vol.6-3 自分で選んだ「国際協力」の道、やめたいと思った瞬間はありますか?(延岡)
昨年はテラ・ルネッサンスという同じ組織で、京都という同じ場所で働いていたのに、今では延岡さんはカンボジアの駐在員に、そして私は6月から、コンフロントワールドという別の組織でウガンダの駐在員になる。
確かに!あれ、1年前のことなんですね!(笑)
変化がこれだけはやい時代です。わたしたち自身も流れに取り残されないように、より上質なあり方を目指して、日々アップデートしながら過ごしていきたいものですね。
今のようにインフラも整っておらず、インターネットすら普及していない時代から国際協力活動に従事して来られた先輩方には頭が上がりません。
でも今は、地球を舞台に何でもできる時代です。
ウガンダとカンボジアの直線距離は8000㎞以上。
ちなみに、新幹線で東京駅-新大阪駅間で515.4㎞(実際の距離)。(参考:コトバンク)
つまり、東京-新大阪間を新幹線で8往復すれば、距離だけで言うとカンボジアからウガンダに行けちゃうんです。これを遠いと思うか近いと思うかはあなた次第。
「フィールドは地球」という意識を持ちつつ、まずは日本の皆さんと「面白いこと」を今年もやっていきましょう!
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まだ、僕が大学2年生の時。設立したバングラデシュ支援の学生団体として、初めての現地渡航が終わり、日本に帰国した後のことです。当時、非常に影響を受けていた大学の先輩(彼はすでに国際協力の活動でたくさんの実績を出していました)から、活動に対して思いっきりダメ出しを食らいました。
何一つしっかりとした答えを返せなかったのを記憶しています。
その時は正直に、設立したバングラデシュ支援の学生団体の活動から、逃げたいと思ってしまいましたね。
すごく良い先輩に出会いましたね。心の底から、そう思います。
国際協力に携わっていることを友人や人前で話すと、一番多い反応がこれです。
「のぶ、すごいやん!尊敬するわ〜〜」
そう言われて悪い気はしないのですが、無批判に賞賛されてしまうことが往々にしてあります。
(自分の場合、家族はそう簡単にいきませんでしたが)
これも「国際協力」「社会貢献」に対する固定化されたイメージのせいでしょうね。まるで聖人君子のように思われてしまう。
別に、批判を受けたいわけではないんですが、何か物足りない感じがします。
誰かにズバッと言われる方が建設的な気がするんですよね。現に、原さんも先輩から思いっきりダメ出しを受けたことで考えが深まり、今の姿があると思うんです。
その時に、もしも先輩から「原くん、すごいね!良い感じだよ!」と無条件に褒め言葉を浴びていたら。
誤解を招きたくないので言っておきますが、批判されたいわけではありません(笑)
わがままかもしれませんが、時にはビシッと言ってくれる存在、建設的な議論を交わせる存在って必要ですよね。自分の考えを深めるきっかけとして。
さて、vol.6のテーマは「国際協力をやめたいと思った瞬間」についてです。
我ながらすごく良いテーマだと思っていましたが、それほどだったかもしれません(笑)
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