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行動経済学の逆襲

行動経済学の理解を深めたいと思いまして

かの有名なリチャード・セイラー先生の「行動経済学の逆襲」を読みました。

行動経済学でお馴染みのダニエル・カーネマンと一緒に仕事をしたりなんだかんだノーベル経済学賞とったりと実績もある人なんですよね。

本の口調が面白くて、学術半分・ちょっとしたエピソード半分
個人的にはいいとこ取りをしたような感じで面白かったです。

学術的な部分で行くと行動経済学の「サンクコスト効果」や「プロスペクト理論」について割と深く書いてあった印象です。

そんな感じで、日常生活で使えそうなのをざっくりとまとめてみました。

勝負の心理学

人間は、勝っている時と、負けている時どんな心理状態なのか?って話ですね。
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・勝ってる時
→リスクを回避して合理的に勝てることにも挑まなくなる。
・負けている時
→リスクを取って挽回しようとする
*例えば競馬の最終レースなど
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人間不思議なもので状況によって心理状況とかが一変するんですよね。
上記は性格の問題と言うよりも人間の本能的な問題なので仕方ないのかなと思います。
なので、上記の戦略を利用すると。

すごいイケイケドンドンの人にはコツコツ堅実な提案とかをしたりちょっとやばいなって言う人には思いっきりリスクのある高額なものを勧めると比較的刺さりやすいんじゃないでしょうか。


よくある人間の非合理的な振る舞いは?


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①有料なものを無料でゲットすると、それに対しての関心や執着が薄くなる。
→よく無料でコンサートのチケットをもらったら雨が降ったら行くのを断念するが
通常の定価で買った場合は雨が降っていたとしても時間をかけていくみたいな感じですね。
本来は同じ価値なのに…

②後知恵バイアスによって結果が出てから「結局こうなるとわかっていた!」「ここが課題だった!」みたいなことを言い始める。
→これもほんとにありますね。
特に経済評論家とか株価をなすごい前に打った予測を出してきて「当たった!!」ように振る舞いますもんね。
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個人的にも後知恵バイアスは結構かかるやつなので気をつけないといけないなぁと思っております。
あとめちゃくちゃ損失回避型なのでそこをなんとかしたいなぁ…

コーヒを奢ってみる