美しい日々
3か月前の
恋の記憶が
自分の心の奥底で
硬い殻に包まれて鍵をかけられているのを発見した
美しい日々と、肉体が幽霊のようだった数ヶ月の虚しさを回想する
もう戻りたいとは思わない、日々
気持ちが死ぬのを待っていたのに
動かなくなってしまったそれを目の前にして
立ち尽くしている
自分の肉にもうすっかり取り込まれてしまった珊瑚の指輪を
土に埋める勇気もないまま
パズルのピース最後だけ足りない
この世界を神様が作ったのなら
そんなヘマはやらかさないのに
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