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爪噛み癖を治した方法

私は幼稚園生の頃から20年以上、ずーっと爪を噛み続けてきた。
それが25歳になった今年ついに治り、これはたぶん人生最大の成長だと思う。
おそらく今年の春くらいから一度も噛んでいない。

噛むのがやめられなかった頃

何も覚えてないが気がついたときにはもう爪を噛んでた。爪切りなんてほとんど使ったことがない。
小学生の頃は、よくないことと分かりつつもそこまで治す気はなかった。親には怒られてたな。
中高生になり、さすがに見た目を気にし始めたけど癖を治すのは難しい。
なんせずっと噛んでるから常に深爪で、少しでも伸びると居心地が悪かった。
大学生になり、当時の彼氏も爪を噛む癖があってそこで少し安心したのは覚えてる。
とはいえ、治したい気持ちは変わらずあった。薄付きのネイルを塗ってみたりしたが、我慢は数日しかできなかった。

デスクワークで改善の兆し

社会人になって、デスクワークを余儀なくされる。普段は周りの人に爪を見られないよう指を丸めて手を握っていたので、パソコンを打つのには抵抗があった。タイピングしてる指なんて誰も見てないけど、それにしても痛々しい爪は目立つし、何より私自身の視界に入るのが虚しい。
改めて、爪を噛まない決意をする。とはいえ、成功したのは小指と人差し指だけだった。
特に小指は小さい分伸びるのも早く、数日の我慢である程度の長さにはなってくれる。(それでも見苦しい状態ではあったけど、他の指と比べればマシ)
そして一旦人並みの長さになると、その嬉しさから多少のモチベーションが生まれた。
だんだん他の指も噛む頻度が減りつつ、それでもストレスがたまると噛んでしまって落ち込んで、を繰り返していた。

親指だけがやめられない

苦戦したのは親指。ラスボスだった。
あとの四本は耐えていても、どうしても親指だけ、とくに左の親指だけ伸びる前に噛んでしまっていた。
なんせ親指は伸びるのが遅く、そして爪が硬い分噛んでる感が強い。
噛まないぞと意気込んでも、結局もう片方の指で爪を剥がしたりしていた。
たぶん半年以上、親指だけやめられない状態が続いた。
夜寝る前に噛んでしまって、血が滲んで痛くて、半泣きで布団にいたのを覚えてる。

転機は人に爪を切ってもらうこと?

じゃあどうやって親指も伸ばせたのかというと、正直言って気が付いたら、という感じではある。
ただ考えてみると、確か今年の1,2月頃に、彼氏が私の爪切り係を名乗り出てくれた。私が頼んだんだっけ?どっちでもいいか。
本当にずっと爪を噛んできたから、爪切りは持っていないし、使い方もよくわからなかった。
毎週、彼氏が自前の爪切りで切ってくれて、歪な形なのに、噛まずにいたことを褒めてくれさえした。
いや結局惚気かーいという感じだけど、これが割とモチベーションになったような気もする。
親指も切ろうか?
いや、親指はこの前噛んじゃって…だから大丈夫。
という歯痒いやり取りも何度かした。

だんだん全部の指を伸ばせるようになり、長くなりそわそわしても、切ってもらおうと思うとあまり気にならなくなった。
そんなこんなで早数ヶ月乗り切った。

大学受験に合格してもそこまで喜べなかったが、この爪を噛む癖が治ったことは本当に嬉しいし良かったと思える。なんせ20年以上の付き合いだし。
今も爪の形はなんか変(白い部分が長すぎる気がする)だけど、そろそろネイルサロンにも行ってみたいなと思う。

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