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yenta がつくりだす偶発的な出会い 〜満足度が倍になり、喜びが連鎖する yenta で広がる可能性~

yenta を利用して、多くの人との出会い、つながりを持たれた千代田区議会議員の鵜飼 友義さん。鵜飼さんの出会いがどのようなものだったのか、お聞きするなかで見えてきたのは、yenta がつくりだす偶発的な人の出会いでした。

見返りを求めない価値提供がもたらすもの

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イェンタさん:
鵜飼さんの自己紹介をお願いします。

鵜飼さん:
神田で生まれて小学生まで過ごし、明治大学付属の中学校へ入学後、そのまま明治大学まで進みました。ファーストキャリアは人材派遣の会社で 20 年勤め、42 歳の時に家業である築地の海苔屋が厳しい状態だったので、立て直しに注力しました。その時に築地場外のまちづくりに参加し、町会行事や子ども向けのイベントを催しました。街のことに関わっていたので、行政や地元議員と関わることも多かったです。区議会議員の大先輩から後継として行政へ携わってほしいとお声がかかり、50 歳過ぎで千代田区議会議員へ立候補しました。初挑戦で初当選し、議員としての活動は 2020 年 5 月で 1 年経ちました。

イェンタさん:
yenta はいつから使われましたか?

鵜飼さん:
yenta がローンチされて半年後くらいに、Facebook で広告をみました。当時は yenta 以外にもマッチングサービスが増えていて、人との出会いもアプリが接点になる時代変化を感じ、自分もサービスを試したいと思いました。また yenta は審査制ですので、サービスから自分がどのように評価されるのか知りたい気持ちもありました。

イェンタさん:
お会いしたい人のイメージはありましたか?

鵜飼さん:
使い始めた時は若い方とお会いしたかったです。若い人が yenta というサービスや、出会いに何を求めているのかを知りたかったです。実際に yenta でお会いした若い方は、変わったご経験をされている方が多く、そのキャリアを選ぶ理由など新しい価値観を知る可能性を yenta には感じました。

イェンタさん:
yenta を通して、記憶に残っている方はいらっしゃいますか?

鵜飼さん:
ニュービジネスを考えている方のお話はおもしろかったですね。トレーラーホテルに変化を与えようとされている方や、ファクタリングを気軽に使えるサービスを考えている方は印象に残っています。これから事業を立ち上げようとしている方のお話は、yenta のようなきっかけがないと、なかなか聞けないお話だと思います。

イェンタさん:
印象的な出来事はありましたか?

鵜飼さん:
営業の一部をお手伝いしたこともあります。相手の課題を聞いていると、つながると面白そうな企業が思い浮かびました。僕はその企業の方と直接の知り合いではありませんが、ツテをたどればつながれる期待があり、ビジネスのきっかけになったら良いなと思い、行動してみました。結果的につながりは作れませんでしたが、相手に報告した時に「そこまでしてくれたのですか」と、驚かれながら喜んでいただくことができました。

イェンタさん:
なぜその方の課題を解決しようと思われたのですか?鵜飼さんにとって直接的な利益が得られないこともあると思います。

鵜飼さん:
人に親切にする時、見返りを得ることを目的に価値を提供すると、そこには結果に対する責任が生まれます。特に人をつなぐことでは、つながり先のお考えもありますので、結果を保証することは難しいと思います。お互いに見返りを求めずに人を紹介したり、情報提供をする方が、責任を伴わずに価値を気軽に提供できて、その方がお互いに可能性が広がりやすいと思います。僕自身も、得られるか分からないものを追いかけて達成感無く終わることと、僕も達成感があって相手も喜ぶこととでは、心の充足感が違います。その充足感が僕にとっての得ですし、その人が他の誰かに価値を提供したり、私に対して返してくれたら、もっとありがたいですよね。短期的な利益を求めるよりも、関係性を作って、後に機会が増える方がもっと可能性が広がる気がします。


「何をするか、誰と仕事するか」より、「どんな感性と共鳴するか」

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鵜飼さん:
お金になることから話を始めると、その傍で見逃している価値があり、お互いが共鳴するポイントや新しく生み出されるサービスの種などを見逃してしまう可能性があります。花も開かず、世知辛く終わるのはもったいないです。普段のビジネス活動の中ではそういった視野の狭い会話をしてしまいがちですが、yenta を通じて自分が貢献できる機会が目の前に作られたので、何かひとつ形になれば yenta というアプリの効果を感じることができます。

イェンタさん:
新しい人達との出会いによって貢献できるチャンスが増える感覚を yenta でお持ちいただいてますが、普段の生活では無いんでしょうか?

