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連作短歌「駅」

さっきまで雨が降ってた夏の駅 遠くの金切り声の残響

見逃した仕草も恋の味として秋の駅から見える霊園

冬の駅、自転車置き場まで歩く その数分の虹の明滅

あかねさす窪田空穂記念館へ ホームの細長い春の駅

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