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Route53にALBのレコードを追加 #487

以前ALBの設定に関する記事を書きましたが、今回はその続きで、DNS周りの設定についてメモします。

今回はこちらのブログを全面的に参考にさせていただき、無事にRoute53に設定したドメインでALBにルーティングすることができました。


前提として、ドメインの購入とRoute53への登録は完了しているところからのスタートです。今回はサブドメインを使い、かつALBも作成済みなので、Route53にALBのレコードを追加するだけで終わります。

Route53にALBのレコード追加

コンソール画面上で以下のように遷移し、「レコードを作成」に進みます。

Route53 → ホストゾーン → ホスト選択 → レコードを作成

以下のような画面になります。

レコード名

トラフィックをルーティングするドメイン・サブドメインを入力します。
例えばドメインが「example.com」だった場合でサブドメイン「sample.example.com」を使いたい場合、入力欄に「sample」と入力すればOKです。

トラフィックのルーティング先

「エイリアス」をチェックすると選択肢がザッと出てくるので、「Application Load Balancer と Classic Load Balancer へのエイリアス」と該当リージョンを選択します。そうすると作成したALBが表示されるので、それを選択すればOKです。

レコードタイプ

ここではA-IPv4dでIPv4形式のIPアドレスを選択します。レコードタイプは色々あるので後述します。


これでレコードを作成すると、設定したドメインでALB(およびその先にあるアプリケーション)にアクセスできるはずです!

レコードタイプとは

AWS Route 53でレコードを作成する際に指定するレコードタイプは、DNSで使われるレコードの種類です。ドメイン名の解決方法やその他のDNS情報を指定するために使用されます。

主なレコードタイプについて解説します。

Aレコード(Address Record)

ドメイン名をIPv4アドレスにマッピングします。
(例:example.com -> 192.0.2.1)

ALBもIPv4アドレスを持っているので、先ほどはこのレコードタイプを使いました。ただしALBのIPv4アドレスはAWSによって動的に管理されているため利用者が具体的な数値を取得することはできません。

NSレコード(Name Server Record)

ドメインを管理するネームサーバーを指定します。このレコードはドメインの権威DNSサーバーを示します。
(例:example.com -> ns-2048.awsdns-64.com)

CNAMEレコード(Canonical Name Record)

ドメイン名を別のドメイン名にマッピングします。エイリアスとして使用されることが多いです。
(例:www.example.com -> example.com)

AAAAレコード(IPv6 Address Record)

ドメイン名をIPv6アドレスにマッピングします。
(例:example.com -> 2001:0db8:85a3:0000:0000:8a2e:0370:7334)

ALIASレコード

Route 53に特有のレコードタイプで、S3バケット、CloudFrontディストリビューション、または他のAWSリソースへのエイリアスを作成します。CNAMEのように動作しますが、ルートドメイン(例えばexample.com)でも使用できます。
(例:example.com -> d123.cloudfront.net(CloudFrontディストリビューション))


ここまでお読みいただきありがとうございました!!

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