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短歌の授業をする前に。
教科書で学習したあとに、簡単な創作をさせる。
手順を示したプリントを作成したあとに、
私自身もつくってみた。
○同僚の先生がお子さんのランドセルを買った話をしていたのをヒントに。
あかよりもうすむらさきがわたしいろ
6ねんまいにち
いっしょにいこう
ひらがなも数字も夢もつめこんで
桜舞う朝
一歩踏み出す
ランランラン背中の友と歌い出す
黄色い帽子の
小さいあの子
○弟の歯が初めて抜けた
書きたいと
せき立てられるように続くのに。
かまどうまへびとんぼ。
最初の勤務地、むかしは僻地と呼ばれる地域で山奥のさらに山奥にあった。
コンビニもスーパーもガソリンスタンドもない。
実家からは車で1時間以上かかる。
電車ではなく、一両編成のディーゼル車が1日に3本ほど。
生徒は学校全体で30人もいなかったように思う。
学校付近には小さな商店と、以前民宿を営んでいた家があった。
そこが、いわばその地域の銀座である。
学校のそばに教員住宅があったが、
産休補
カップラーメンとぼく。
遠くの座席から「〇〇さん!」と呼ぶ声がする。
座ったままでわたしを呼んでいる。
用件のある側が、相手のデスクに出向いていって話をするのが、当たり&前、当の然。
だがしかし、20歳も下の彼がわたしを呼ぶ。
ん??という表情を示したものの、
そっか、パソコンの画面でも見てほしいんだなと思い、重い腰を上げて、彼の座席へ歩く。
「カップラーメンにお湯入れたばっかなんで」
と開口一番。(サッポロ一番?