見出し画像

某不動産メディアをファイナンス分析してみたら意外な結果に、、、

私はお仕事で不動産広告営業をしているのですが
今色々とシーエムをやっている、「SUUMO」と「LIFULL HOMEs」「at home」ってどれくらい差があるのかなとふと思いまして
肌感覚ではご存知の通り規模感や広告出稿費用などは圧倒的SUUMOなので
今回は、投資家や経営者が見るような「経営指標や会計指標をもとに比較分析してみました。」

*しかしながらアットホームは非上場で情報が少ないため
SUUMOとホームズのみやりたいと思います。


ざっくり、個人的結論。

「よくSUUMOに対してHOMESは競合しているなぁ、、」


リクルートの規模感や売上高がホームズを運営している株式会社LIFULLと規模が違いすぎて…

指標ごとに比較していきたいと思います。


1回戦【株価】【時価総額】:リクルート圧勝

スクリーンショット 2020-03-07 11.09.59


コロナウィルスの影響で経済が落ち込んでいますがそれでもリクルートは18.48%と高い成長率を誇っております(6ヶ月比較)


2回戦【資本金】:リクルート僅差で勝利。


リクルート:100億円
LIFULL :97億円

予想以上に僅差。
いつでもLIFULL はチャレンジできるってことですかね?
安定経営!


3回戦:【安全性分析】:LIFULL 勝利!!


・自己資本比率
リクルート:54%
LIFULL :74%

・流動比率
リクルート:161%%
LIFULL :189%

・固定比率
リクルート:239%
LIFULL :467%


すごい!!!
20%差もあるのはすごいのではないでしょうか?
東証一部上場企業の中でもTOPクラスです。
固定比率が467%もあるのは売り上げだけではなく経費の部分にも目を光らせているのが顕著ですね。


4回戦:【成長性分析】:ほぼほぼ横並びか??


・売上高推移
リクルート:104%
LIFULL :109%

・顧客増加推移
リクルート:--*SUUMOのみのデータ取れず
LIFULL :101%

ほとんどのクライアントが既に登録しているのか?成熟した市場なのか?様々な仮説はありますがほとんど横ばいって感じです。
しかしながら、この不景気の中、成長を続けることができているのはすごいことだと思います。

ラスト:【収益性分析】:リクルート強えぇけど、、けど冷静にみると変わらないかも


・ROA(資産に対してどれぐらいの利益を上げることができたか?)
リクルート:10%
LIFULL :10%

・ROE(自己資本に対してどれくらいの利益を上げることができたか?)
リクルート:19%
LIFULL :10%

ROEはリクルートが圧勝な感じもしますか、上記の自己資本比率はライフルが圧倒的に上なのでROEとROAの乖離は致し方ないことなのかなぁと思っております。
なので、位収益を取れているかに関してはやはりもともとの資産が多いリクルートが絶対数では強いと思います。
やっぱりより多くの資産を持つものが多くの富を手に入れていくんですね…

【SUUMOに対するコメント】


今回、SUUMOベースで比較しようと思いましたが予想以上に他の事業の売り上げの規模が大きく表面的な指標でしか比較できない形となりました。やはりリクルートはすごいなぁと思います。人材派遣の売り上げ規模としては世界第5位みたいです。


【ホームズに対するコメント】


SUUMOと言う圧倒的強者がいる中で、安定した経営と投資に回せるキャッシュの大沢目を見張るものだと思います。総資産回転率が1未満なのでまだまだ投資の余地はあるのではないかと思いました。顧客増加率が101%だったのは家手が必要なのではないかと思いました。(まぁ不動産会社が入り切った感もありますが、、、)

そんな感じでまとめてみました!
より細かい指標の分析や事業の詳細を見たい場合は各社のIR等があるのでよかったら見てみてください。


リクルートIR

コーヒを奢ってみる