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「本当の意味で」はたらくを自由にするために心の声を聞こう。

こんにちは、えのもとです。
僕は個人のミッションを掲げて、現在5社ほどでパラレルワークをしております。

自分の中で、今回のテーマの「#はたらくを自由に」で考えると、正社員一本で働いていた時代と比べて、比較的今は実践ができている方です。
(僕のミッションについてはこちらをご覧ください)

働き方改革が叫ばれる中で、「はたらくを自由に」という意味が表面的な意味で広まっている気がしています。そこで僕の考えをまとめたいと思います。

「本当の意味で」はたらくを自由にするとはどういうことか

「#はたらくを自由に」ということを考える上で、まず「自由」ってなんだろう?ということを考えてみたいと思います。

自由にはたらくと言うと、
「世界一周しながら働いています」
「海外移住して仕事中です」
「フルフレックス・リモートワークの職場」
などというセリフをよく聞きます。

しかし、私はそれは一般的な意味で「束縛」とされているものが外されているだけの状態である、と考えています。

そのため、それが自由なのか?と問われると必ずしもそうではなく、ある種ファッション的な自由なのだと思います。

エーリッヒ・フロムは「自由からの逃走」でこう書きました。

近代人は自由の重荷からのがれて新しい依存と従属を求めるか、あるいは人間の独自性と個性にもとづいた積極的な自由の完全な実現に進むかの二者択一に迫られる。

先ほどの「世界一周~」は、フロムの言う「近代人は自由の重荷からのがれて新しい依存と従属を求める」に該当します。

一方で、僕は後者の「積極的な自由の完全な実現」に向かうことこそが「はたらくを『本当の意味で』自由にする」のでは?と考えております。

つまり、「本当の自由」を得るためには「人間の独自性や個性」、つまり自分を知ることが必要です。

僕自身、普段から自由な服装で働いていますし、髪も染めていたり、時間や場所にとらわれず、その時々で最適だと思う働き方をしています。しかし、それはあくまで条件であり、それが自由か?と言われると疑問です。

本当の自由とは
「自分のミッションに従って、自分がこれだ!と思ったコンセプトに沿って生きること」
であり、それが必ずしも「リモートワーク」や「フルフレックス」につながるわけではないと考えています。

自分を知るために心の声を聞くこと

僕の経験から「本当の自由」のためには、自分を知ることが大事だと考えています。自分を知るためにはいろいろなやり方がありますが、「心の声を聞くこと」が最善の方法だと思っています。

そもそも「自分」という概念自体が曖昧で掴みどころがありません。また、自分の「ミッション」や「強み」も、抽象的で言葉にしないとふわっとしてしまいます。

さらに、「自分」を見つけようとして考え続けても「自分探し」で終わってしまい、結果満足の行くような「自分」を知ることはできないと思います。

そこで、僕は言葉にできなくても自分の心の声に従って、まずはいろいろ試行錯誤してみることをおすすめしています。

試行錯誤を繰り返していく内に、自分の中で自分ルールも蓄積されていきますし、自然と「点が線に」なって自分のやりたいことが見えてくると考えています。

自分自身も、初めから自分のミッションを言語化できていたわけではありません。

例えば、世間的には次のようなことが言われがちです。
「石の上にも三年」
「転職回数が多いと不利になる」
「逃げの転職は何度も繰り返す」

しかし僕は、世間的に言われている言葉でなく、自分の心の声を信じて転職や複業を経験してきました(転職は4回しました)。

とても不安なことですが、それでも自分を信じることが重要です。

新規事業で成功するために、プロダクトをいろいろ検証していく手法がありますが(リーンスタートアップという手法)、自分のキャリアをプロダクトと捉えてピボット(方向転換)させていく感覚に近いです。

心の声を聞く方法

最後に、心の声を聞くために自分が実践してよかったtipsを紹介したいと思います。

■座禅・瞑想
考えない時間や自分と対話する時間を作ることで、僕は「自分」というものがかなり見えてきました。雑音がなくなり、重要なものに集中していくイメージです。僕はこちらのアプリで毎日7分ほど座禅の時間を作っています。

■無意識の固定観念を外す
NLPを勉強したり、コーチングなどを受けたりすることで、自分の無意識の固定観念が見えてきて、それを取り外すことができます。

僕はひと通りのNLPのスクールを体験してみましたが、こちらのスクールが一番いいなと思いました。

コーチングを受けるなら、mentoというサービスもおすすめです。

■振り返り日記をつける
自分の1日を振り返り、「○,△,×」の三段階で簡単に評価して、評価した理由を考えて内省する時間を設けるのも、自己認識を正確なものにする上で有効です。

自分が良いと思うことや悪いと思うことを客観的に見て、その時その時で一喜一憂するのではなく、すごく嬉しいことやすごく嫌なことが起きたときほど、自分が学習するチャンスと捉えるようになります。

さいごに

最初にも話したように僕は「人間回帰」というミッションベースでパラレルワークをしており、自分の軸が明確になったことでとても自由に生きることができているなと心から感じています。

なぜ自由に生きることができているかと言うと、僕自身、過去にいろいろな失敗もしましたが、心の声だけを信じてキャリアを試行錯誤してきたからだと思います。

今は「人間回帰」というミッションのもと、一人でも多くの人が人間らしく自分の軸を持ってイキイキと生きてほしい!と思ったので、今回freeeさんとのコラボ企画を通して、前から話しておきたかった内容をまとめました。

僕自身の仕事の話をしますと、企業のミッション・ビジョンなどのCI(コーポレートアイデンティティ)を言語化する仕事もしていまして、友人から個人のCI(PI:パーソナルアイデンティティ)の言語化を依頼されたりするので、個人が自分のミッション・ビジョンを見つけるための支援をおこなう活動も始めようかと考えております。

興味がある方はこちらをご覧ください。

この記事を読んでくれた一人でも多くの人が、自分らしさを考え直し、イキイキと人間らしく働けるようになることを心から願ってます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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