鵜飼さん:
意外と少ないですね。自分自身の価値というのは、自分で価値を決めたり見せ方を工夫するセルフブランディングで作る場合も多いですが、自己評価では自分の価値を見逃したり、低く見積もってしまうこともあります。yenta でお会いした方の課題をお聞きして応えることは、自分の価値を教えてもらえるすごく貴重な機会だと思います。自分にとっては当たり前なことでも、相手にとっては初めての経験ということはよくあることだと思います。皆、大なり小なり持っているはずなんです。

イェンタさん:
相手がいることで、初めて意味ができることもありますよね。

鵜飼さん:
「何をするかより、誰と仕事するか」という表現もありますが、僕はその人のどんなの感性と共鳴するかが一番だと思います。いろんな種類の話をしないと、共鳴ポイントはなかなか見つかりません。お金の話だけで共鳴できなかった人が、お金以外の話をすることで共通の経験が見つかって、共鳴できることがあります。本当は共鳴できる相手だったのに、共鳴できずに終わってしまうことは機会損失です。人の本質は素の状態でなければ出てきません。yenta で人とお会いしてお話することは、どんどん自分を出し切る機会だと思いますし、会話の質も磨かれると思います。

イェンタさん:
実際に yenta をお使いいただいて、いかがでしたか?

鵜飼さん:
yenta は「お酒無しで呑みに行こうぜ」という感覚ですね。昼間にお会いするのでお酒は飲みませんし、酔っ払って寝たり、忘れてしまうことはありません。yenta はたまたま出会った人とゆっくり話すきっかけ作りになります。

yenta 以外にもいろんな交流会に行ったこともありますが、結果的に 1 年間で Facebook の友達が 1,000 人増えました。今後も共鳴ポイントはどんなところにあって、気の合う人が次にいつ現れるんだろうワクワクしますね。

イェンタさん:
最後にまだ使ってない人へメッセージをお願いします。

鵜飼さん:
yenta でお会いした方と何も生まれない時も正直ありますが、そのことを体験するのも大事だと思います。何かが生まれることと生まれないことの、両極端を経験することで、人との出会いから生まれるものを体型立てて知ることができます。

役に立った、貢献できたという喜びがある時は、相手の役にも立なっていますし、喜んでる様を見ると更に自分が喜べると思うんです。満足度の倍掛けという体験をどんどんしてほしいですね。

お互いに何かを気づいたり、相手が挑戦していることを目の当たりに接することもでき、とてもエキサイティングな体験だと思いますね。


鵜飼さんの yenta の使い方

これまでのマッチング数、興味ありされている人数

鵜飼さん

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yenta はどのような目的で使っていますか?

鵜飼さん:
使い始めた時は若い人の価値観を知りたいと思っていました。今は yenta を通じて出会った方の課題を聞くことで、自分が役に立つ体験をして、今後の可能性が広がると良いと思っています。

どのような人を右スワイプ (マッチングしたい) しますか?どれくらいの確率で右スワイプしますか?

鵜飼さん:
使い始めた時は時間をかけて会う人を選んでみよう思い、興味ありは 7 割程でした。8 人目にお会いした方が全部右にスワイプしていると仰られていて、自分で選んでいたら自分の価値判断が介入し、テクノロジーによる新しい出会いではないと考えました。AI は全てを右スワイプする行動をどのように捉えるんだろうと疑問に思い、全部右にしてみました。メッセージをやり取りしていると、結局自己判断で会う会わないを決めることになるので、今は全て右スワイプするようになりました。

多い時はどれくらいの人に yenta で会いますか?

鵜飼さん:
一番お会いしていた時は、ほとんど毎日ですね。月に 20 人程だと思います。

マッチングした後はどのようなアクションをしてますか?

鵜飼さん:
お会いする場所を築地で提案していました。築地は皆さんが知ってるけど訪れたことがない場所だと思います。若い人へのアンケート調査で、「築地は知っているが行ったことがない」割合が 96 %という結果が出たこともありました。築地を知ってもらえたら良いなと思い、プロフィール文にも築地で話しませんかと記載しています。午前 10 時ぐらいに待ち合わせをして、築地の街を歩いて紹介しながら、お話しています。

yenta の改善点

鵜飼さん:
マッチングした後にどちらかがメッセージを送らないと始まらないので、何かきっかけがあればいいと思います。メッセージのやり取りのキーワードを拾って、「1  年前にそんな会話から始まりました」と通知してくれてもいいかもしれないです。連絡が途絶えてしまった人とも連絡するきっかけになりますよね。

鵜飼さんのストーリーに関するリンク

yenta について





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