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強制的に引っ越すことになった。

強制的に引っ越すことになった。タイトルの通り。
かなりめんどくさい。嫌だ嫌だ嫌だ〜〜〜!!

誰か代わりに手続きやってくれ〜〜〜〜!!!!ギャー!!!!

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経緯を簡単に話すと

ある日、キッチンの下の床が濡れてるのを発見した。あれ?水こぼしたかな?と不思議に思ってたが、日に日に濡れが広がっていく。
いつのまにか50cm四方くらい濡れている。これは明らかにおかしい。腐って床が抜けてしまいそうだ。

不動産に連絡すると、営業の男性はそんなに驚いてない。ここでもアレ?と思った。
数時間後、ドアをノックされ、シンガーのSIRUP似の営業が笑顔で訪ねてきた。

↑SIRUPの参考画像

「すみません〜!実はこの物件…他の部屋でも同じ話が出てまして…

いわく、1Fの部屋の床下に現在使われてない謎の水道管が通っていて、いろんな部屋の下でその水道管が炸裂してるらしい。
他の部屋でも同様に水濡れが起き、床に穴を開ける必要があるため、順次引っ越しをしている。申し訳なさそうに話す内容は大体こんな感じだった。

この話を聞いた俺は内心こう思った。

め、めんどくせ〜〜〜〜〜〜!!!!

だが、不動産のSIRUPも大変である。休日返上でずっとこの件で動いてるらしい。
1部屋終わったら次の部屋の対応、また次の対応。
ちなみにSIRUPの代表曲のサビの歌詞は「まるでLoop Loop Loop」である(やかましい)

しかし、そのおかげと言っては何だけど、敷金全額返金、諸経費全負担で引越しできるらしい。
今は鼻歌混じりでSUUMOを眺めている。


池袋にこんな部屋を見つけた。

懲役?


3月の引っ越しシーズンのせいか、いい部屋が少ない。マジでとほほすぎる…。

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あと全然話は変わるけど、最近読んだ面白い本を紹介したい。

芸人、ピース又吉のエッセイ。
又吉の過去のエピソードの最後に、その話に関連した好きな本を紹介する、と言った趣向で、エピソードも1つ1つが短いので40個ぐらい入っている。

今や飛ぶ鳥を落とす勢いのEXIT兼近が若い時に、逮捕されて勾留中にこの本を読んで芸人を志したと知り、読みたくなった。

ピース又吉は暗そうなイメージがあったからどうなんだろうと読み始めてみたが…


思った3倍くらい暗い!すごい暗いなこの人!


たとえば、20歳くらいの時、死にそうな顔をしながら外を徘徊してたら、木からポロッと青い実が落ちたらしい。
又吉がその実を見ていたら、近くにいた知らない女の人もたまたま実が落ちてるのを見ていたらしい。

同じことに気づくなんて凄い!と思った又吉は突然死神のような顔で近づいて「ご飯行きませんか?お金はないですが…」と話しかけたという。

怖え〜!!!暗いな!!!!!!

初めは怯えられたが、女の人は『殺そうとしてるわけではない』と気づき、ご飯に行ってくれて、それから数年付き合ったらしい。
すごいな。

あと一つ、それってホントか?と思うエピソードが書いてあった。

又吉は太宰治が大好きで、東京に住む時太宰が昔住んでた三鷹に引っ越したらしい。

「太宰が住んでた街に住めるなんて」と喜んでいたが、その時たまたま読んだ太宰の本に『三鷹市下連雀1-〇〇に住んでいた』と書いてあったと。
そして、又吉が住んでた家は下連雀2-14だったと。

住んでた街どころじゃない!目と鼻の先だ!と又吉は太宰の家を探したが、見つからない。
何でだ?と思い図書館で昔の地図を見たら、


その地域は区画整理されていて、
下連雀1-〇〇は現在下連雀2-14
と書いてあった…。

又吉は太宰の住んでる街どころか、知らずに太宰の住んでた場所に住んでいたのだ。本当だったら凄すぎる。

それってマジ?とも思うけど、こんな話がたくさん載ってるので、よかったら読んでみてほしい。
暗いけど語り口が明るくて読みやすいので。

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本を読んでたら文章を書きたくなったので久しぶりにnoteを書いてみた。

さて物件でも探そう。部屋が水没する前に。

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