yentaがつくりだす偶発的な出会い 〜視野と選択肢が広がる、人との対話~
yenta を利用して、多くの人との出会い、つながりを持たれた虎ノ門総合法律事務所の宮澤 真志さん。宮澤さんの出会いがどんなものだったのか、お聞きするなかで見えてきたのは、yenta がつくりだす偶発的な人の出会いでした。
弁護士経験が 3 年経ち、会社の外で活動したい
イェンタさん:
宮澤さんの自己紹介をお願いします。
宮澤さん:
弁護士の宮澤と申します。虎ノ門総合法律事務所に勤務しております。弊社は著作権をはじめとした知的財産を中心に、企業法務一般と個人の相談も一部取り扱っております。
イェンタさん:
yenta はいつから使われましたか?
宮澤さん:
2019 年から使い始めました。Facebook の広告が目に留まったことがきっかけです。アトラエは弊社の顧問先で、会社名をよく存じ上げておりました。アトラエが提供されているサービスなので、使ってみようと思いました。
また使い始めた背景としては、弁護士になって 3 年経ち、事務所の外に出て活動してみようと思い始めていました。名刺交換会などの交流会に参加したこともありましたが、一言添えて名刺をお渡しすることが限界で、お互いを知るということはできませんでした。yenta は相対でお話できるので、いいなと思いました。
イェンタさん:
宮澤さんは、なぜ弁護士を目指されたのですか?
宮澤さん:
学生時代に、社会の課題解決に弁護士は重要な存在だと感じたことがきっかけです。当時、僕は社会学部で社会問題を勉強していましたが、様々な場面で弁護士が登場していました。弁護士なら社会の仕組みや事実関係なども知れて、解決に携われると思いました。
イェンタさん:
yenta を始められた背景が「相対でお話したい」とのことでしたが、課題感があったのですか?
宮澤さん:
信頼されて仕事をしたいという意識があり、そのためにはプロフェッショナルとして尊敬されることと、ビジネスを理解していると共感できることが重要だと思います。弁護士の知識やスキルは本業から学び、事実や認識を共有して共感をするには、人からお話を聞いて自身の知見を広げることが重要だと思いました。
イェンタさん:
弁護士のキャリアや業界について、教えてください。
宮澤さん:
弁護士のキャリア形成としては、5 〜 10 年程のひとつの事務所に勤めあげて、1 人もしくは複数人で独立することが多いパターンです。勤務弁護士は、事務所の仕事と自身で獲得した個人の相談や刑事弁護をします。僕は 3 年経ち、少しずつ自分の仕事も増やして行きたいと考えている時期でした。
業界としては、仕事が少なくなったといわれています。背景としては、弁護士は増えたが、仕事が増えなかったからだと思います。中国やアメリカのように弁護士が必要な場面がより増えると予想し、弁護士の合格者が増えましたが、日本人は裁判などに抵抗があり、予想通りになりませんでした。昔の弁護士の合格人数は 500 人ほどでしたが、多い時は 2,000 人が合格していました。
相対で話すことで、課題感や背景、未来の話が聞ける
イェンタさん:
印象に残っている方はいらっしゃいますか。
宮澤さん:
社会課題に意識がある方は印象に残っていますし、お会いしたいと思っていました。その中で少年院に入った経験のある方とお会いしました。彼自身はとても優秀なのですが、一般企業への就職は難しかった経験があり、今は少年院に入っていた方の復職や社会復帰の支援事業を始めようとされています。僕も少年事件を経験して、社会復帰への道のりは厳しいと感じました。
またスポーツメーカーの方も印象的で、彼は有名なアスリートをお呼びしてビジネスや社会経験を話すイベントを、学校と連携して開催されています。子ども達に教育、スポーツを通じてキャリアを考える必要性を伝え、子どもたちは社会を知り、選択肢を広げることができます。
少年院にいた人もアスリートも、勉強ばかりしてきた人も、自分が見えている世界で頑張り続けていて、ひとつの世界しか見ていない本質は同じです。視野や行動を広げるための支援、教育は重要ですし、そのような課題解決する民間企業を手助けしたいと思っています。
イェンタさん:
yenta で人と会ってお話をするのと、弁護士さんが相談を受けるのも似ていますか?
