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中国映画 ◆ 鑑賞記録 ◆

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中国映画のレビューをまとめています。2018年以降に視聴した作品の中から思いつたものを書いています。最近観た映画が多めです。台湾、香港含みます。基本的にネタバレありです。(トップ…
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#王一博

『FPU ~若き勇者たち~ 』 维和防暴队 中国映画 鑑賞記録

2024年10月26日 東京・中国映画週間で鑑賞しました。 推し 王一博が2021年5月に撮影し、本国でも3年を経て今年5月にようやく公開された待望のアクション大作です。 日本では2025年1月10日から全国上映が予定されていますが、上記映画祭でいち早く上映され、御覧のように即完売の人気でした。 一時はお蔵入りも覚悟した本作でしたが、ようやく日の目を見たことに感無量です。 いろいろな観点からのご意見もあるようですが、ここではファン目線の感想を綴りたいと思います。 お時間あ

『無名』 劇場鑑賞記録 ③ 考察 【チェン 陳小姐】

今回は、少ない登場シーンの中で強い印象を残す陈小姐について触れたいと思います。(また無名か~と思われた方、すみません 汗) 主に最初は気に留めていなかった彼女の香港逃亡の経緯ですが、とある描写に気づいてからあれこれ考察するようになりました。 ただ、この謎については今のところ決め手がなく、全ては個人的な想像の域を出ないことをお断りしておきます。 映画鑑賞の楽しみのための、一つのトピックと捉えて頂ければ幸いです。 ネタバレに繋がる記述も含まれるので、これから鑑賞予定の方はご自身

『無名』 劇場鑑賞記録 ② 考察 【ジャン 江小姐】

2024年5月3日の初日以来、4劇場で4回鑑賞しました。この映画『無名』は一瞬一瞬に意味が込められていて、おそらく無駄な描写は一切ないのだろうと思います。観れば観るほど新しい発見があり、朧気だった絵からハッキリとした輪郭が現れる様が楽しくて、劇場通いをやめられません。そんな人が続出している模様です。 今回は、ずっと引っ掛かっていたジャン(江小姐)の件がようやく霧が晴れるように腑に落ちたので、それについて書こうと思います。 推し主演ドラマ『追风者』に続いて映画『無名』と、こ

『無名』 中国映画 劇場鑑賞記録 ①

遂に! 待ちに待った トニー・レオンと王一博の主演映画が 5月3日に初日を迎えました!! 只今GW中ですが、仕事の合間は映画館通いで忙しいです(笑) 時間がないので、今回は twitter に投稿した鑑賞後のホットな感想を転載することにしました。 本当に見応えある映画です。 ぜひ劇場に足をお運びください!! ※ 現地中国の配信で視聴した感想はこちらです ①②はネタバレ配慮 ③はネタバレあり 2024年5月3日 映画館鑑賞1回目  ヒューマントラストシネマ有楽町 シアター

『ボーン・トゥ・フライ』 中国映画 鑑賞記録

中国国産最新鋭ステルス戦闘機のテストパイロットのお話。 我が推し 王一博、初めての単独主演映画であります。 空軍や航空工業各社、飛行試験研究所等の協力の元、本格的な戦闘機開発の裏側や過酷なテストパイロットの日常を通して、彼らが戦闘機と自らの限界に挑戦する過程で成長していく姿が描かれます。 現地劇場前に公開された数々の予告やBTS以上の内容はバラさないように留意しましたが、未視聴の方はご注意下さい! 撮影地、訓練 何よりもまず自然、乾燥した砂漠地帯のような黄色い大地が印

『無名』③ 中国映画 鑑賞記録

中国映画『無名』レビューのパート3(一応ラスト)です。今回はランダムに散りばめられた本編のシーンを、起こった順番通り時系列に並べ直してみたいと思います。整理されたストーリーを知りたい方のご参考になったらいいなと思いつつ…(解釈は間違っているところもあるかもしれません) 全体的にネタバレになりますが、具体的な描写は明かしません。 おそらく長くなってしまいますが、よろしければお付き合いくださいねー! ※ 日本公開に先立ち名称その他の日本語を追記しました(2024/2/14)

『無名』② 中国映画 鑑賞記録

中国映画『無名』の感想パート2です。 概要はパート1で説明してあるので、早速本題に入りたいと思います。 今回は、ネタバレなしのあっさり目感想+メタファー集、の予定。 未視聴の方も多分、お読みいただいて問題ないかと思いますが、気になる方は視聴後にまた来ていただければ嬉しいです! ※ 日本公開に先立ち名称その他の日本語を追記しました(2024/2/14) 1はこちらからご覧ください。 パート1でも書いたように本作はパズルのピースをランダムに投下するような形式で描かれている。

『無名』① 中国映画 鑑賞記録

2021年秋、少し遅れて撮影チーム入りした王一博。その時から逐一ウォッチしつつ待ち焦がれていたこの映画は、今年 2023年春節の目玉作品として中国で公開され、4月8日より各プラットフォームで配信が開始されました。 推しの王一博が全身全霊を傾けて演じた作品であり、本人にとって思い入れ深いであろう本作は、わたしにとっても大切な映画です。 ですからこのレビューも、ページの最下部で短く書き上げられている図を想像できず…(笑) そんな訳で、この作品『无名』は3つのパートに分けること

『我的朋友』 中国映画 鑑賞記録

本作品は25分程の短編で、中国の『16th FIRST青年映画展』の企画で制作されました。この映画祭はCHANELが協力しているので、同ブランドのアンバサダーである王一博や周迅、辛芷蕾がPRを務めていました。本作はその3人のうち王一博と周迅が出演しています。 公開に先立ち上海で公開されたような情報もチラっと見ましたが、多くの人が鑑賞したのは10月31日から約1週間、BiliBiliの特設会場での配信だったと思います。 残念ながら現在のところ本編は視聴できなくなっていますが、

『フラワーズ・オブ・シャンハイ』 中国映画 鑑賞記録

トニー・レオン  梁朝伟 が出演している映画として知ってはいたけど何となくスルーしてしまっていた作品。 今回観ようと思ったきっかけは推し 王一博の待機作『無名』の撮影中、程耳監督が食事シーンの参考として出演者にみせた作品だと聞いたから。 探してみたらhuluで配信していたので速攻鑑賞。羽田美智子が出演していたとは認識していなかったなぁ。 舞台は清朝末期、19世紀も終わりの上海イギリス租界。高級遊郭の男女のあれやこれやが描かれる。お話のメインは梁朝伟 演じる王と羽田美智子 演