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トマトが美味しいアマトリチャーナ。

夏になるとトマトをたっぷりと使ったパスタが無性に食べたくなります。
きっと爽やかな酸味を身体が欲しがっているのでしょう。

さて、今回作るのは「アマトリチャーナ」というパスタ。
イタリアの中部にある、ラツィオという州にある「アマトリーチェ(Amatrice)」というコムーネで生まれたパスタのソース。
つまり、アマトリーチェ風のパスタソースをアマトリチャーナ(Amatriciana)と呼ぶそうだ。

グアンチャーレ(豚の頬肉の塩漬け)と、チーズはペコリーノ・ロマーノ。
パスタはブカティーニを使うのが一般的なレシピなのだそうだ。

今回は簡単に手に入るベーコンとパルメザンチーズで代用して作ってみようと思う。パスタもブカティーニではなく、一般的なスパゲッティで。
勿論、食材に拘りをもって揃えてもいいのだけれど、これもまた美味しく出来るのだ。
アマトリチャーナ風とでも言えようか。

▶レシピ

▼材料(2人前)
・パスタ(スパゲッティーニ)……………………………160g
・ホールトマト(缶詰)………………………………………400g
・ベーコン…………………………………………………………60g
・玉ねぎ……………………………………………………………1/2個
・にんにく………………………………………………………1かけ(6g)
・赤唐辛子………………………………………………………1本
・オリーブオイル………………………………………………20ml
【A】
・黒胡椒………………………………………………………………適量
・イタリアンパセリ……………………………………………適量
・パルメザンチーズ……………………………………………適量

▶作り方

1) 玉ねぎは繊維に沿って薄切り、ベーコンは5mm幅で切ります。にんにくはみじん切りにして、赤唐辛子は中の種を取り除いておいてください。

2) 冷たい状態のフライパンにオリーブオイルとにんにくを加えます。フライパンを傾けて弱火でゆっくりと火入れします。
にんにくが狐色になったら、にんにくをフライパンから取り出します。

3) 唐辛子を加えて、弱火で焦げないようにオイルに辛味を移してにんにくと同様に取り出します。

4) フライパンにベーコンを加えて弱火で、脂身からしっかりと油を出すように炒めていきます。少し焦げ目がついたら玉ねぎを加えます。弱火でじっくりと玉ねぎがしんなりとして、甘くなるまで火を入れていきます。

5) フライパンにホールトマトを加えて、トマトをつぶしながら中火で煮ます。目安としては1~2分程度煮ます。これで、ソースは完成です。

6) パスタを袋の茹で時間の目安より、2分早めになるように茹でます。

7) パスタの茹で上がりにあわせてフライパンに火をつけて、パスタを加えます。弱めの中火で軽く沸騰させながら、ぐるぐると混ぜていきます。
※炒めて取り出していたにんにくと赤唐辛子はこの時点でお好みで戻して下さい。

8) 器に盛り付けて【A】をお好きな量、上に散らせば完成です。

▶おわりに

玉ねぎの甘みとトマトの酸味がとても美味しいのです。
トマトソースのパスタを食べたい口になっていた私を満たしてくれました。
とても好きなパスタのレシピです。

勿論、伝統的なアマトリチャーナでは玉ねぎを入れないだとか、前述した様々な違いはあるのだけれど。

私は料理の伝統的なレシピは大事だと思うが、料理はその土地で手に入る食材で作られていくことも大事だと思う今日この頃。
伝統的なレシピのアマトリチャーナは、いつかイタリアで食べてみたいのです。

いつか、イタリアの地に降り立ち、アマトリチャーナを食べている自分を想像しながらパスタをフォークに巻き付けては口に運ぶ。

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