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とにかく、速さがたいせつ

大竹です。
TBSの日曜日朝の番組、がっちりマンデーが大好きです。

毎週、色々な角度で会社の事業を説明してくれるし、とてもわかりやすい。自分の事業の参考になることも多いです。

調べてみたら、初回放送は2004年4月4日。
もう18年以上放送してるんですね。

先日の放送テーマは、「ビジネスで成功するスピードを極めた会社」だったのですが、私が一番ハッとさせられたのは、加藤浩次さんの冒頭のコメントでした。

「たくさんの経営者さんに会ってきたけど、みなさんおっしゃるのは、早い決断が大切だということ。決断が早ければ、間違っても軌道修正ができる。決断を引き延ばして、結局その判断が間違っていたっていうのが最悪だって。」

メモしたわけではありません。
表現は違っていると思いますが、こういう主旨のことを言ってたんですよね。

1年50回として、18年だと900回。
毎回、ひとりの経営者と話したとしても、900人ですよ。

その加藤氏が、決断のスピードを力説するというのは、それだけ早い決断を大切にしている人が多いということ。

皆さんの意思決定のスピードはいかがでしょうか?

正しい決断をするために情報を集めても、結局、判断の「質」が高まることは少ないです。事前の準備を否定するつもりはないですけど、集めきれないじゃないですか。

それよりも、すねに傷を作るつもりで動いて、痛い思いや失敗をして、正解にたどり着いたほうが、結果として早いと思うんですよ。大きい決断になるほど、未知のことが多いし、やってみたら「思ってたのと違う」ってなりがちです。

そりゃ、失敗なんて嬉しいわけがない。
なんでこんなことも分からなかったのかなって、思うこともあります。

私は今、財務コンサルタントとして、中小企業経営者の意思決定を数字の観点からサポートしています。大手企業を辞めたのはちょうど2年前。その時には、まったくこんな仕事をするなんて、想像もしていませんでした。

当時は、海外で数多くの中小企業を見てきて、バックオフィス業務が根本的にアウトソース(外注)される時代が日本に来るって思っていたんです。その事業に先鞭をつける会社を見つけたので、転職しました。

その読みは、当たっていたと思います。
2年前と比べると、経理業務のアウトソーシング業界は競争激化しています。

退職する時には、もっと業界のことを調べてから転職したほうがいい、とアドバイスしてくれた人もたくさんいました。でも、私は飛び込んだほうが早い気がしたんですよね。

当時はコロナ初年度で、人に会って情報収集することもできない。そもそも、ニッチな業界の情報なんて、取ろうとしても限界がある。

選んだ会社が、競争に勝てないかもしれない。情報収集をアドバイスしてくれた方は、転職するなら勝ち組に転職したほうがいいよ、と思ってくれたんだと思います。

でも、そんなのわからない。
感謝はするし、謙虚に助言は受け入れますけど、決めるのは自分です。

で、転職先が並行展開していた財務コンサルティングの仕事に魅了されました。今までやってきたことが、まさに結実する仕事だと確信しました。そして、独立。全く想定外。

まあ、棚からボタモチ、なんですけど。
動くほど、幸運に出会う確率って高まると思います。動かなければ、変化は起きません。

変化は、自分にネガティブなことも含みます。でも、どんな失敗も、死ななければ次が狙えます。

だから、変化を恐れず、決断を早めて、成功パターンをつかむ必要があると思うんですよね。

ちょうどこの前、こんな動画を見ました。メガネチェーンのOWNDAYSを経営されている、田中社長。地に足がついた、しっかりした発言が勉強になります。

変化を作るための方法。急に大きな変化を受け入れることはできないから、小さな変化を毎日の生活に取り込もうということ。参考になれば幸いです。


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