見出し画像

プレゼンが相手に伝わらない人は、正確さよりもわかりやすさ重視にすれば解決する。

プレゼンが長いのにメッセージが伝わらない人ほど正確さにこだわりすぎ

話すこと自体に苦手意識があるわけではないけど、プレゼンテーションになると相手に伝わらなかったり、時間内にうまくおさまらないという人がけっこういます。そういう方はきっと「正確に伝えよう」とし過ぎているんだと思います。

私の経験上、プレゼンテーションで大切なのは正確さよりもわかりやすさです。

プレゼンテーションという限られた時間の中で相手に伝えるためには、枝葉末節の細かい部分を話すのではなく、幹となる伝えたいメッセージを理解してもらうことが大切です。だから、正確さよりもわかりやすさ重視です。

メインメッセージが正確に伝われば、あとは多少の誤差があってもOK

正確に伝えようとしてしまう方はまじめな方だと思います。

例えば、プレゼンテーション講座でよく出す話題にメラビアンの法則があります。ざっくり言えば「言葉のコミュニケーション以外にも表情などの非言語コミュニケーションが大切」ということですが、正確にはこの結論はちょっと強引なところもあります。

正確だけどやや面倒くさく説明するならば「人は言葉の意味、例えばありがとうやごめんなさいなどで感情情報を判断するのは数パーセントで、その言葉を発する口調などで感情情報を判断するのが約4割、約6割は相手の表情で怒っているか喜んでいるかなどの感情情報を判断しているという実験結果がある。」となります。

書いていて自分で何言ってるかわからなくなってきました。。。

正確な説明をしなくても、プレゼンテーション講座において「こわばった表情にならずにリラックスした表情を心がけましょう」というメッセージを伝えたいのであれば、「人は話しの内容を判断するときに言語情報は数パーセントしか使いませんが、表情などの視覚情報は約55%も使うといわれています。だか表情にも気をつかいましょう」くらいの話しでいいはずです。

まさに正確さよりもわかりやすさを重視しています。

なお、メラビアンの法則の正確な実験内容についてはこちらの記事がわかりやすかったのでご紹介します。


正確な情報は質疑応答にとっておく

正確に話さないと怖いという方もいます。おそらく、自分のプレゼンテーションに突っ込まれるのが怖いのでしょう。

そんな方は、プレゼンテーションは敢えてわかりやすさ重視にして、質疑応答の時に正確さ重視の話しをもってくればいいのです。

先ほど挙げたメラビアンの法則の例でいえば、仮に受講者の方から「そのメラビアンの法則の話、ちょっと違いますよね。」と言われたら、笑顔で「仰る通り!よくご存じですね!」と言えばいいだけです。

これは結構おススメのテクニックです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?