ダンベルとケトルベルの違い
皆さんこんにちは。
大阪市北区・中崎町の Suitableパーソナルトレーニングジム の朝山です。
今日は、「ダンベル」と「ケトルベル」の違いについて説明したいと思います。
ダンベルとケトルベル
トレーニングのマストアイテムであるダンベルとケトルベル。
この二つは形状こそ違えど、非常によく似た使い方をされています。
皆さんは普段この2種類をどのように使い分けていますか?
結論から言ってしまうとこの2つは重心位置が大きく異なり、それをどう上手く利用するかがポイントだと思っています。
ちなみに、実はケトルベルは広義ではダンベルに属します(^^;
ダンベルは直訳すると鉄アレイという意味ですので、実は語彙的には大差はありません。
しかし、形状は大きく異なるため、作用も変わってきます。
今回は、ダンベルとケトルベルを形状で分けて説明していきますね。
ダンベル
大きさはさまざまですが、多くの方が目にしたことがあると思います。
持ち手の両サイドに重りがついているのが特徴ですかね。
このダンベルが、1セットあれば全身のトレーニングを行うこともできる代物です。
フィットネスクラブなどのジムに行けば100%の確率でこれがあるでしょう。ないジムは逆に何を置いているのか気になるぐらいです。
ダンベルを用いた有名なトレーニングとしては、ダンベルプレスやブルガリアンスクワット、ワンハンドベントオーバーロウなどが挙げられます。
(もちろんまだまだ数え切れないぐらいあります笑)
ケトルベル
ケトルベルは重りの上側に取手が付いているのが特徴です。
また、ダンベルに比べると、置いているジムは少ないかもしれません。
置いているのは知っていても使い方が分からず、持ったことがない方もいるかもですね。
ケトルベルを用いたトレーニングとしては、ケトルベルスイングやケトルベルスナッチなどでしょうか。
さて、では形状が異なる重り2つをどのように使い分けていきましょうか。
重心位置の違い
ダンベル とケトルベルをトレーニングプログラムに上手く取り入れようと思った時に、まず着目すべきはこの重心位置の違いです。
ダンベルは重心位置がグリップの中心、つまり握っている手の中にあります。
これに対し、ケトルベルの重心位置は重りの中心、つまり手の外にあります。
これがダンベル とケトルベルの決定的な違いです。
では、どのようなトレーニングにダンベルがふさわしいのでしょうか。逆にどのようなトレーニングにケトルベルがふさわしいのでしょうか。
一番わかりやすいポイントとしては遠心力です。
重りを回す、振るなどの動作が入っているトレーニングには、ケトルベルの重心が外にあるという点が存分に活きてきます。
逆に遠心力が少なく、狙った筋肉にダイレクトに負荷をかけたい場合はダンベルの方が優れています。
ベーシックな筋トレでは筋力アップや筋肥大がメインの目的になりますので、ダンベルの方が負荷を掛けやすいでしょう。
一方で、私たちは生活の中で物を持つ際、多くは重心位置が手の外にある場合が多く考えられます。
例えば、買い物袋や手提げを持ったり、ダンボールを持ったりなどのこのような動作の多くは、手より外側に重心位置が存在するため、その重心を乱さないようにコントロールする必要があります。
また、競技の特性にもよると思いますが、ラケットやバットを持つ競技などでも実際にボールを弾き返すのは手よりも外側です。
このような理由から、動作を考慮したトレーニング(ファンクショナルトレーニングなど)では、ケトルベルが重宝されています。
まとめ
今回はダンベル とケトルベルの違いを重心位置の違いから書いてみました。
どちらがいい悪いという話ではなくトレーニングや競技特性などにおいて使い分けることができれば、今までに比べてトレーニングの内容が幾分濃くなるはずです。
ぜひ、今回お話ししたポイントを踏まえて使い分けてみてください。
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