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【チーム】”Throw-off Meeting”についての話①

こんばんは。だんだんとnoteの更新ペースが落ちていきそうな伊藤です。
いかんいかん、ここで踏ん張らなければ…

”Throw-off Meeting”について

昨日、チームの新2年生とThrow-off Meetingを行いました。

※これは造語です。ビジネス用語では、プロジェクトが始動する際の最初のミーティングを「キックオフミーティング」と呼びます。ハンドボールはキックオフではないので”Throw-off Meeting"というわけです。
流れとしては

・今の過ごし方&インハイ中止に対して思うことを全員に話してもらう
・事前に回答してもらったアンケートのフィードバック
・動画を見せた後にコーチからの簡単なレクチャー

という感じです。具体的な話(目標やチームスタイルなど)については、新キャプテン&部長の発表後に詰めていく予定です。今の状況のまま事態が収束に向かってくれれば、6月頭から学校が再開してくれるので、そこで部員全員で集まって今後のことを決めようということにしています。

当事者たちの声を聞く

先日、同じようなミーティングを3年生とした時にも聞いたのですが、やはり選手達がどう感じているのかは本人の口から聞くしかないです。

・実感が湧かない、気持ちの切り替えがつかない(3年生と同様)
・先輩からもっと多くのことを教わりたかった
・新入部員が入ってくるが、ちゃんと教えられるかが不安

特に2年生の場合、後輩から先輩へと急に立場が変わることに対しての不安が大きいようです。インハイに出ない限り、引退は5-6月とただでさえ早く十分な準備期間もない上に、今回の件が重なり実質的な準備期間は無いに等しいです。3年生も戸惑っていますが、2年生も戸惑っています。非情であっても”区切り”のタイミングはどこかに定めなければいけないのかな…とも思いました。

アンケートの回答へ驚き、冷静になった

次に、事前アンケートの結果をフィードバックしました。
質問はざっとこんな感じです。

ポジションを変えたいか/部活動をする目的(部活動を通して何を得たい、実現したいか)/達成したい目標(結果)/どんなチームにしたいか/自身の果たせる・果たしたい役割/今のチームの問題・課題/来シーズンやってみたい・変えたいこと/【マネージャー】仕事の内容・量について/コーチに期待すること・評価

ゴールと目標を混同して書いてしまったので、訂正が必要ですね…。あとコーチの評価は明らかに忖度を感じる結果だったので、もっとドライに評価してもらうように改変が要ります(笑)

詳細なアンケート結果は省略しますが、

結構いいこと書いてある!

というのが感想です。一番感心したのが「新チームをどんなチームにしたいですか」という質問に対しての

練習から試合まで差異なく全力で取り組めるチームにしたい。試合・練習・それ以外という3段階のオンオフではなく、部活・それ以外という2段階のオンオフでやっていけるチームにしたい。

という回答です。オンオフの段階を回数で捉えるという考え方は斬新だし、この選手は「試合のために練習しなければいけない」ということを理解していることも読み取れます。

新チームへ希望を抱くと同時に、「満足してはダメだ」と冷静にもなりました。

経験上、毎年どの競技のどのチームでもこういうミーティングとかアンケートはやっているはずで、きっと毎年同じような言葉が「問題・課題」として出ているんじゃないかなと思います。

つまり、(少なくともチーム始動の時点では)やらなきゃいけないことは認識しているが、結局時間が経つにつれ、それらを忘れるor気にしなくなってしまい、問題は残り続け、また次のチームで課題として上がってくる…というループに陥ってしまう可能性があります。

今の状況はチームを根本から立て直すチャンスでもあります(テレワークを導入する企業がコロナによって増えたように)。

この機を逃さず、強気の改革をしていかなければいけません。

本日のおまけ

5月24日は大英帝国の国王ヴィクトリア女王の誕生日です。産業革命による経済発展の時期と重なり、この時の大英帝国は絶頂期を迎えました。

皆さん、歴史は得意だったでしょうか?

「用語が覚えづらくて嫌だ!カタカナ、漢字が多くて嫌だ!」という人に目からウロコのアドバイスです。

歴史学習は漫画から始めよ

歴史も数ある漫画と同様に1つのストーリーです。流れを分かっていれば、「Aという出来事のあとにBが起こる」ことをただの文字の羅列としてではなく、頭の中で最初から関連付けられたストーリーとしてインプットすることができます。あくまで高校レベルでの話ですが、この意見に同意してくれる先生が多かったので、わりと信憑性はあると思います!

今回も読んでくださありがとうございました!

2020/05/24 伊藤陽一郎


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