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大丈夫?新幹線のスマホ対応

連休中、遠出も何なんで、箱根まで来日中の米国人を案内しました。スマホ決済でスムーズに山手線に乗車、品川駅で新幹線に乗り換え、と考えていました。これが結構面倒だった。構内の券売機では、在来線の降駅までをいったん決済してから、新幹線の切符を買うようになっています。スイカを持ったカリフォルニアからの友人はスイスイ。

ところがです。彼を得意げに案内していた私はスマホ。スマホに対して、新幹線券売機はウンデモスンデモない。第一、スマホをかざす場所が見当たらないのです。どうすりゃいいのさ、この私。小田原方面のこだまの出発時刻は15分後。友人はすでに指定券を買ってしまった。アップルウォッチに目を落として心配げに私を見ます。

「Oh ! Look at this」日本文学を勉強していた彼は日本語が読める。かれの指差す方向に看板が。曰く「スマホ決済の方は窓口にどうぞ」

オヨヨ、であります。窓口は長蛇の列。どうも私と同じ目にあっている人たちが多いようです。「オリパラだ、おもてなしだって自慢するけど、こりゃ何なんだ。日本のIT後進性をアピールするだけじゃん」

外国人観光客の集団が少なくなく、列は遅々として進みません。目的の新幹線まであと5分。無理です。

結果、米国人友人が先発。私は30分後のこだまで小田原駅に。同駅の登山電車改札口で待ち受けていた彼がため息。「10年前とあまり変わらないねえ、新幹線の便利さは。クールジャパンてアナログジャパンなんだね。サイバーテロいらっしゃいだよ」

スマホのおかげ?で不便極まりなく、遅刻していらいらした連休でした。

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