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【アカデミーについて】


アカデミー名
GLADIOLUS TC ACADEMY

【アカデミーの内容】

理念

『自立した人間の育成』

 
指導方針

▶目標に対して正しい努力できる人間の育成
▶コミュニケーション能力に長け、思いやりのある人間の育成


走ることの楽しさや自己ベストを出す喜びを知ることで、自発的に練習に取り組むことができる選手の育成を目指します。
正しい知識を伝え、正しい方法でのトレーニングを提供することで自己ベスト更新、県内トップクラス、全国大会出場など、さまざまな目標に向けて頑張る選手のサポートをします。

選手へのサポートについて

・毎回の練習動画を撮影して動きや状態を全スタッフで共有、把握す
 ることで適切なアドバイスを行います。
・アカデミー生専用のグループチャットでウォーミングアップやスト
 レッチ、トレーニングなどの動画を配信。
・過去の練習内容のレポートの配信。日頃の練習についてもアドバイ
 スします。

対象・料金体系

対象:中学1-3年生(男女)800m-3000m
定員:20名
入会金:¥0
年会費:¥10,000 税込 (スポーツ保険、施設利用料込)
月会費:¥7,000 税込
その他
公式ウエア・ユニフォーム
大会出場に関する費用
合宿に関する費用



【アカデミーを開設する理由】

大好きな陸上競技に少しでも貢献したい

2018年の11月にプロ選手となって以降、改めて気づいたことがあります。それは、自分が「陸上競技を大好き」ということです。ただ漠然と感じていた感情ですが、その魅力を人に伝えるためにも自分がなぜ好きなのかを考えてみました。

① 何にも変えがたい達成感や喜び

僕は陸上競技が好きですが、走るという行為自体が好きかというと正直そう思えません。しかし、ハードなトレーニングをやり切った時の達成感やレースで自己ベストが出せた時の達成感や喜びは何事にも変えられません。勿論他のスポーツ等でも同様のシーンはあると思うのですが、僕の性格上人によって少なからず評価にばらつきのある球技や採点競技よりも、勝敗がタイムではっきりつく(わかりやすい)陸上競技が性にあっているのだと思います。そしてコツコツ地道な努力を積み重ねることで今まで勝てなかったライバルを上回ることができる、そこも陸上競技の魅力だと思います。

② 人との繋がり

僕は陸上競技を通じて、多くの人との繋がりができています。レースで競い合ったライバルもレースを離れれば大切な仲間です。一緒に汗を流しながら練習したチームメイトとの繋がりは今の僕の財産だと思っています。また「ランニングブーム」のおかげで全国、世界各地でマラソン大会が開催されいるため、マラソンを通じた新しい出会いが数多くあります。というか、僕の人との出会いのきっかけは殆どが陸上競技を通じたものです。僕の人生に人との繋がりを与えてくれる、人生に彩りを添えてくれるのが陸上競技だと思っています。

以上が僕が陸上競技を好きな理由です。自分が大好きで、魅力があると思っている陸上競技ですが、昔からの人気スポーツであるサッカーや野球、また最近注目度が向上しているバスケやラグビーと比較すると、少し盛り上がりに欠けるのかなと個人的には感じています。陸上競技を好きで、盛り上げでいきたいと思っている僕からすると、一番避けたいのは競技人口が減っていくことです。子供達が陸上を始めるきっかけ=憧れの存在になるために、現役ランナーとして結果を残すことも勿論追求していきます。それと併せて、陸上競技に既に興味を持ってくれている子供達に魅力をより知ってもらう、という目的を果たすために、微力ながら貢献したいと思いアカデミーを開校するに至りました。

