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ロマンス小説をもう一度

 今日、このようなツイートを見かけて、しょんぼりしてしまいました。

 ロマ本読みとして、二見書房さんには大変お世話になったのでした。
 私はこのようなロマンス小説と映画の感想ブログを、別名義でやっております。

 このブログは2008年に開設したのですが、ロマンス小説は2007年くらいから読み始めました。初めて載せたロマンス小説の感想も、二見さんのものでした。

 思えば開設当時、うつ病で体調最悪で、子供の頃からの趣味であり、仕事でもある読書ができない中、唯一読めたのがロマンス小説だったのでした。その魅力に取り憑かれてブログを立ち上げ、はや13年。1000冊以上のロマンス小説の感想を書いてきました。二見文庫の作品もたくさん載せております。

 私がブログを立ち上げた頃は、他にもたくさんこのような紹介ブログがあり、私はそれらを参考に本屋さん古本屋さん図書館を巡り、面白いロマンス小説を手に入れては読んでいました。最近はそういうブログを読んでいないのですが、どうなったのかな……。今でも続けている方がいらっしゃるのかしら。

 実感として、あの頃はロマンス小説のプチブームでした。知る人ぞ知るという感じではあったけれど、今よりもずっと熱かった。もっとこの小説の面白さを知らない人に広められたら、という思いがなかったとはいえない。ただ当時の私としては、広大なネットの片隅で好き勝手に感想を書き散らすしかなかった。読んでくれる人がいなくてもよかったとすら思っていたのでした。

 二見さんのツイートを見て、もう少し前に出るようにしてもよかったのかな、と思ったり──。ロマンス小説を知ってもらうための企画みたいなのもあったのですが、それもだいぶ前のお話なので、今は企画が消滅しているか、別方向に動いているか……。

 現在は再び体調が優れない時期に来ており……今回はロマンス小説も読めない、というていたらく──しかしなぜか金田一耕助シリーズだけは読める、という状況です。

 そのうちまた読書できるようになるだろうから、その時はまたロマンスの積ん読を崩そう、と思っていた矢先のお知らせにショックを受けてしまったのでした。

 二見書房さん、今までたくさんよいロマンス小説を出していただき、ありがとうございました。もちろん出版しないわけではないでしょうが、少なくなるのはとてもとても残念です。リンダ・ハワード、アイリス・ジョハンセン、スーザン・エリザベス・フィリップス、シャノン・マッケナ、ロレイン・ヒース、J・R・ウォード──二見さんで知った大好きな作家さんたちです。二見文庫で続きを読みたいものもたくさんありました。

 私も何かできないか、考えてみます。

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