アリストテレスの反論テクニック
「反論の技術」という本を読みました。
その中にかの有名なアリストテレスの「弁論術」のポイントがまとめてあったのでメモをしておきます。
「弁論術」とはレトリックや詭弁についての古典らしく、
論理学を学ぶ人の必読書のようなポジションみたいです。
*わたしも読もうかしら、、、
その中から、アリストテレスの反論テクニックをまとめておきました。
<反論テクニックbyアリストテレス>
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①反対から
例)人間が嘘をついて信頼を得ると言う事は君も反対の場合も認めなければいけない信頼は嘘だと言うことを
相手のA=B の主張に対して、 B=Aならば〇〇 と返すテクニックです。
②相関的なもの
例)君たちが麻薬を売ることを恥ずかしく思わないならば私も買うことを恥としない
A→Bならば〇〇 な主張に対して、B→Aだから〇〇と返す感じですかね。
③より多く&より少なく
例)家族を批判するなら隣人も批判する
類似しているものに対して同じような主張をぶつける感じですね。
④定義
あなたが神を認めるなら悪魔も認めることになる
同じようなポジションを反論するのに使えそうですね。
⑤帰納
例)もし他の人の世話をしたくないのであれば自分の世話を頼むな
例題通りで、要は自分がしたくないことは相手もしたくないですよね?みたいな感じですかね。
⑥それ(原因)によって起きる
例)賢くなるべきだから教育を受けるべきである。
例②)妬みを受けるべきでないから教育を受けるべきではない
主張に対して、違う要因をぶつけることで反論するテクニックですね。
⑦対応関係
例)もし大柄な子供大人とみなすならば、小柄の大人は子供だと決めなければならない。
相手の主張と根拠に矛盾を感じたら、根拠と主張を逆に考えて 反論してみるとすぐに使えそうですね。
⑧可能と実際のすり替え
例)君はあなたを尊敬するから選んだのではなく自分の同伴者は自分より劣ってものであるようにと言う選んだ
これも、ちゃっかりすり替えるといいかんじですね。
⑨相手の矛盾
例)彼は私が議論好きだと言うが、私はいつでも議論を起こしたことを証明できない。
相手の主張に対して、「それは証明できるのかどうか?」を確認するだけでも効果がありそうですね。
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そんな感じでまとめてみました。
人間のコミュニケーションとしてけっこう大事なところだと思うので引き続き知識を深めていきたいと思います〜
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