足関節背屈可動域制限 ~前方組織の影響見逃していませんか?~
足関節の背屈制限は前方組織と後方組織の両方から影響を受けます。足関節後方組織が短縮していたり、癒着が生じていると足関節背屈時に距骨が後方に動かず(滑り・転がり)、足関節背屈可動域制限が生じます。
足関節背屈可動域制限に関与する後方組織には下腿三頭筋やアキレス腱、長母趾屈筋、Kager’s fat padなどが挙げられ、背屈制限が存在する場合、介入の第一選択肢とされることが多いと思います。
足関節の前方には3つの筋肉(前脛骨筋・長母趾伸筋・長趾伸筋)の腱が存在し、足背動脈と