地元滋賀への想い

僕は滋賀県米原市出身です。高校生活までの18年間を滋賀県で過ごしました。大学進学に伴い東京での生活が始まり、以降活動の拠点は基本的に東京です。年に数回の帰省では、気心しれた地元の友達と会うことを楽しみにしたり、好物である近江牛を食べたりと、毎回楽しみではありましたが、特別に地元愛が強かったというわけではありません。しかし、僕が2018年の9月に実業団をクビになった時のことです。競技を続けるかを悩んだ末に、後悔のない人生を送りたいという思いで現役続行という選択をしましたが、大した実績もない私が活動をご支援頂ける企業を見つけることは簡単ではありませんでした。そんな中、地元滋賀県の企業の皆様は「地元出身の川崎くんをなんとか応援したい」という言葉をかけて頂き、ご興味を持っていただけそうな企業を紹介してくれたり、物品だけでも提供させて欲しいとサポート頂いたり、非常に暖かい対応をしてくださいました。そして、実際に現在ご支援頂いている「滋賀ユナイテッド」「渡辺工業」「和研薬」は、全社とも滋賀県に本社か営業所のある企業です。

僕が今競技を続けられているのは、間違いなく地元滋賀県のおかげです。この経験から、地元滋賀県への愛着も今まで以上に強くなりましたし、そして何か恩返しをしたいという想いも強くなり、アカデミーをまずは滋賀県で開校することにしました。

現在、滋賀県の長距離のレベルは全国的に高いレベルにあるとは言えません。

2019年度の全国駅伝のレースでは以下のような結果です。

【全国中学駅伝】
男子38位、43位
女子29位、38位
※滋賀県が開催地のため2チーム出場。

【全国高校駅伝】
男子25位
女子23位
【全国都道府県対抗駅伝】
男子20位
女子23位

しかし、中学・高校の現場に触れる機会が増え、必死に頑張っている選手たちや、親身に指導されている指導者の方々を見ると、滋賀県のポテンシャルを感じます。そこに、自分がこれまでの競技人生で得た経験や持っている知識を伝えることができれば、少しは貢献できるのではないかと思っています。特に、怪我が多くて悩んでいる選手や、競技成績が思うように伸びずにで悩んでいる選手の力になりたいという想いが強いです。
また僕自身もマラソンで日本代表を目指して取り組んでいる中ですが、過去6度走らせて頂いている都道府県対抗駅伝にもう一度呼んで頂き、走りで貢献するというのも目標の一つですし、アカデミーに来てくれる子どもたちから刺激をもらいながら、一緒に滋賀県を陸上競技を通して盛り上げていきたいという気持ちでいます。


【アカデミーで大切にしたいこと】

冒頭にも書きましたが、アカデミーの指導方針は以下の2つです。

▶目標に対して正しい努力ができる人間の育成
▶コミュニケーション能力に長け、思いやりのある人間の育成

この指導方針は僕のこれまでの経験から大切にするべきだと感じたことです。


度重なる故障から学んだこと

自分自身、これまでの競技生活で何回も傷害(陸上競技では故障と言います)に苦しみました。その度に、「故障さえなければ」と、もどかしい思いを沢山しました。故障は誰でも経験するもの、故障という経験を経て強くなる、という意見が陸上関係者(指導者や選手)の大半を占めているように感じます。僕もその意見を否定はしないですし、実際に間違いではないと思いますが、最も優先するべきは「故障せずにトレーニングを行い、競技力も向上させていくこと」だと考えています。
というのも、まずもって故障するということは、精神的、肉体的に少なからずの苦痛を伴うものです。目標としていた大会を欠場、メンバー選考からの脱落、チームメートと差をつけられて感じる焦り、朝起きて一歩目に特に強く感じる患部の痛み、このような経験が精神的な成長や強さに繋がるという意見もあるかもしれませんが、スポーツの世界にはそれ以外にも精神的成長に繋がるシーンは多々あるので、故障の経験はせずにこしたことはない、と僕は思っています。

僕は青山学院大学4年生の時にフィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さんに出会い、走るための最適なウォーミングアップ、ケア、フィジカルトレーニングを学びました。その結果、これまで故障しがちだった身体も怪我をせずに練習を継続できるようになりました。トラックレースにおいては自己ベスト、大学駅伝でも区間賞を獲得することができたという実体験があります。(最後の箱根駅伝前に故障をしてしまい、出場できませんでしたが…笑)
それ以前にも、ウォーミングアップ、ケア、フィジカルトレーニングは当然のように行っていましたが、極端に言うと「間違った内容」の取り組みを行っていたということです。つまり、「正しい努力」が行えてなかったのです。当時の青山学院も箱根シード校の常連校となっていましたが、それでもプロのフィジカルトレーナーからすると「間違った内容」の取り組みを行っていました。僕がその時に思ったのは、自分自身その知識や情報をもっと早くから知りたかったということと、将来の陸上界を担うジュニア世代に「正しい努力の方法」を伝えていくべきだということです。


