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視覚障害者のApple Watch長期レビュー:とてつもない距離歩いた!

約1ヶ月使って、見えてきたApple Watchの使い方

Apple Watchを購入して約1ヶ月。物珍しさに色々な機能を試す期間も終わりました。Apple Watchでできる事、自分の生活習慣にあった機能も見えてきました。元々期待していた使い方とは全く異なる方向で使っています。元々の想定になかったけど、非常に便利に活用している機能、それは、アクティビティの機能です。

視覚障害者になって落ちたのは歩く距離

視力が下がるにつれて、視力以上に低下したのは、歩行距離。白杖で歩くのはどこか億劫という事もあり、どうしても外出から遠のいてしまっていました。そんな私にとって、Apple Watchのアクティビティの機能は、もう一度外出に足を向かせてくれるとても有能な機能です。自分自身がどれだけ身体を動かしたかが可視化されるので、毎日使っていてとても楽しいです。時間にゆとりがあっても、白杖で歩くのは億劫と一駅の距離を積極的にタクシーに乗っていた私が、Apple Watchを使うようになってから、時間にゆとりがあれば歩いてみようと思うようになりました。

多分過去最高記録:1日28キロ歩きました!

今週、個人で持っている法人の関係で、法務局と税務署に行く用事がありました。私の住んでいる世田谷区は、法務局と税務署が微妙な位置関係にあり、いずれも駅から少し離れていて、しかも、乗り換えが面倒な位置関係。私の自宅は税務署と法務局の中間、かなり税務署寄りな場所。法務局に持って行くべき持ち物忘れなどの軽いトラブルもあり。。。色々と重なって、歩く距離が無駄に伸びてしまいました・・・
本来なら途中にタクシー使うって選択肢をとるのですが、時間には少し余裕があり、Apple Watchのアクティビティリングを何周も回してみよう!なんて発想になり、ひたすら歩いてみました。その結果が下記のスクショです。

消費カロリー5,676KCALは多分成人男性2日分相当?
歩数35,000歩はなかなか鬼ですが、登った階段30階分はなかなか。。。

私自身が1日の目標に置いている項目を全て+100%以上で達成していました。これだけ歩けたのはアクティビティー量を可視化してくれるApple Watchのおかげです。

歩くかタクるか迷い、タクシーを選んでいた

私の住んでいる自治体は、一定の等級以上の身体障害者にタクシーの無料券が配布される、なおかつ、タクシーには障害者割引があるという事もあり、歩くかタクるか迷うとどうしてもタクシーを利用してしまう私がいます。私自身の中で、もう少し運動をしないと身体に悪いと思う事も多々あるのですが、それ以上に楽な方向に流れてしまう私自身がいて、なかなか思うように身体をうごかせていませんでした。そんな時に、大変な方の選択をする事にも楽しさがあるよ!と呟いてくれる存在、それがApple Watchです。

まとめ

私はApple Watchを購入する前は、Apple Watchを通知が便利になるパーソナルアシスタントデバイスだと考えていました。確かに、整理されて通知を受け取れるので、通知を受け取るデバイスとしては優れていますし、Apple Watch上でSiriをうまく使えば生活が便利になります。
ただ、それらの機能は実際使ってみると、iPhoneの延長線上でしかなく、私は今までApple Watchを購入しなかった理由も、iPhoneの延長線上感が否めなかったからです。それに対して、Apple Watchのアクティビティは、iPhoneの延長線上ではない機能です。そして、健康面、マインドセットの面でポジティブに働いてくれる機能です。この機能にこそ、Apple Watchを買ってよかったと思える要素が満載されていると思います。

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