宮澤さん:
課題をヒアリングする点では、似ていると思います。ただ他方で、直近に課題を感じられておらず、今後やりたいこと、想いをお聞きできるのは違う点だと思います。
“弁護士になる” から “スキルを使ってどうありたいか” へ
イェンタさん:
もともとお持ちだった課題への解決に yenta は役立ちましたか?
宮澤さん:
お会いした方から教えていただいたことを、現場でのコミュニケーションに使うことができたり、本業の方でも役立っています。
他にも法律だけを見てると生まれない突拍子もない疑問を頂き、勉強になりました。新規ビジネスを考えている方から、肖像権について質問をいただきました。AI で人の顔を作った時、個々のパーツは違う人のものを使いますが、肖像権は誰に帰属するのか聞いていただきました。
弁護士の仕事も AI が担える範囲はあると思いますが、新しいことを考えたり、新しい基準や解釈で判断することは人の仕事だと思います。人が制度の趣旨を、立法も含めて評価することは弁護士が存在する意義だと感じます。
イェンタさん:
弁護士さんが過去の事例から法律を判断する役割から、ビジネスを再構築するところに変わっていくのかもしれませんね。同業の方にもお会いされたことはありますか?
宮澤さん:
はい。弁護士の先輩で書籍を発売されている方とお会いし、実力に圧倒されました。その方は弁護士になる前から経営者のお話を聞き、ご自身の専門を知財戦略と決められていました。大企業は知財部など部門が管理していて、経営者レベルで戦略が考えられてないことが多いです。一方、スタートアップは開発者が代表で、知財が経営戦略と紐づいてるため、スタートアップを支援する方針を 20 歳の時に考えられたお話を聞き、とても刺激になりました。
イェンタさん:
今後どんな目的で yenta を使われる予定ですか?
宮澤さん:
今後はやりたいことを見つけるために使っていきたいです。もともと弁護士になる目的はありましたが、弁護士というスキルを使ってどうありたいか、その先を人と会う中で見つけていきたいです。
イェンタさん:
相手から質問をいただいて答えようとした時に、頭が整理されますよね。
宮澤さん:
よく弁護士を目指したきっかけを聞いていただけますが、振り返るきっかけになって、自分を見つめなおす機会になります。
イェンタさん:
yenta ならではの良さはありますか?
宮澤さん:
審査制で人的な担保がされている、マッチングした人と相対でお話ができるのは yenta ならではの良さだと思います。
例えば SNS でご連絡をいただくとなると、営業されているように感じられ人的担保が難しい場合があります。 yenta はプロフィールもしっかり書かれいるため、相手を知ることができますし、マッチングの形式をとることでお互いに興味があるところからスタートできます。
イェンタさん:
最後にまだ使ってない人へメッセージをお願いします。
宮澤さん:
弁護士で営業を検討されてる方は、名刺配りよりも深く話せる yenta は相性がいいと思います。またビジネス的な交流を求めていない方でも、知見を広げたり、現場の課題感がわかる有用なツールだとおすすめできます。
宮澤さんの yenta の使い方
これまでのマッチング数、興味ありされている人数
宮澤さん
yenta はどのような目的で使っていますか?
宮澤さん:
今は弁護士 4 年目で本業に力を入れようと思っています。事務所の仕事しながら、合間でお会いしたいと思っています。
どのような人を右スワイプ (マッチングしたい) しますか?どれくらいの確率で右スワイプしますか?
宮澤さん:
90 〜 100 %の割合で右スワイプしています。
多い時はどれくらいの人に yenta で会いますか?
宮澤さん:
週 2 〜 3 人、月 10 人程お会いしていました。昨年は大変活用させて頂いていて、「宮澤外出が多い」と周りに言われるほど、頻度高く使わせていただいていました (笑)。
マッチングした後はどのようなアクションをしてますか?
宮澤さん:
基本、連絡をお待ちしています。ビジネスで相性が良さそうな企業経営者や他士業の方とマッチングした時は、メッセージをしてます。
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yenta について
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