自分を救ってくれた陸上競技

陸上競技をする前は小学3年生から中学2年の春まで野球をやっていました。プロ野球選手になるという夢を抱いたこともあります。しかし、中学生に入った頃、周囲との差を感じてプロ野球選手になるのは難しいと感じてしまい、且つ当時はまだ体罰もあり、練習で殴られるのは日常的でした。そのような中、自分がなんのために野球をしているのか分からなくなってしまいました。(今は当時のコーチと仲良く食事にも行く仲です。)
これまで描いていた夢や目標を見失う中で、フラストレーションが溜まり、その捌け口として非行にはしるようになりました。そしていつの間にか、周囲とも積極的にコミュニケーションを取らないようになっていました。今思い返しても、自分の忍耐力のなさを恥ずかしく思うのと同時に、当時迷惑をかけてしまった方々には本当に申し訳なく思っています。

そんな自分を見失っていた時期に、陸上競技の道に誘ってくれた先生がいました。
その先生は非行に走っていた僕にも変な先入観を持つことなく話を聞いてくれるなど、向き合ってくれました。僕の中で初めて信頼することができた先生でした。先生に薦められたこともあって、これまで続けていた野球ではなく陸上競技をすることに決めました。

陸上競技の練習に取り組みはじめ、自分の中で変化が生まれました。
練習すれば速くなる、頑張った分だけ成果が出る、そして努力をしないと結果が出ない、陸上競技が面白いと感じている自分がいました。目標を見失っていた僕に、陸上競技は目標に向かって取り組むことの面白さを教えてくれました。そんな陸上競技をはじめて間もない頃、
『3000m滋賀県夏季総体に出場』という目標を立てました。
参加標準記録が10分20秒でしたが、当時は何回走っても届きませんでした。
諦めそうになりながらも目標を達成したいという思いで努力を継続しました。
結果、この大会で切れなければ夏季総体に出場できないという記録会で10分03秒というタイムで標準記録を突破することが出来ました。このレースは競技人生の中で今でもベストレースです。
目標を見失わずに努力すれば報われる、諦めないことの大切さをこのレースから学びました。そして自分に対して自信を持てるようになり、陸上に対して本気で取り組んでいきたいと考えるようになりました。

僕は、自分を陸上競技に誘ってくださった先生のおかげで、目標や夢を見つけ、そこに全力で取り組むことの素晴らしさに気付き、非行から抜け出すことが出来ました。そしてそれ以降は常に生活の軸は陸上競技ですし、今は仕事となっています。言い方が正しいかは分かりませんが、先生からは強い「思いやり」を感じました。

中学生の年代は、反抗期で周囲に反発したり、目標が見つからなかったり、目標を見失ったり、やりたいことがわからなかったり、と悩みや不安が増えてくる時期だと思います。少なくとも僕はそうでしたが、先生の思いやりと陸上競技という自分が熱中できるものに出会い、救われました。アカデミーの生徒達には、陸上競技をより好きになってもらい、長く続けてもらえればそれ程嬉しいことはないと思いますし、全国規模の大会で活躍し、将来的には日本代表にも選ばれるようなトップ選手も育てたいという想いも勿論あります。但し、一番大切にしたいのは、陸上競技を通じて思いやりや、コミュニケーション力をつけていき、人として成長していってもらうことです。一つのコミュニティとして、生徒達も指導する側の僕たちコーチ陣も一緒に成長していきたいと思っています。


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プロランナー 5000m13‘57/10000m28’44/half64’12/ OFFICE KAWASAKI代表/GLADIOLUS TC代表