見出し画像

【VCMV】声優さんとして案件を取る為の演技力って?

先日よりVCMVの告知をTwitterで出すようになりました。
実はVCMVの運営をやっています、八神颯です。

今回の話題は、VCMVに声優登録依頼を頂戴する際の
「選定手法」について共有をしたいと思った次第です。
というのも「声優さんとしてお仕事を請けたい」と思ってくれている方に対してお断りのご連絡を入れるのってめちゃくちゃ胸が痛くて。
なので、その気持ちを吐露したいと思った次第です。

まずVCMVには既に20名近くの声優さんが登録されています。
そうなってくるとポイントは「同じ椅子を取り合おうとすると結構えげつない殴り合いになる」という事です。
出来る限り仕事としては様々な人に割り当てたいと思っている訳ですが、それにしても声優のお仕事は「クライアントあって」のお仕事なので、
「我々の気持ちだけ」で仕事を通す訳には行かないんですよね。

そうなった時に、当たり前ですが「良い作品になるであろう人」を充てなくてはなりません。
となった時に
「演技力の幅」が音源から受け取れるかというのは非常に重用な事項であると考えています。

例えば抑揚であったり、発声の仕方もそうですよね。

例えばナレーションの案件がある。
といってもナレーションの案件は本当に様々で
・重厚なナレーション
・親近感を覚えさせるナレーション
・会社の代弁をしてくれるナレーション
と様々なナレーションがあり、クライアントごとに要求されるナレーションも異なる訳です。
このどれかにしっかりとハマらないと行けない訳ですよね。

演技力の幅というのは表現力という意味もあるかもしれませんが
【クライアントが求める理想像にどれだけ寄せられるか】という
技量でもある訳です。

この可能性が感じられない方を取ってしまってもきっとお仕事が割り振れない。でも登録をしてくれたからには、いつか案件が回してもらえるんだ!
と思うだろう。と感じた際に「そうなるぐらいであれば、この時点で断念する方が双方にとって幸せである」という判断の上の元、お断りをさせて頂いております。

声という仕事は案件が発生した時点で「こういう声が欲しい」という事を先方が求めていて、そこにハマれた人が案件を獲得出来ます。
逆に言えばそういう声が出せない限り案件にはハマれません。

通常のボイスコなどの活動であれば
「こういうタイプの人が足りない」という不足している椅子に座れるので、
配役をもらえることがありますが、お仕事の場合は
「限り無くこうであって欲しい」という理想系の椅子に対して椅子取りゲームを行う事になる訳ですよね。

それを理解しながら演技を考える。
そして出来る限りそれを声に出して演技をする。
という事がとても重要であり大切であると考えます。
是非とも、意識をしながらのご対応やご応募を頂けて、
一緒にお仕事が出来たら嬉しいなぁと思っております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?