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データ抽出だけじゃない。非エンジニアがSQLを学ぶメリット

データドリブンという言葉でもよく聞かれるように、ビジネスにおける数値分析の重要性がよく叫ばれるようになりました。
そして、数値分析はデータアナリスト等がやればよいということではなく、全ての職種におけるベーススキルとして認知されるようになってきました。

そんな流れの中でEXCELの関数などいくつか数値分析のためのスキルはありますが、「SQLを書くけるようになること」が非エンジニアにも求められるようになってきています。そしてこれはPM(プロダクトマネージャー)などに限らず、CSでも同様に求められるようになっています。

マネーフォワードの特徴はBtoB、BtoC属性の違うサービスを持っているのが特徴だが、会社として共有としてCSとしてもたせているものは?
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瀧:アルバイトから社員になるときの条件は、共通していて、SQLを叩けるかどうか。

ちょっと古い記事(2016年頃)ですが、少なくとも当時はマネーフォワードのCSではSQLがアルバイトか社員になる時の条件にもなっているようです。
※もう4年くらい経つから状況も変わっているかもですが…

また、メルカリのCSでもSQLを書ける人は割といて、業務の効率化や問題分析にも利用しています。

非エンジニアがSQLを学ぶメリットは?

SQLを書くことが重視されるようにはなってきたのはわかったものの、そもそもSQLを学ぶメリットってどんなことがあるのでしょうか。今回は個人的に考えているSQLを学ぶメリットについて書いていってみようと思います。

①分析スピードが上がる(エンジニアに分析依頼しなくて済む)

当たり前ですが、エンジニアに依頼せずとも自分でデータ出せるようになる実利的メリットがまずあります。

(CSチームは)ユーザーと近い距離にいるからこそ感じられるニーズをくみとって、サービス改善に反映させていくことも求められます。
その際に大切にしていることは、開発側に「こういう声があります」と伝えるだけでなく、実際のデータをもって提案することです。
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そこで、CSのメンバーが自分たちでSQLを書いてデータを抽出するようにしています。主な数値データはダッシュボードで社内に可視化されていますが、細かい施策の効果測定までをエンジニアに依頼すると、スピードが上がりませんので。

とこちらの記事にもあるように、分析というのは「結果がでたあとにまた新しい仮説がでて今度はそのデータを見てみたい」といったように、探索的な形になることが多いです。

この場合に都度エンジニア等依頼をしてしまうとこの分析スピードがあがりません。そのため、自分で自らSQLを叩けるということはこの分析をスピードアップさせることができるということです。

②サービスの仕様理解に繋がる

SQLを学ぶということは、もちろん抽出するデータがどのように保存されているかを学ぶことでもあります。それは以下の理解につながります。

・そもそもデータってどのような形式で保存されているかの理解(RDB的な考え方の理解)
・実際、自社データがどう保存されているかの理解
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※RDBという単語についての参考記事 → https://boxil.jp/mag/a3032/

この2つを理解すると、自社のサービスについても「この画面ではこの情報をもとにあのデータを参照して表示しているんだな」とか、「このアクションが取られたらあのテーブルのあそこが更新されるんだな」などといったイメージが少しづつできるようになってきます。

こういった理解が進んでいいくことで、少しづつ変えられそうなこと/変えづらそうなことのイメージがついてきて、改善提案などがより具体性をもってイメージできるようになれると感じています。

③データへの感度があがる

「〜率」や「〜割合」と言ったデータを自分で出すということは、その数値の定義をすることを自分で行わなければならないということです。

他人の話や記事などで、そういった数値に触れる際は意外と数値の定義を曖昧な理解にしたまま聞いてしまいがちです。ただ、実際にSQLで自分で数値を出そうとした場合にはその曖昧性から逃げることができなくなります。

例えばECショップで「キャンセル率」がどう推移しているかをだしてみるとしましょう。その際に「キャンセル率」として考えられる論点として、

・金額ベースで考えるのか、件数ベースで考えるのか
・一部返品のようなケースはどう捉えるのか
・出荷前に止めたもの/出荷後に返品されたものはどちらもキャンセルに含めるか
・返品されるタイミングはバラけるはずだが、「出荷後何日後以内のキャンセル」などと絞るべきか

など、ざっとあげてもこれだけあります。こういった数値定義を自らSQLに落とし込んでいくことで、数値に対する感度あげることができると考えています。

こういった感度を上げていくことで、具体的に起きている事象や課題に対する原因への嗅覚みたいなものがついていくと思っています。

まとめ

今回はSQLを学ぶと、

①分析スピードがあがる(自分でできるようになる)
②サービスの仕様(仕組み)への理解が深まる
③データに対する感度があがる

という話をしました!

今では、SQLも学びやすくなっていて、オンラインで実際に書きながら学べるProgateにSQLコースはじめ、色々ネットにも教材がありますので、空き時間みつけてやってみるのもよいかもしれません。

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ありがとうございます!
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Merpay CS/Ops 兼 PM ← Netprotections CS周り| CS寄りというよりOperation寄り。
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