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知的障害を伴う自閉症息子の父。 息子が成人したこともあり、自閉症の子供を持つ家庭の20…

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知的障害を伴う自閉症息子の父。 息子が成人したこともあり、自閉症の子供を持つ家庭の20年間の振り返りとこれからの何気ない日常を綴ろうと思いました。 何かを感じていただけるきっかけになるようでしたら幸いです

最近の記事

自閉症の息子のこと-4        小学校 登下校の風景

■登校 1年生の頃 入学式を終え 新学期が始まってから少しの間は 同じ町内会に住む高学年から低学年が一緒に集団登下校 そこに息子を一人で放り込むわけにもいかず 当面の間、妻も同行 息子といえば やはり環境の変化により緊張感が勝つのか なかなか制服も着ずに出発の準備が進みません 妻がなだめすかしながら準備する日が続きます 集団登校の期間が終わると息子は妻と二人で登校 制服は指定の校帽・半ズボン・白のポロシャツ・ブレザー 息子はブレザー着用とポロシャツのタックインを嫌い

    • 自閉症の息子のこと-3        小学校入学式

      ■地元の公立小学校に入学 4月の入学式 絵に描いたような 息子の小さな体に大きなランドセル 環境の変化に弱い息子は 今まで着たことのない学校指定制服と ランドセルに困惑気味 家を出る前から愚図り なだめすかしてようやく出発 自宅から5分ほどの距離 私も通っていた小学校 体育館前に桜の樹いました 私もスーツに身を包み 妻とともに入学式に参列 入学前の事前打ち合わせで 基本的に通常学級に在籍 教科によって支援学級で授業を受けることになっており 入学式当日は支援学級の先

      • 自閉症の息子のこと-2            2歳~小学校入学前

        ■福祉施設に入園 2歳6ヶ月の頃より福祉施設に通園を開始 目的は一般の保育所へ入る前の慣らし保育 ・発語は単語が少し出てくるように ・多動が目立ち始め、とにかくジッとしない ・興味のあるモノが目に留まると、そこへ一直線 ・手に持ったモノを急に投げる(怒っていない) ・言葉で感情が伝えられず、軽い自傷行為 明らかに定型発達の幼児とは一線を画す行動が増える 福祉施設のため、職員さんに理解があり 息子の行動には上手く対応いただけました 福祉施設ではさまざまな発達障害を抱

        • 自閉症の息子のこと-1        誕生~2歳まで

          ■息子の誕生 2004年6月生まれ 妻は初産 へその緒が首に二重に巻き付きながらも 助産師さんや医師が対応してくださり やや難産でしたが 妻が命がけで産んでくれた息子です 生まれたての息子は すでに髪の毛がフサフサ おまけに『魔歯(先天歯)』といって 下の前歯が1本生えており 家族みんなで驚いていました 顔立ちが私の父に似ており 遺伝子ってすごいなと感じたことを覚えています 生後の体重増加が少なく 体重増加を目的に2週間ほど入院 妻は産後2ヶ月ほど実家に里帰りし

        自閉症の息子のこと-4        小学校 登下校の風景

          自己紹介

          初めましての方も、そうでない方も あらためまして YM@管理職と申します 4人家族 私: 小さな会社に勤めるアラフィフ管理職 妻: 福祉関係に勤めるアラフィフ会社員 長男: 最近二十歳になった知的障害を伴う自閉症(療育A) 知能レベルは6歳程度 福祉施設に通所中 長女: 定型発達の高校生 運動部に所属する日焼け女子 私が生まれて50年近く 親になって20年が経ちます 長男が二十歳になったこともあり 自閉症の子供を持つ家庭の 20年間の振り返りと、これからの何気ない