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ストレスはリレーより浄化

京都府内限定で11月26日に放送されたNHKのドラマ『ストレスリレー』。平野啓一郎原作の小説を元にしたもので、アメリカ勤務のビジネスマンが東京の本社に呼び出しを食らったストレスが言葉、SNS、人間関係などを巡り巡って、川島海荷さん演じる京都在住の中国人留学生ルーシーの元に伝染する様子を描いたもの。接客のストレスから親子の軋轢、催促、不可抗力、怒り、失敗、遅延、失ったなどたくさんのストレスがあるこの世の中。さらにはコロナ禍で制約をかけられるのも相まって余計にギスギスしている。それでも、これを見るとストレスの何たるかをたくさん考えて、怖いもの見たさでいいものを見れた。

ストレスの根源は身近でも分からん

ストレスの根源は一つとして同じものじゃないし、身近ではない人、どこのどいつか分からない人なんて知れることはまず探りようの無いし、興味なかったりする。その上、家族や友人など身近な人間であってもそれは分からない。そんな分からないことだらけを必死で分かろうとしても、相手にとっては、ウザったい気持ちになったり、軽くあしらってると思われてしまう。それはリアル、SNS関わらず。僕も闇を抱えた上に、親との軋轢、人との関わりの希薄さなどでなかなか信じられる人に巡り会えず悶えてきて今に至る。それぐらいストレスって突然降って沸いてしまうもので身近でも分からないことだらけ。言葉にしない限りは。

好きなもので浄化

コロナ禍以前から僕自身は多量のストレスを受けてきた。しかし、迷惑をかけて怖くなった過去から受け取ったストレスはリレーしないことが多い。さらに一度親の前でストレスをぶちまけたら怒られたストレスも相まって受けたストレスはリレーも何もせずに全て抱え込む以外には思いつかなかった。ただ、鉄道の趣味があったのと、「レッドカーペット」や「エンタの神様」などのネタ番組を好んでいた故にそれなりに浄化する術があった。そして、大学で行動範囲が増加したことでライブやおいしいものなどでさらに術を身につけた。いずれも1人から楽しめることばかりだからそれなりに楽しめてはいる。

人間誰しも、ストレスはどうやってでも吐かないと気が済まない。しかし、感情や怒りに乗せて短絡的にやっても結局は傷つく人が増えるだけだし、何も考えてないから自分も傷つく。だからこそ…

ストレスはリレーするより浄化させるのが大事

趣味、おいしいもの、推し、恋人、一緒にいて楽しい人たちといった幸せや好きなものことに乗せて浄化させる方が最善だ。それによって誰かがジェラシーを投げてくるようなこともあるかもしれないが、結局自分のこと。ジェラシーも自分で気づかないとどうにもならない。とにかく自分のストレスは同じことでやり返すみたいなことをせず、浄化させないと止められない。それができるのは自分しかいない。

地域限定でネタバレを控えめにしたため僕の感想ぐらいではイメージが持ちづらい。そこで「NHKプラス」で11月29日から期間限定で地域問わず視聴可能なので是非見て学んで頂きたい。

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