦那が到着し、助産師さんに
「奥さん髪が長いので縛りたいのですが、ヘアゴムとかお持ちじゃないですよね?」
と聞かれていてわたしは、化粧ポーチに入れた!でも旦那がわかるはずない!あぁ輪ゴムパターンか、、教えておけばよかったな。と心の中で思っていたのですが
「あります。」
まさかの旦那の手にはわたしのヘアゴム。グッジョブ旦那。

予想外の帝王切開

17時になっても子宮口は全開にならず、
「なんか出る!もう出していいですか!!!」
連呼しているわたしはいきみ逃しがしんどくなり始め、ついに先生登場。すると衝撃の一言
「これ頭が骨盤にはまって赤ちゃん出てこれないかもしれない。1時間待っても変化が無いようなら帝王切開しましょう」
まさかの帝王切開宣言。インスタで予習してないから全然わかんない。というかもうしんどいから1時間待たずとも手術してくれ。
旦那にお尻の穴を押すように指示するも、女子か、というレベルの強さ。全然足りない。途中で旦那も疲れ、助産師さんにバトンタッチしました。
すごい!!!ゴッドハンドか?!ってくらい絶妙なところを力強く押してくれました。さすがです。呼吸の声かけも本当に救われました。
あっという間に1時間たち、変化もなかったため、先生から帝王切開の説明を受け「手術痛くないんですか?!大丈夫ですか?!」と、じゃあ痛かったらどうするんだよと思うような質問をめっちゃ先生にしてる旦那を横目に手術室へ。2回目の麻酔を打ち、感覚がなくなり気づくと手術が始まっていたようで、先生たちはゴルフの話や最近の近況なんか話していました。わたしが笑ったら手術に影響出るかもしれないから絶対会話に参加してはならない!と思い、無でいるように気をつけてました。切ったりしているためか、めちゃくちゃ体が揺れました。マグロの気分です。そういえばカイザー!と聞けるのかと耳を済ませてたのですが、全く言ってなかったです。残念。
ぼーっとしていると
「もうすぐ赤ちゃんでるよー!、、、はい、おめでとう!女の子だね!」「18時24分でーす」
なんて声が聞こえて突然目の前にぴーちゃんが来ました!ですが泣いてない、、大丈夫なのかなと、一瞬不安になったのですが、そのあと小さな声でふぎゃふぎゃ泣いていました。ぴーちゃんはすぐに保育器に行ってしまいました。1時間ほど胎盤などの処置をし、旦那と合流。
「お疲れ様。赤ちゃん、仮死状態ですって言われたんだけど大丈夫なのかな」
え、どういうこと?無事じゃないの?いきみ逃しが下手だったのかな?と思っていると先生が来て説明をしてくれました。今のところなにか大きな問題があるわけでもなく大丈夫とのこと。ただ酸素量が少ないからしばらく保育器に入らないといけないとのこと。ほっとしたようなしないようなで、気づけば38℃以上の熱が出ていて体がガタガタ震えていました。術後の痛みと後陣痛の激痛で寝返りも打てず、助産師さんが朝まで1時間おきに体勢を変えに来てくれました。

戦いの始まり

ぴーちゃんと会えたのは出産翌日の15時でした。立ち上がるのが精一杯で車椅子で新生児室まで旦那と行きました。体を起き上がらせるだけで激痛が走るのに、ぴーちゃんに会っている間だけは幸せホルモンのオキシトシンが出ているのか、全然痛みも感じず忘れていました。初めてじっくり見る我が子は、今まで感じたことないくらい愛おしく可愛らしい赤ちゃんでした。愛おしすぎて触るのも怖いくらいでした。その次の日には保育器から出ることができ、またその次の日には母子同室になりました。そこから我が子との新たな戦いの日々が始まるのです。

ちなみに、わたしが出産した病院では帝王切開での出産は立ち会いがNGだったのですが、助産師さんがいつのまにかわたしの携帯で、出生直後のぴーちゃんと初対面した場面の写真を撮ってくれていました!産まれた瞬間なのでぴーちゃんはしわしわの子猿みたいな感じだったのですが、わたしは一瞬しか見えなかったので、撮ってくれた助産師さんには感謝です!!!


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