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子どもは未来の光。そして、もと子どもだった私たちも同様なんだよね

昔、息子がまだ小さかった頃、いつも私の足下で「だっこ!」と言って両手を広げ、だっこをせがんでいました。

普段は何も考えずにだっこしていたけれど、ある時息子の言葉にならない心の声に気がついた瞬間がありました。

それは、「お母さんが辛そうだから、僕がだっこしてあげる。」というものでした。

もちろん、息子がそんな言葉を直接私に話した訳ではありません。

息子が言った言葉は相変わらず「だっこ!」だけです。

でもなぜかその時は、息子の言葉にならない心が、まるでテレパシーのようにダイレクトに私の心に入ってきたのです。

そして私は、子どもというのは大人の言葉や、事情や、いろんなややこしいことも、全部分かってるということを思い知らされました。

子どもは大人のように自由に言葉を操って話すことができません。

ただそれだけなのです。

まだ表現力を持たないだけ。

アウトプットの手段を持たないだけで、決して大人より劣った存在ではなく、大人と同様に物事を感じ取る感受性をすでに持っているのだということを、改めて実感させられた瞬間でした。


先日友人と話していて、ふとこの出来事を思い出しました。

そしてまた、新たなことに気づかされました。


子どもは未来の光。

無限の可能性を持って、生まれてきた存在。

キラキラした天使のような存在。

そしてそれは、かつて子どもだった私たちも同じ今でもその本質は変らない。

大人になった私たちは、どんな考えを持ち、何を選び、どう生きようとまったく自由だ。

だけど、一つだけ忘れてはいけないことがある。

それは、私たちは今も変わらず光り輝く天使のような存在であるということ。

そのことを、忘れてしまっている瞬間があってもいい。

だけど、何度でも何度でも、思い出せばいい。

私たちの本質は、この世に生きている限り変ることはないから。

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