見出し画像

20/02/09 大学図書館展示 ありがとうございました

約一ヶ月にわたりました、東京工芸大学中野図書館での作品展示。
先日、2/6(木)をもちまして終了し、
搬出を終えました。
みなさま、ありがとうございました。

↑の写真の台の上、左側に映っているのが、
表紙イラストを担当した、2020年版中野図書館報です。
この発行にあわせて、今回の展示を行う運びとなりました。

図書館で、本をみたり、資料を探したり、
学生の頃からよく刺激をもらっていたことが、
いまの自分に、たしかにつながっていると思っているので、
そういう経験をしてきた場所で、何年かの時を経て、絵をみていただける機会をいただけたことが、
なにやらとても感慨深いものでした。

その経てきた時間のあいだに、絵の仕事をできる人間に一応なれたことがうれしいので、
今回はオリジナルとともに、挿絵の仕事の原画をもっていきました。
挿絵はデータでおさめているので、原画はあまり人目にふれることがないのです。
モノクロで掲載でも、原画は差し色を入れたり、物語の雰囲気によって色味を変えたりするのですが、
そのことも基本的に原画をみている人、つまり自分しか知りません。
今回、日の目を見せることができたかもしれず、こっそりとうれしく思っています。

学生時代より前も後も、大学の図書館以外にも、
図書館や本というものとのかかわりがなければ、今の絵も描けていないし、仕事もできていないと、思い当たる節がいくつもあり、
一方的ながら恩義を感じているわけです。
そういう場での展示というのが、本当にうれしかった。

会期中はときどき図書館にお邪魔して、
というのも、こういう機会だと母校の図書館に入りやすいので、
ここぞとばかり本を読んだり、資料を複写したりしておりました。
同じ図書館なのに、学生時代とは資料も、自分自身の目線も変わっていて、
昔は見つけられなかった資料が見つけられたり、昔は興味が湧かなかったものに興味が湧いたり。とても楽しかったです。
伺うたびに閲覧していた『円山應擧研究』をア●ゾンでみたらウン万円だったのでひっくり返りました。私のようなペーペーでも図書館ならこういう資料にふれられるんだからありがたいものだ。
あと打ち合わせの日に『情熱のペンギンごはん』読んでたことは内緒にしてください。
閑話休題。

学内で目をとめてくださったかたがた、
学内からも学外からも、わざわざお運びくださったかたがた、
お世話になった図書館のかたがた、ありがとうございます。
また、母校によい報告ができるように、精進します。