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優秀な人材が大手よりもスタートアップにいく理由

いわゆる優秀学生と言われる層の希望の就職先が大手企業からベンチャー企業になっているという話しは、ここ数年耳にする機会も増えてきました。

早期離職者へのインタビューでも、大手企業を辞めてスタートアップに転職する方と出会う機会が多いです。

なぜ、今の時代に大手よりもスタートアップなのか?

しかも、様々な企業から引く手あまたの優秀な人材ほど、スタートアップに行くのでしょうか?

キーワードは成長予感

早期離職の三大要因は「存在承認」「貢献実感」「成長予感」の3つです。

成長予感についてはこちらの記事でも書いています。

オンラインで重要性の高まる成長予感

成長予感のマネジメント

大手企業を辞めてスタートアップに転職する人の多くは成長予感不足で退職しています。
大手企業であれば役職がつくのは30歳前後、管理職になるのは40代以降というケースも多いでしょう。
一方で、スタートアップ企業では20代で管理職や役員になることもあります。

能力も志も高い人たちにとって自身の成長スピードは非常に重要です。
成長のスピードと言う観点で見たときに、スタートアップの方が魅力的にうつる傾向はあると思います。

貢献実感の視点も必要

また、貢献実感という面でも大企業は不利な立場です。
大企業であるがゆえに、ビジネスの全体像が見えにくく、自分の仕事が誰に貢献しているのかを実感しにくいのです。
ともすれば「自分一人いなくなったって」という気持ちにもなります。
仮に誰かが休むことになってもビジネスが回る体制は素晴らしいものである一方、
働く人たちが貢献実感を感じにくくなるという一面もあるのです。

あなたの職場にエネルギー感のある人はいますか?

出世のスピードと貢献実感以外にも大きな要因があります。

それは、働く人のエネルギー感です。
大手企業にも情熱を持って仕事に取り組んでいる方はたくさんいますが、中には仕事への情熱を失っている人がいるもの事実でしょう。ある意味で、働く目的がバラバラの人たちが集まっても成り立つのが大企業の強さでもあります。

一方でスタートアップ企業ではそんな生ぬるいことは言っていられません。
仕事に対して情熱的でエネルギー感の高い人たちが集まらないと、生き残れないからです。仕事に情熱を燃やしたいと思っている人にとって、どちらが魅力的かは明らかです。

とはいえ、大企業よりもスタートアップへという考えはまだまだ少数派だと思います。

多くの人にとっては大企業の方が魅力的とうつっていると思います。

大切なのは、大企業であってもスタートアップであっても、一緒に働きたいと思える人を採用し定着、活躍してもらうことです。

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こちらの記事はカイラボのメルマガVol.426(2021年9月22日発行)のコラムの内容を一部編集したものです。

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